【ヒーローインタビュー】内海雄介さん(29歳)ナンヤン理工大学(NBS)

ゆび矢印名前  :内海雄介さん
ゆび矢印年齢  :29歳
ゆび矢印勤務先 :日系コンサルティング会社
ゆび矢印出身地 :東京都
ゆび矢印進学校 :ナンヤン理工大学(シンガポール)(私費)

(MBA Lounge 川尻、以下川尻)内海さん、今日はよろしくお願いします。まず最初の質問ですが、内海さんはMBA留学前はどんなお仕事をしていましたか?

(内海雄介さん、以下内海さん)日系コンサルティング会社にてITコンサルタントとして働いておりました。主に、お客様のグローバル業務プロセスの改善、新規グローバルシステム導入のプロジェクトを担当しておりました。役割としては、プロジェクトのスケジュール・タスク管理、システムアーキテクチャの提案、システム要件定義・設計、各部署との調整等が主なものでした。

(川尻)なぜMBAを取得しようと思ったのですか?

(内海さん)このプロジェクトの中で、今の自分のスキルでは、グローバルビジネスの中でやっていくことはできても「勝ち抜く」ことはできない、と感じたのが最初のきっかけです。
当時は、主にアメリカ人、インド人、日本人で構成されるチームでシステム統合プロジェクトを担当しておりました。そこまで英語が話せるわけではなかったのですが、ディスカッションをリードする立場にあり、言語の壁、文化の違いからとても大変な思いをしました。それまでも、日本国内では同様のプロジェクトに携わっていましたが、言語・文化が違うことで自分の能力が全く通用しないと感じました。特に日本国内では、英語、異なる文化に触れる機会は異常に少ないです。

また、仕事でも海外の方と働く機会は沢山ありますが、あくまでビジネス上の付き合いであって、異なる文化を深く知ることはできません。それを解決する手段として、MBA取得を選択しました。MBAはビジネスの本番ではなく、いわば実験の場だと捉えているので、異なるバックグラウンドを持つクラスメイトと膝を突き合わせて議論しながら、色々なスタイルを試して学ぶことができます。

(川尻)なぜシンガポールを選んだのですか?

(内海さん)まず私はアジア、というロケーションに絞りました。
もちろんアジアの経済が伸びているというのもありますが、自分の市場価値を最大化するというのが主な理由です。「アジア」とひとくくりで話すことが多いですが、実は多様性に富んでいます。これまで、中国、フィリピン、マレーシア、インドネシア、カンボジア、シンガポール、インド等の国に訪れましたが、人種、宗教、価値観、食べ物、どの国も多種多様です。日本を含め、このアジアの多様性をプロジェクトの中でマネージできた時に、自分の市場価値を最大化できると考えました。

そのアジアの中でシンガポールを選んだ理由は三つあります。
一つ目は多様性です。MBAプログラムはもちろんのこと、国自体も多様性に富んでいます。二つ目は、英語を駆使することでビジネスができるということです。アジアの中で、優れたスクールを探していた時、シンガポールと香港にまずは絞り込んだのですが、シンガポールの方が就職に有利だと判断しました。というのも、香港では中国語のスキルを要求されることもあると聞いたからです。
三つ目は、シンガポールがアジアビジネスのハブになっているということです。多国籍企業の多くがアジア拠点をシンガポールに置いています。そこで働くことで多様性をマネージするという経験を積めると考えました。

(川尻)なぜNBSを選んだのですか?

(内海さん)NBSを選択した理由も三つあります。
一つ目は、生徒の多様性です。毎年生徒は約20ヶ国からやってきます。(今年は18ヶ国です。)また、各国籍に上限を設けていることもあり、一つの国籍の生徒が多すぎるということもありません。

二つ目は実践的なプログラムであるということです。授業はケースベースですので、マーケティングやテクノロジービジネスの授業はもちろん、アカウンティング、ファイナンスもケースベースです。理論を学ぶだけでなく、それをどう実践で活用するか、に重きを置いています。また、コンサルティングプロジェクト、ケースコンペティションなどにも力を入れており、実践的なスキルを磨く機会に恵まれております。

三つ目は、フィーリングです。こればかりは上手く説明はできませんが、キャンパスビジットをし、アドミッションや卒業生と話す中でフィットしたのがNBSでした。(結局私はNBSにだけに出願しました。)


   【校舎内部】


   【ビジネススクール入口】

(川尻)スクール選びで悩んだことは?

(内海さん)ご存知の通り、シンガポールには優れたMBAプログラムが複数あります。特に、NUSとの比較にはほとんどの方が悩まれていると思います。NBSの生徒とも、なぜNBSにしたのか、ということを良く話し合います。
ただ、私は、上記の軸を持っていたおりNBS一筋で準備を進めたため、あまり悩むということはありませんでした。自分の選択軸を早めに見つけることが重要だと思います。

(川尻)受験準備には通算でどのくらいの期間を要しましたか?

(内海さん)2015年の夏から準備を始めたので、通算で1年半ぐらいかかりました。私は生まれてからずっと東京に住んでおり英語が全くできない状態からのスタートだったため長い時間がかかりました。(4年前ぐらいまではTOEICも400点台でした。)

(川尻)受験準備で一番苦労したことは?

(内海さん)私は私費なので、MBAの学費を貯めつつ、TOEFLやGMATのスクールの費用を捻出するのに苦労しました。どこを独学でクリアして、どこはスクールで勉強するのかを決めるために、様々な情報源を当たってみたり、色々な参考書を試してみたり、試行錯誤しておりました。

(川尻)受験準備で失敗したなあ、と思ったことは?

(内海さん)受験準備のスタートはもっと早い方が良かったかと思っています。正直、私は一年半という時間を費やしましたが、それでも少し足りない気がしました。長期間のプロジェクトになりますし、働きながらの勉強になるのでマネージするのは難しいですが、早めに着手するに越したことはないと感じました。

(川尻)MBA取得後のプランは?

(内海さん)MBA取得後はシンガポールでITコンサルタントとしての仕事を見つける予定です。日本でのITコンサルタントとしての経験と、NBSで学習、経験したことを活かして、アジアの多様性をマネージし、市場価値を最大化したいと考えています。

(川尻)新生活が始まりましたが、どんなMBA学生生活にしたいですか?

(内海さん)「攻めのMBA生活」にしようと心がけています。守りの姿勢でも単位は取れますし、卒業をしてMBAホルダーになることはできると思います。また、我々日本人は、他の国籍の生徒に比べると圧倒的に英語ができません。これは事実として受け止めざるを得ないと思います。しかし、そこで守りに入った時点で得るものは半減、もしくはそれ以下になってしまうと強く感じています。死ぬほど予習・復習をして、クラスで発言し、グループワークや議論をリードする、それによって実りのある一年にしたいと思います。


  【ディスカッション風景】

(内海さん)また、勉強だけではなく、その他の活動も真剣にやろうと考え、クラスメイトの健康促進を目的にトレーニングクラブを設立して活動しています。私は元々ウェイトトレーニングが趣味なので、早朝か夜に、週3、4回のトレーニングセッションを開き、クラスメイトと一緒にトレーニングをしたり、教えたりしています。やはり何事も健康でないと始まりません。MBAはみんな忙しいから、と言い訳をして、夜遅く寝て運動はしない、という生活をしていると悪いサイクルになってしまいます。メンタルヘルスも重要だと考え、インド人の女性と協力してヨガのセッションも開いています。


  【授業後のトレーニングセッション】


  【ヨガセッション】

(川尻)これからMBAを目指す方にアドバイスをお願いします。

(内海さん)まずは、MBA準備、MBA、取得後のゴール、長期的ゴールの全てに一貫性を持たせることが重要だと実感しています。全てが上手くつながった時に、強力なモチベーションが生まれると思います。正直、取得後のことはわからない、と感じることもあると思いますが「MBAを取得することで自分の可能性が広がる」というのも一つのゴールだと思います。
後は、準備を習慣化してしまうことだと思います。私は意地でも平日朝一時間、夜二時間の勉強を続けていました。それをしないと気持ち悪い、例えるのであればシャワーを浴びたり歯磨きをする、といったレベルまでに習慣化したことが一つの鍵だったのでは、と考えています。
最後に、MBAの中で世界中20ヶ国から来た生徒の中で、日本人代表として議論を交わし、リードする、そんな自分をイメージしながら頑張って頂きたいと思います。

(川尻)内海さん、頑張ってください!ありがとうございました。


  【コア科目の授業を行う教室】


  【内海さんの住んでいる寮】

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