MBA留学出願で志望するビジネススクールから合格を取る勝ち取るための対策は、企業が自社商品を顧客に売るのとよく似ています。MBA留学出願においては、商品はあなた自身であり、顧客はビジネススクールなのです。
ですので、MBA留学出願で志望するビジネススクールに合格するためには、企業が商品を顧客に売る場合と同じステップを踏んでいくことが大切になってきます。そうすることでMBA留学出願に成功する確率はぐんと高くなります。
では、企業はどのようにして商品を顧客に売っているのでしょうか?そして、MBA留学出願を目指すあなたは、どのようにして商品である自分自身を顧客であるビジネススクールへ売り込むのでしょうか?基本的なステップは次に紹介する5つのステップです。
【MBA留学出願でビジネススクールを攻略する5つのステップ】
市場を理解する
差別化
ブランド化
自分の足で情報収集をする
自分のストーリーを語る
実はこのMBA留学出願5つのステップは、企業のマーケティング担当者が自社商品を市場で売り出すときに考えるステップなのです。このマーケティングのステップをMBA留学出願戦略として結びつけることで、商品である自分自身を、顧客であるビジネススクールにどう売り込むかという糸口が見えてくるはずです。
目次
1、市場を理解する
自社商品を顧客に売るには、まず売る市場を理解することが大切ですよね。自社商品に興味を持ってもらい購入してもらうためには、いったいどのような人たちが自社商品に興味を持っており、彼らはどのくらいの規模で存在しているのかを理解する必要があります。
MBA留学出願で言えば、まずビジネススクールはどの国にどのくらい存在し、各ビジネススクールが得意としている分野は何があるのか、各ビジネススクールの人気度、取得後の卒業生の活躍度、ランキングなど、あらゆる情報を収集することになります。そのような情報収集を通じて、まずはMBA留学出願のためのビジネススクール市場をしっかりと理解しましょう。
また、市場をセグメンテーションすることも大切です。セグメンテーションとは、市場をある一定のニーズや地域、年齢別などに細分化する方法です。細分化された各市場グループに、各企業は商品戦略などを策定していくことになります。
ビジネススクール市場も、国、専攻、言語圏、ランキングなど各国のビジネススクールを細分化することでセグメンテーションをすることができます。
もしあなたのMBA留学出願の目的が、アジアでのビジネスで活躍することであれば、アジアビジネスに強いつながりを持っているシンガポールや香港のビジネススクール、そしてオーストラリアのビジネススクールを選ぶことになるかもしれません。もしあなたの強みが会計学であり、会計学の知識をMBA取得後のキャリアにも活かしていきたいと考えるようであれば、会計学に定評のあるビジネススクールを選択することになります。
2、差別化
各企業は、自社商品を差別化することに日々必死に取り組んでいます。その理由は、差別化することで顧客の注目を引き、競合他社には無い魅力を顧客にアピールできるからです。
MBA留学出願でも同じことがいえます。ビジネススクールは、審査の一環として、diversity(ダイバーシティ)という要素を取り入れている事をご存じでしょうか。
通常、ビジネススクールは同じ年の出願機会を通常3回ほど設けています。1回目、2回目の出願審査で、定員の約80%を合格させ、最後の3回目で残りの20%を合格させます。そして、この最後の20%の部分について、ダイバーシティという要素が取り入れられているのです。
この最後の20%では、1回目、2回目で合格させた80%の学生と国籍、前職の職歴、業界が被らないように考慮し、そうすることで学生全体のバランスを調整しているのです。
つまり、あなたがどんなに優秀であったとしても、既に最初の80%で合格した人の中に、あなたと同じ職種や国籍などプロフィールがあなたに似通っている人がいたとすれば、あなたは自動的に不合格にされてしまうということです。
そのため、出願者は、自分を差別化することも忘れずにビジネススクールへアピールする必要があるのです。例えば、オーストラリアのビジネススクールは、他の国に比べてまだまだ日本人学生の数が少ないと言えるでしょう。これは日本人の出願者にとって大きなアピールのポイントと言えます。出願者は、日本人としてビジネススクールで貢献することができるポイントを審査員にアピールすることができます。日本の企業の市場や動向、そして日本の商文化にとても興味を持っているクラスメートも多くいるでしょう。日本人出願者として、それらをうまくアピールすることができれば、それは大きな差別化のポイントとなります。
3、ブランド化
企業にとって 自社商品をブランド化する事は大変重要なことです。自社商品をブランド化することで、顧客の心に響く商品を提供することができ、その価値を顧客に理解してもらうことが大変容易になります。
これはMBA留学出願の場合も同様です。自分をブランド化するためには、自己分析は欠かせません。自己分析を通じて、出願者はMBA留学の目的、自分自身の強みや弱みを明確にして、他の出願者にはない自分自身をアピールすることができるのです。
あなたのMBA留学目的は何でしょうか。
あなたの強みはなんでしょうか。
あなたの弱みはなんでしょうか。
他の出願者にない独自性をアピールしてブランド化できるようはないか、考えてみましょう。
4、自分の足で情報収集をする
自社商品を販促するために自社商品を販売促進するために、各企業はあらゆる手段をとります。ウェブサイトや広告を使ったりするだけではなく、足で稼ぐこともあります。チラシを配ったり、顧客候補先を訪問したり、頭脳勝負と言うよりも体力勝負であったりすることがあります。
これもやはり、MBA出願においても同じことが言えます。
MBA関連の書籍を読み漁るだけではなく、 MBAの学校説明会に参加したり、予備校が主催するMBAフェアに参加したりして、情報収集をする事が成功のするためのコツともいえます。さらには、もっと必要な情報を集めるために、実際に現地で飛んだりすることもあります。情報収集はMBA出願で成功するために重要な要素です。
5、自分のストーリーを語る
各企業は自社商品にストーリーをつけて顧客にアピールすることがあります。その商品の開発秘話を顧客に語りかけるのです。そうすることで、自社商品を顧客にもっと知ってもらう効果をもたらすと当時に、商品に対して親近感をもってもらうことができるのです。
たとえば、強い接着剤を開発しようとして失敗した試作品が、ポストイットとして誕生したという3M社の開発秘話などは大変有名ですね。
MBA留学出願でも自分自身にストーリーをつけて、審査官にアピールすることが可能です。誰にでもストーリーはあるはずです。そしてそれらのストーリーは、誰にも真似できない出願者独自のストーリーのはずです。あなたがMBA留学を目指すことになったきっかけ、今までの仕事での成功事例、失敗談、挫折した経験、嬉しかった事、悲しかった事、これらはすべてあなたのストーリーです。これらのストーリーをうまく利用して、あなたがどうしてMBAが必要なのか、なぜその志望校のMBAプログラムである必要があるのか、などをアピールすることが可能なはずです。 ビジネススクールに親近感をもってもらうことも可能なはずです。特にこのようなストーリーは、MBA出願のインタビューでは有効です。
まとめ
自社商品を顧客に売るマーケティング戦略と、 MBA出願は非常によく似ています。
MBA留学出願で成功するために必要な5つのマーケティングの要素は、
市場を理解すること
差別化すること
ブランド化すること
自分の足で情報収集をすること
自分のストーリーを語ること。
これができれば、きっとあなたの志望するビジネススクールの心に響く出願対策ができるでしょう。「合格」の二文字を手にするまで、諦めずに頑張りましょうね!
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