名前 :野村和行さん
年齢 :33歳(MBA受験時)
勤務先 :通信インフラ企業
MBA受験中のお住まい :大阪府
進学校 :Emory,Goizueta Business School(アメリカ)
(Goizueta Business Schoolの旗を持つ野村和行さん)
(MBA Lounge 川尻、以下川尻)どんなお仕事をしていますか?
(野村和行さん、以下野村さん)大学を卒業後、通信インフラ企業に入社し、主に財務や経営管理の領域で仕事をしてきました。
途中、コンサルティングファームへの出向も経験しましたが、現在は財務部門における企画系の業務を担当しています。具体的には、次世代における財務部門の方向性を定義し、その実現に向けた人材マネジメント体系(人材確保、育成、配置等)の策定・整備をしています。
(川尻)なぜMBAを取得しようと思ったのですか?
(野村さん)大学では外国語学部に所属していたため、経済や経営に関する勉強ができておらず、社会人になってから同期や先輩等と比較して、ビジネスに関する圧倒的な知識不足を実感しました。そのため、入社当時から漠然とMBA取得を考えていましたが、財務部や経営企画部、コンサルティングファームでキャリアを積む中で、経営を体系的に学びたいという想いがより一層強くなりました。
また、自身のキャリアゴールを達成するためにも、周囲を巻き込む強力なリーダーシップ、激変する環境下で迅速かつ最適な意思決定を下せる論理的思考力の更なる強化が必要だと思いました。
これら必要なスキルを効果的かつ効率的に体得し、伸ばせる最適な場所が海外MBA留学であると私は考えました。私費留学も検討しましたが、社内に海外留学派遣制度があったことから、何度かチャレンジし、幸い派遣生としての資格を得ることができました。
(川尻)なぜMBA Loungeのサービスに申し込もうと思ったのですか?
(野村さん)志望校から多数の合格者を輩出し、出願ノウハウ等も持っていると考えたことがMBA Loungeの川尻さんを選んだきっかけです。
また、エッセイは日本人と日本語で細かいニュアンスを確認しながら作りこみたいと思っており、YouTube等の動画を見て一方的に川尻さんの誠実で穏やかな人柄を知ったことが決め手になりました。実際、その印象通りで、人見知りである私でも本音で会話することができ、納得のいくエッセイが仕上がりました。
(川尻)MBA Loungeのサービスを受けてどう変わりましたか?
(野村さん)契約後、すぐにスケジュールを策定いただき、ToDoが明確になりました。また、川尻さんとLINEでのやり取りができたため、IELTSの結果報告が良いペースメーカーになりました。自己分析やエッセイのレビューの質が高かったことはもちろん、実際の出願時にオンラインフォーム等で不明な点をすぐにLINEで質問できたことも非常に助かりました。
(川尻)MBA Loungeのカウンセリングで思い出に残っていることは?
(野村さん)とにかく、常に前向きなコメントを貰い続けたことが精神的な救いになりました。
特に、苦戦したIELTSのスコアメイクにおいて、毎回結果を報告する度に励ましの言葉をいただけました。最終的に目標としていたスコアは達成できず、志望校への出願も弱気になっていましたが、川尻さんからスクールのスコア要件は「交渉可能」と教えて貰いました。アドバイス通り、アドミとコンタクトを取りながら志望校を変更することなく出願しました。エッセイやインタビューでなんとか挽回し、無事に志望校から合格を手にすることができ、本当に感謝しています。
(川尻)なぜEmoryを選んだのですか?
(野村さん)私がEmoryを選んだ主な理由は3つあります。
1つ目の理由は、自分のビジネススキルを伸ばすための機会が豊富にあったことです。例えば、Emoryはスモールスクールで学生と教授の距離が近く、より深く議論し、学びを得ることができます。また、私が興味を持っているサステナビリティ経営について、Goizueta Business & Society Institute等で最新の理論を学ぶことがきます。
2つ目は、非常にフィット感を感じたことです。コロナ渦でビジットはできませんでしたが、在校生の方々とビデオチャットを行い、プログラムやクラスメイト、ロケーションの素晴らしさを聞き、このコミュニティの一員になりたいと強く思いました。また、アドミッションメンバーとも1on1を行い、在校生だけでなく、アドミッションメンバー間の強いつながりや、協力的な校風であることを知ることができました。
最後に、アトランタというロケーションです。アメリカの大都市のひとつであり、大手企業のオフィスも多いので、ビジネスリーダーと会う機会も多く、フィールドワークやインターン等を通して実践的なビジネス課題に関わることができると思いました。更に、私は野球観戦が好きなので、Truist Parkでブレーブス戦を観戦することも楽しみにしています。
(川尻)スクール選びで悩んだことは?
(野村さん)社費選考の段階で、ある程度、スクールに目星をつけていたこともあり、出願時点で悩むことはありませんでした。しかし、幸い複数校からオファーをいただき、進学先を選ぶ際は非常に悩みました。最終的には、家族帯同で行くため、プログラムに加えて妻の意見や子どもが楽しく過ごせる場所であるか等も含めて検討しました。
(川尻)受験準備には通算でどのくらいの期間を要しましたか?
(野村さん)約1年です。2021年1月からMBA受験を開始し、2022年の2月に初オファーを獲得できました。
受験準備を始めた時点の英語力は、TOEIC:805、TOEFL:77、IELTS:OA5.5の状態でした。英語テストは、TOEFLのListeningやSpeakingにかなりの苦手意識を持っていたため、IELTSを選びました。2021年1月から予備校でIELTSの勉強を始め、5月にOA6.0、8月にOA6.5を達成しました。
その後も12月までOA7.0をめざしましたが、あと一歩及びませんでした。しかし、出願直前のお正月にDuolingoを受験し、OA7.0相当の120点を獲得できました。とにかくスコアメイクに苦しみ続けた1年でしたが、CVやエッセイの準備(自己分析、ネタ出し等)を2021年3月頃から着手しており、エッセイの作成はスケジュール通り順調に進めることができました。そのおかげで、結果的に出願直前までスコアメイクに注力することができたと思います。
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(川尻)受験準備で一番苦労したことは?
(野村さん)私は社費派遣でしたが、業務をしながら且つ幼い子どもが3人いることもあり、勉強時間の確保が難しい状況でした。特に、準備期間中の夏に東京から大阪への転勤があり、更にその時期に3人目の出産が重なったため、引越準備や新しい保育園探し、新たな業務のキャッチアップ等、この時期は全く勉強できませんでした。
もちろんテストスコアも伸びず、非常に苦しみました。ただ、出願戦略に悩む中、志望していた多くのスクールでGMAT Waiverや独自テストを認めていることを知り、夏ごろからアドミに相談を開始しました。結果、早いタイミングでGMAT/GRE無しでの出願許可を得ることができ、英語の勉強とエッセイに注力できた点が良かったと感じています。正直、このWaiver無しではMBA受験の成功は非常の困難であったと思います。
(川尻)受験準備で失敗したなあ、と思ったことは?
(野村さん)最終的にスクールが求める英語要件を達成せずに出願したので、スコアメイクが一番の失敗です。反省点はとにかく勉強時間を確保できなかったことです。まわりのMBA受験仲間と比較しても圧倒的に勉強に割く時間が少なかったと思います。
一方で、仕事、家事、子ども3人の育児をしながらMBA準備の時間を確保することは、非常に困難でした。今でも睡眠時間を極限まで削る・・・以外の改善策は思いつきません(笑)
(川尻)MBA取得後のプランは?
(野村さん)これまで幅広く経営管理の実務を経験してきましたが、留学後は、「Finance」「Social」「Global」の3領域を軸としながら活躍したいと思います。短期的には、帰国後、派遣元企業において、財務の立場からサステナビリティ経営の推進、高度化を進めたいです。
中長期的には、組織長やグループ会社等のCFOとして、経営・財務の責任者としてサステナビリティに関する知見/経験を活かした経営を実践したいと考えています。派遣元の持続的な成長に向け、戦略策定から実行まで、組織をリードしていくことを志向しています。派遣元の企業が継続的に、社会に良いインパクトを創出し続けることができるよう、尽力したいと思っています。
(川尻)これからMBAを目指す方にアドバイスをお願いします。
(野村さん)川尻さん等のカウンセラーを頼りながらも、自分で行動を起こして確かな情報を入手し、信じた道を完走してください。私の場合、まわりにGMAT Waiverを使う受験生が少なく、最初は本当にオファーを貰えるのか不安でした。
しかし、実際に各スクールのアドミと複数回会話し、GMATのスコア無しでも選考で不利になることがないと確認できたため、自信を持ってエッセイ等に稼働をシフトできました。もちろん、GMAT等の勉強が入学後も役立つ面もあり、可能な限りテストは受験すべきと思います。一方、仕事や家庭の事情等で勉強時間の捻出が難しい場合は、自分にあった出願戦略を検討してみてください。時間がない=MBA受験できない、ではないと思います。
(川尻)川尻にメッセージをお願いいたします。
(野村さん)コロナ渦かつ私が大阪在住のため、全てオンラインでの対応となってしまいました。直接お会いできず、その点が非常に残念です。
しかし、オンラインが主流となったおかげで、大阪にいながらも川尻さんによるクオリティーの高いサポートを受けることができたと思います。実際、アドミッションから整理されて読みやすいエッセイだったと褒められました。英語要件が達していないにも関わらず、志望校を含めた複数校からオファーを貰えたのは、川尻さんの高品質な添削を受けたおかげです。本当にありがとうございました!!
(漫才コンテストで漫才をする野村和行さん)
ヒーローインタビュー【まとめ】
受講者さん別 ヒーローインタビューの一部をご紹介します。
※インタビューにお応えいただいた方のみ抜粋して掲載しています。
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