転職では得られない強力なMBA留学のメリット4つ

2021/07/01

MBA留学相談会で多い相談内容のひとつに、転職をするか留学してMBAを取得するかというものです。このような相談に来られる方々は、現状に満足できずに何かを変えたいと感じているのですが、その手段が転職かMBAかということですね。

そこで今回は、「転職では得られない強力なMBA留学のメリット4つ」をご紹介します。

MBAのアカデミック面とプラクティカル面

まず、MBAにはアカデミックとプラクティカルの2つの側面があることを理解しましょう。

アカデミック(Academic)
アカデミックは「学術的」と訳せます。
MBAのアカデミックな側面は、学者の論文や企業のケースを大量に読み、それについて論文を仕上げるなど、主にReadingとWritingのワークが多いことです。また、講義ではビジネスフレームワークを学び、このフレームワークが通用する企業やフレームワークの欠点を議論するなど、ハードスキルを鍛える訓練が多いのが特徴です。

プラクティカル(Practical)
プラクティカルは「実践的」と訳せます。
MBAのアカデミックな側面は、グループでのプレゼンテーションや企業との共同プロジェクトなどでインターンシップのようにあちこちと動き回るプロジェクトが多く用意されていることです。チームメンバーや企業とのコミュニケーションが多くなり、SpeakingとListeningを多用することになり、コミュニケーションやリーダーシップなどのソフトスキルを鍛える訓練が多いのが特徴です。

ビジネススクールによっては、アカデミック面重視のスクールとプラクティカル面重視のスクールとタイプが分かれます。ビジネススクールの調査をする際には、どちらのどちらの側面がより強いのかによって、MBA留学で受けることができるメリットも変わってくることがありますので注意しましょう。

アカデミック(Academic)面でのMBAメリット

ゆび矢印強力な仕事道具を入手できる

アカデミックなMBAの場合は、世界中の大学教授が企業を研究した結果分かった要素の汎用性を高めるために可視化したビジネスフレームワークを多く読み漁ります。そのビジネスフレームワークを使うことによって、ある特定の企業の現状分析をしたり、今後その企業が進むべき道を提案したりすることができます。

複数の論文を参考にしながら、自分自身で新しいビジネスフレームワークを作り上げることもよくあることです。企業経営層や経営コンサルタントにとっては、数多くのビジネスフレームワークに触れ、自分が最もしっくりくるフレームワークや自分でつくったフレームワークを強力な仕事道具として重宝することになります。

ゆび矢印学術に向き合う時間を確保できる

MBAを取得してビジネスの世界に戻ると、また忙しい生活が始まります。そうすると日々の忙しい生活に追われ、ビジネス論文を読み漁って、ビジネスフレームワークを研究する時間も取れなくなるでしょう。
MBA学生時代にじっくりと論文を読み漁り、自分に適したビジネスフレームワークを入手したり自身で開発したりしなければ、ビジネスの世界に戻ってきても経営戦略の新提案や改善案などを提示するのは難しいかもしれません。結局強力な仕事道具を入手していないわけですから。

そういう意味で、学業に専念できる学生時代に、じっくりと論文を読み込む時間がとても貴重で有益なものになる可能性はとても高いです。

プラクティカル(Practical)面でのMBAメリット

ゆび矢印ソフトスキル向上のための訓練場

MBAのミッションは、優秀な経営者、リーダー、マネージャーを短期間で養成することです。優秀な経営者、リーダー、マネージャーの条件として欠かすことができないのが、コミュニケーションやリーダーシップなどのソフトスキルです。

チームとして最高の結果を出すためにチームメンバー一人ひとりの気持ちを理解し、説得し、モチベーションを高める必要があります。取引先からより有利な条件を引き出すために、複雑な内容をシンプルに伝える能力や交渉力も必要になります。

このようなソフトスキルは、プラクティカルなMBAプログラムで繰り返し繰り返し訓練することができます。

このようなソフトスキル向上の訓練は、訓練するパートナーが自分とは違うバックグランドであればあるほど効果的です。これは、ビジネススクールが学生のダイバーシティを重視する理由の一つでもあります。

ゆび矢印ネットワークが一気に広がる

ビジネススクールによっては、グループワークによる企業との共同プロジェクトなどを受けることができます。場合によっては、インターンシップのようなかたちで自分のスキルを証明してプロジェクトを行った企業にそのまま就職する道もありえます。

グループワークでも数多くのディスカッションやプレゼンテーションなどを行うことで苦楽を共にしたチームメンバーとの結束も大変強くなり、このような経験は何にも代えがたいものであると言えるでしょう。

もしかしたら、卒業後に一緒に起業をするかもしれないですし、お互いに就職した会社同士で提携することもあるかもしれません。ビジネスで接点がない場合でも、お互いに連絡を取り合い、ぞれぞれのフィールドで頑張っている姿を定期的に見ることで「アイツも頑張っているんだから、俺ももっと頑張らなければ。」と強いモチベーションにもなります。

何年も前にMBAを修了した人は、こんなことを言います。
「MBAで学んだ内容は忘れたけど、MBAで知り合った人たちはずっと忘れない。」

確かにその通りかもしれません。

まとめ

転職では身に付かないMBAのメリットとして、アカデミック面から2つ、プラクティカル面から2つをご紹介しました。

アカデミック面
●強力な仕事道具を入手できる
●学術に向き合う時間を確保できる

プラクティカル面
●ソフトスキル向上のための訓練場
●ネットワークが一気に広がる

留学するビジネススクールの特徴によっては、よりアカデミック、またはよりプラクティカルなカリキュラムである場合もあります。自分によってどのようなメリットを重視するのか考えながら準備を進めていきましょう。

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