名前 :西原健一さん(仮名)
年齢 :29歳(MBA受験時)
勤務先 :コンサルティング
MBA受験中のお住まい :オランダ
進学校 :Cambridge Judge full time MBA(ケンブリッジ大学、イギリス)
(MBA Lounge 川尻、以下川尻)どんなお仕事をしていますか?
(西原健一さん、以下西原さん)妻のオランダ駐在で帯同するまでは、日本で業務改革・DX関連のコンサルティング企業に勤務しており、現在は引き続き同じ会社でフリーランスとしてオランダから働いています。
(川尻)なぜMBAを取得しようと思ったのですか?
(西原さん)大学生時代から「グローバルリーダー」になりたいという漠然とした憧れを持っており、海外MBAへの挑戦が最適な手段の一つだと感じ始めたからです。
自分の中で「グローバルリーダー」は「どこにいても」「だれとでも」「成果を残す」ことができる人材と定義しており、その様な人材へと近づく為にコンサルティングファームで日々の業務に邁進してきました。私は日系のファームに所属していたため、外資系と比べてドメスティックな環境であったものの海外プロジェクトも少なくはなく、グローバルな経験を期待しておりましたが中々そのチャンスを掴めず、またコロナ禍のため海外旅行すらままら無い状況からキャリアについて見直し始めることになりました。誰もが長時間家で過ごすことが強いられた折、Youtubeでいくつか海外MBAについての動画を見始めたことで興味を持ち始めました。グローバル経験を積む方法はいくらでもある世の中ですが、海外MBAこそがいち早くかつ強力に自分の価値観・キャリアに影響を与えてくれることを期待し、目指し始めました。
(川尻)なぜMBA Loungeのサービスに申し込もうと思ったのですか?
(西原さん)合格実績の多いMBALoungeの無料相談に参加しました。初回のカウンセリングで川尻さんのお人柄の良さから「信頼できる方」との印象を持ったこと、リーズナブルで明瞭な価格体系(契約期間中に相談し放題)、過去の合格実績及び評判の良さなどから他社のサービスを検討することもなく決めさせていただきました。
(川尻)MBA Loungeのサービスを受けてどう変わりましたか?
(西原さん)MBA受験というのは“5歳児にとってのはじめてのおつかい“の様なもので「どの店(学校)」に「どの道(受験プロセス)で向かい」「どうやって買い物するか(アドミとのやりとりや出願方法)」1度経験すればある程度は分かるものの、MBA受験初心者でかつ周囲にMBA卒業生がいない私にとっては不透明で先行きが見えない世界でした。その様に右も左も分から無い中でMBA受験の初歩の初歩の様な質問から、個人的な相談までどんな質問に対してもに真摯かつ丁寧に答えていただけました。
自己分析やエッセイ作成においては即座に客観的なフィードバックを頂けたことで自分では気付かないがスクールのアドミ担当が気になるような指摘を多々いただけ、自分でも満足のいくエッセイを作成することができました。一方でいい意味で期待と違ったこととしては、私が作ったストーリー自体をどんでん返ししたり、一般的に受けやすそうな話を無理やり作らせようといった姿勢が全くなく、むしろ「私の経験に基づいた、私だけのユニークさ」を引き出すためのご指摘を頂けました。
また、不安が渦巻くMBA受験の中で折れそうな心を川尻さんからの励ましの言葉で何度助けられたことか、本当に感謝しております。
(川尻)MBA Loungeのカウンセリングで思い出に残っていることは?
(西原さん)1月3日のGRE受験を終え、320であったスコアをCambridgeのアドミに伝えFBを求めた際に「あなたのGPA的にはもう少しGREの点数が高い方が安心だと思うよ」と言われRound3(1/8出願〆切)へ出願すべきか、そのままGRE学習を続けRound4を目指すべきか非常に悩みました。
その際に、急遽お電話させていただき客観的なご意見を頂け、最終的には出願に踏み切ることができました。特に「自分なら交渉するつもりで、アドミに対して○○を伝える」といったプラクティカルな助言だけでなく、「西原さんなら面接に呼ばれると思いますよ!」という励ましのお言葉に勇気を貰えました。
(川尻)なぜCambridge Judegeを選んだのですか?
(西原さん)キーワードをあげると以下の通りかと思います。
①1年制②欧州(イギリス)③総合大学④テクノロジー/スタートアップ⑤協力的な環境
まずスクールを選ぶ中での第一フィルターとして期間(コスト)と場所を絞りました。コストや社会復帰の観点から①1年制で、場所は②欧州に限定していました。とりわけ、家族がオランダに住んでいることからイギリスはフライトで1時間弱と自分にとってはベストな国でした。
そして、第二フィルターとして③総合大学であること、④テクノロジーやアントレに強みを持つこと、⑤協調的な環境であることを踏まえてCambridgeを第一志望にしました。
③総合大学であることの良さはやはり、ビジネスだけでなく多様な学問を専攻する学生との交流ができることです。特にCambridgeとOxfordにあるCollege生活には大きく惹かれました。
④Cambridgeは、silicon fenと呼ばれるスタートアップの集積地として有名であることから将来的な起業を考えている自分にとって飛び込んでみたい環境です。
⑤しばしばOxfordとの文化の違いとして、Cambridgeはよりcollaborative(協調主義的)で、Oxfordは個人主義的ということが言われており、実際にOxfordの方とお会いすることができなかったため一概に比較はできませんが、少なくとも自分がお会いしたCambrigeの在校生の方々は非常に親しみやすく友好的でした。面接で訪問した際に在校生の方に半日かけて事細かく学校や街の魅力を伝えていただけたこと、彼が街中で出会った複数の同級生たちと話をされている姿からもcollaborativeな雰囲気を体感しました。
(川尻)スクール選びで悩んだことは?
(西原さん)基本的には上記の軸を持ちつつ川尻さんからご案内頂いた最大5校(ドリーム1校、本命3校、滑り止め1校)を早々に決めることができたのであまり悩むことはありませんでしたが、テストの度に「本当にこんなスコアでCambridgeに応募できるのか?」という不安に駆られ、並行して別のスクールの調査も進めていました。
(川尻)受験準備には通算でどのくらいの期間を要しましたか?
(西原さん)MBA自体はコロナの在宅期間辺り(2020年~2021年)からぼんやりと夢に見ていましたが、本格的に準備を始めたのは2022年12月からなので、通算で1年4ヶ月程度になります。
下記が詳細スケジュールになります。
●22年12月
2023年intakeを目標にMBA受験開始
IELTS初回受験OA5.5
●23年1月
別の志望校のアドミ担当と都内で話し、興味を持ちApply
合格実績の多いMBAラウンジ契約
●23年2月
別の志望校に条件付き合格(IELTS OA6.5が条件)
IELTS2回目受験OA6.0
●23年3月
IELTS3回目受験OA6.0
MBAラウンジ交流会及びQS MBA Fairに参加し、別の学校にも興味を持ち始める(IE Business SchoolやImperial College Londonなど)
●23年5月
オランダ移住
徐々に2024年intakeを視野に、別の学校を本格的に目指すことを決める
→IELTS目標を他校でも出願可能なOA7.0に変更
●23年6月
IELTS4回目受験OA6.5
●23年7月
IELTS5回目受験OA7.5
●23年8月
GREの学習開始
Cambridgeの日本人非公式説明会に参加
→プログラム内容や在校生・卒業生の雰囲気に惹かれ、Cambridgeを第一志望に
●23年10月
GRE初回受験313(V150, Q163)
●23年11月
GRE2回目受験312(V148, Q164)
●23年12月
GRE3回目受験310(V146, Q164)
→自信を喪失し、Cambridgeの出願を諦めようか考える
別のMBAラウンジの生徒さんに誘われ、急遽英国2校スクールビジット
→Cambridgeの美しい街並みとアドミとの1時間の会話を通し、改めて志望度が増す
GRE4回目まで1週間弱しかないため、クリスマス、年末、正月返上で学習継続
●24年1月
GRE4回目受験320(V150, Q170)
Cambridge, Imperialに出願
Cambridge, Imperial面接招待
●24年2月
中旬Imperial オンライン面接
下旬Cambridge 現地面接
●24年3月
下旬Cambridge合格
(川尻)受験準備で一番苦労したことは?
(西原さん)多くの方々と同様にスコアメイク(特にGRE)ではありますが、総じてメンタル管理に苦労しました。
勉強したと思ってもスコアが伸びなかったIELTSや、受ける度にスコアが下がってしまったGRE、面接の招待、面接の合否結果までの待ち時間など様々な障壁の中で「自分は24年9月に入学できているのか?」という不安にかられることが多く、また妻の駐在に帯同という形でオランダに来たこともあり友人、職場関係とのコミュニケーションが激減した為にストレスの吐き口があまりなかったことが苦労しました。
そのおかげで妻に対しては辛いことも、嬉しいことも何でも言い合える仲になれ、絆さらに深まった良い期間でした(笑)
(川尻)受験準備で失敗したなあ、と思ったことは?
(西原さん)総じて「出だしの遅さ」と「マルチタスクの苦手さ」が裏目に出た受験期間でした。
MBA受験界隈では長期期間をかけて入念に準備をしつつ、また時にはIELTSとGREの学習を、そして複数校を並行して出願準備をされる方など十分にリスクヘッジをされている方が多くいらっしゃると思いますが私の場合は全てのステップが直列的であったことから、結果的にGREを4ヶ月ほどしか学習できなかったことや、出願2週間前に滑り込みでスクールビジットに参加するなど、各ステップをギリギリで乗り切ってきました。
特に12月末のスクールビジットでCambridgeに対して一気に志望度が高まり「ここで学生生活を送りたい!」と心から思えたので、その感情があればもっと前向きに受験に望めた気がするのでスクールビジットは早期に行っておくべきでした。
(川尻)MBA取得後のプランは?
(西原さん)短期的には大きく2つの可能性を考えております。
1点目に、イギリス、オランダ等のヨーロッパ諸国に残って現地/グローバル企業で働くこと
2点目に、日本に戻ってコンサルティング企業に就職すること(Essay、面接はこちらで答えました)
学費や生活費等を鑑みた際にある程度選択肢が絞られてしまうこと、日本人学生にとっての難易度の高さは承知の上で現状は1点目の現地就職に重きをおいて動いて行こうと思っています。ただ、MBAで価値観が大きく変わることも一つ期待した上で目標をアップデートしていきたいです。
(川尻)川尻にメッセージをお願いいたします。
(西原さん)ちょうど1年前にサービスを申し込ませていただいた際から、一貫して真摯にかつ丁寧に向き合ってくださりありがとうございました。また、受験開始当時の自分が1年後にCambridgeに出願し、合格をいただけるなど夢にも思いませんでした。8月ごろにお電話で「Cambridgeを考え始めている」とお伝えした際にも、可能性を否定することもなく「Top校なので、GRE学習は力を入れないといけませんね。でも頑張りましょう」と前向きなコメントを頂き夢を追いかけることができました。本当にお世話になりました!
ヒーローインタビュー【まとめ】
受講者さん別 ヒーローインタビューの一部をご紹介します。
※インタビューにお応えいただいた方のみ抜粋して掲載しています。
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