EMBA受験生がアピールするべきリーダーシップ実績のポイント3つ

2021/09/18

EMBAプログラムは、30代から40代のマネージャー層を中心に注目が集まっています。EMBAプログラムの受験を考えている方々にとって重要な要素はリーダーシップの実績です。

MBA及びEMBAプログラムを提供する各国のビジネススクールでも優秀な人材を世の中に輩出することをミッションとしており、彼らに「理想の学生像を教えてください。」と質問をすれば、その中の回答の一つとして「リーダーシップポテンシャルを持った学生です。」というコメントは必ず入ってきます。

EMBAではない通常のMBAプログラムであれば、「リーダーシップポテンシャル」、つまり、将来的に優秀なリーダーの素質を持った学生であることを示すことができればいいです。

しかしながら、Executive向けのEMBAプログラムであれば、実際にリーダーシップを発揮した経験が求められることになります。それが10年以上、15年以上の実務経験の持ち主であればなおさらのことです。

「会社の業績はマネージャーのリーダーシップによるところが大きいです。」と言うのは簡単ですが、20代、30代とビジネス経験を積み、注意深くビジネス現場を観察してきたビジネスパーソンであれば、特にそれを身をもってそれを実感しているのではないでしょうか。

そこで今回は、特にEMBA受験生がアピールするべきリーダーシップ実績のポイント3つをお届けします。

人を育てた経験があるか?

EMBA受験生の場合、これまでの実務経験の中で人を育てた経験があることが望ましいです。

リーダーとして、他の社員よりも自分の専門分野の知識が豊富にあったり、プレイヤー個人として優れた成績を収めていたり、人脈が豊富だったりすることは、もちろん重要な要素ではありますが、EMBAを履修する学生であれば、自分の仕事以外に部下の仕事をみて、彼ら彼女らを一人前のビジネスパーソンに育てる、という経験が何よりも評価されます。

正しく人を育てるには、育つ人材を見極め、その人材に仕事を任せ、成長の機会を与えることが必要です。自分でやった方が早く正確であっても、あえて自分は一歩引いて、信じた部下に任せて辛抱強く成長するのを待つのがリーダーの仕事です。

決して個人プレーで突出した実績を残し、それがきっかけでリーダーに昇進することだけでは、リーダーとは言えません。

EMBAでは、リーダーとして人を育てた経験があるかどうかが重要な要素となります。

チーム方針を定め改革を執行した経験があるか?

EMBA受験生の場合、規模の大小は問わずともチームの進むべき方針を定め、改革を推薦し、それを確実に執行した経験があるかを審査されます。

中間管理職の中には、経営上層部から命令された仕事をただ単に部下に伝えて管理するだけになってしまうケースも多々あります。でもEMBAプログラムの受験者であれば、理想は、規模は小さくても良いのでリーダー自らチームの方針を定めて改革を行った経験を持っていることです。

これを実行するには、ハードスキルとソフトスキルの両方を持つ合わせている必要があります。

1.チームの現状を正しく分析して正しい方向性を見つけるハードスキル
今のチームの状況は「良い」「普通」「悪い」のどれか?
その根拠は?
改善のための手段は?
過去の経験や数字などを見ながら、正しく分析して正しい方向性を示すチカラが求められます。

2.進むべき方向性を正しくチームメンバーに伝えるソフトスキル
改革の度合いが高ければ高いほど、メンバーの腑に落ちるよう丁寧に正しくタイミングを見計らって伝える必要があります。

3.確実に執行する先導力
すすむべき方向性をメンバーに伝えると、中にはそれに反発するメンバーも出てくる可能性があります。組織が多ければ多いほどその可能性は高くなります。

リーダーがそのような反発者に対してアタフタしていたら計画は頓挫してしまいます。確実に執行するためには、反発者に上手く対処するソフトスキルが必要になります。
理路整然と改革の必要性を説明して納得してもらうのか、報酬を上乗せするのか、或いは排除するのか、それはリーダーの判断によります。

EMBAでは、このようにチームの方針を定め改革を執行した経験があるかがポイントになります。

上司を上手く扱っているか?

EMBA受験生としてアピールするべきポイントとして上の通り2つ説明しましたが、人によってはこれらの経験を積むのは難しいかもしれません。都合よく会社から人を育てる機会や改革を行う機会を与えれるわけではありませんので。

その場合は、自分の上司を上手く利用した経験がないか考えてみましょう。

優秀なリーダーは上司の扱い方がとても上手です。無能なリーダーを持って苦労した経験はないですか?きっと多くの方があると思います。無能なリーダーは、上から降って来た命令をそのまま部下へ流して、自分はただの伝達者になっているケースが多々あります。

優秀なリーダーは、決して伝達者にはなりません。上から降って来た命令を自分なりにしっかりと確認して、自分の部下が対応できるのかを考えます。無理だと判断したら上に駆け寄って交渉します。

また、自分の裁量ではどうしても対応しきれない問題がチーム内に出てきた場合には、優秀なリーダーは自分の上司を巻き込んで解決を図ります。チームメンバーからしてみれば、これほど頼もしいリーダーはいないと思うはずです。

このような形で、自分の上司を上手く扱うことができるのも、EMBA受験者がアピールできるリーダーシップの実績です。

まとめ

EMBAプログラムの受験を考えている方々にとって重要な要素は、リーダーシップの実績です。
しかしながら、一言でリーダーシップと言っても何をどうアピールしたらいいのか分からないかもしれません。もちろんリーダーという肩書だけでは全く意味がなく実務内容が元なっている必要があります。

1.人を育てた経験があるか?
2.チーム方針を定め改革を執行した経験があるか?
3.上司を上手く扱っているか?

これら3つの要素は、特にExecutive向けのEMBAプログラムでは重要な要素になります。EMBA受験を考えている人は、是非今までの経歴を振り返ってみてこれら3つのリーダーシップの実績はないか棚卸をしてみましょう。

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