名前 :高部宏明さん(仮名)
年齢 :32歳(MBA受験時)
勤務先 :総合電機メーカー
MBA受験中のお住まい :東京都
進学校 :シンガポール国立大学(NUS)
(MBA Lounge 川尻、以下川尻)どんなお仕事をされていますか?
(高部宏明さん、以下高部さん)直近2年間は総合電機メーカーの本社経営企画部門にて、主に外部環境分析と長期戦略の構築を行なっていました。経営企画部門に異動する前は、1年間の米国駐在も含め、8年間本社の知的財産部門にて知的財産の活用を行っていました。
(川尻)なぜMBAを取得しようと思ったのですか?
(高部さん)元々のバックグラウンドが法律のため、法律や知的財産の知識を生かしながらもう1つ専門的な分野を開拓したいと思っていました。ちょうどそう思っていた時、経営企画部門に異動することになり、経営の知識と経験不足を痛感しました。そのため、ビジネスの知識を体型的に学ぶと同時にこの分野の専門性を高めたいと思ったためです。周りにはMBAを取得された方も多く、この目的を達成するためには最も有効だと思いました。最終的には経営×法律・知財の観点から事業活動の役に立てたらと思っています。
(川尻)なぜMBA Loungeのサービスに申し込もうと思ったのですか?
(高部さん)理由は2つあります。
1つ目の理由はアジアのMBAに強みがあると思ったからです。私の場合は最初からシンガポールの2校に出願先を絞っていましたので、すでに多くの合格者を輩出している川尻さんにお願いしたいと思っていました。
2つ目の理由はコミュニケーションのしやすさです。私の場合は申し込みが10月末日ごろであり、出願までの時間もなかったため、コミュニケーションの時間とレスポンスの速さが非常に重要でした。クチコミなどを見た結果、迅速で丁寧な対応をしていただけると感じましたので、MBA Loungeにお願いすることにしました。
(川尻)MBA Loungeのサービスを受けてどう変わりましたか?
(高部さん)変わったことは二つあります。
まず、レジュメやエッセイの質が非常に上がったと思います。川尻さんの的確なアドバイスと修正のおかげで、自分が何をしたいのか、何を伝えるのかを深く考えるようになりました。ある学校のエッセイだと10回以上のやりとりを経て、完成させたものもありました。そのため、面談等でレジュメやエッセイに対して質疑を受けた時でも問題なく回答することができました。
次に、面談に対して自信を持って臨めるようになったと思います。模擬面談のサービスにおいて厳しめの質疑応答の訓練をしていただいた結果、面談が非常にスムーズに進めることができ、各学校の面談の担当者にいい印象を残せたと思います。一人では質問や雰囲気、回答のタイミングなどをつかむのが難しかったため、模擬面談は非常に良かったと思います。
(川尻)なぜシンガポールを選んだのですか?
(高部さん)シンガポールを選んだ理由は2つあります。
1つ目はシンガポールがアジアのビジネスのハブであることです。駐在に加え、もともと欧米への出張が多かったため、次に海外に長期で滞在するならばアジアが良いと感じていました。元々標準化活動等で各国の企業との交渉やMTGが多い中で、自分の良さを伸ばすのであれば、米国人や欧州の人と同じ土俵で戦うより、アジアという軸で専門性を高めた方が重宝されるなと感じたためです。
2つ目は、デジタル技術を含め、テクノロジーに対して寛容であったからです。私はすでにMBA出願時で31歳だったため、今後のキャリアも今までのキャリアを生かしながらテクノロジーやそれに関わる無体財産を軸にビジネスに関わりたいと思いました。そう考えた時に、アジアの中でもスタートアップの活動やテクノロジーイノベーション、知的財産政策に力を入れているシンガポールにて学んだり人脈形成をしたりするのが良いと考えました。
(川尻)なぜNUSを選んだのですか?
(高部さん)理由は2つあります。
1つ目はプログラムの柔軟性です。NUSの場合、選択科目が非常に多い点とプログラムの期間を自分の都合に合わせて組める点に魅力を感じました。
2つ目はフィーリングです。私はNUSとNTUの2校から合格を頂いたのですが、Alumniの方とのお話や、エッセイの書きやすさ、面談、学校訪問での印象から、雰囲気的にはNUSが良いかなと感じました。
(川尻)スクール選びで悩んだことは?
私の場合、シンガポールに絞っていたのと、出願時期の関係上、受ける学校はすんなりと決まりました。一方最終どの学校に行くかは、非常に悩みました。
定量的な部分(学費や期間、Alumniの数、ランキング)とかで決めることができれば数字で決められますが、やりたいことを軸にするとかなり定性的になります。AlumniやAdmissionsから様々な情報を得ても、それが本当にできるかどうかは結構わからない部分が多かったり、同じようなことができる場合については吸収できる量はどのくらいなのかだったりは人それぞれと思います。
私は結構やりたいことはどちらでもできそうだったので、面談や校風、Admissionsとのコミュニケーションから自分のスタイルに合っていそうなNUSを選択しました。
(川尻)受験準備には通算でどのくらいの期間を要しましたか?
(高部さん)元々、LLMも考えてTOEFLを勉強していたため、その期間を含めると、2年半ほどになると思います。途中コロナや異動等で忙しくなり、途中で諦めそうな時もありましたが、なんとかモチベーションを保って勉強を続けました。
私の場合、時間がなかったため、合格ラインギリギリの点数が取れた後は、エッセイに集中して短期で仕上げるスケジュールでしたが、面談は出願順で審査されている雰囲気だったので、できる限り並行して行うことをお勧めします。特に推薦状は自分ではコントロールできない事項だと思います。私の場合、一人は米国人にお願いし、もう一人は米国駐在経験者にお願いしたため、内容は先方にお任せで英語にて記載して頂いたため、だいぶ時間を短縮しています。
2018年9月:TOEFL勉強開始
2019年5月:IELTSに切り替え、overall 6.5
2019年10月:GMAT勉強開始
2019年12月:GMAT初受験も基準に満たず、業務が忙しくなり中断
2020年10月:GMATの勉強再開、同時にMBA Lounge入会
2020年11月:Job Description完成
2020年12月:GMAT基準点到達、エッセイ準備開始、推薦状の依頼
2021年1月:エッセイ完成、出願、面談
2021年2月:面談、受験完了
(川尻)受験準備で一番苦労したことは?
(高部さん)私はGMATの点数が中々取れなかったことです。一度オンラインの講座を受けていたのですが、思うように点数が上がりませんでした。特に、Verbalは回答でなぜ正解の選択肢が回答で、不正解の選択肢が誤りなのかがよくわからず、勉強が進まなかったです
(川尻)受験準備で失敗したなあ、と思ったことは?
(高部さん)GMAT勉強で対策をすぐに打たなかったことです。オンラインで講座を受けていましたが、違和感を感じた時点でオフラインの講座に切り替えればよかったなぁと思いました。結局、仕事が忙しくなってしまい切り替えをしたのは1年後、この間の時間をエッセイ等に費やせたのにな、と思っています。
(川尻)MBA取得後のプランは?
(高部さん)現時点では、元の会社の元の部門に戻り、経営企画に従事する予定になっています。
(川尻)これからMBAを目指す方にアドバイスをお願いします。
(高部さん)仕事をしながらMBAを目指すのは、とても大変だと思います。途中、仕事が忙しくなってしまい、放置してしまうこともあると思います。でも決してMBAに行きたい、という気持ちを忘れないでください。
特にテストの点数がギリギリだったとしても決して諦めないでください(私は全てギリギリの点数でした)。エッセイや経歴、面接で十分に戦える場合もあります。大事なのはスタートラインに立つことです。まずは自分の希望するラウンドで出願をすることを目標に頑張ってください。
(川尻)川尻にメッセージをお願いいたします。
(高部さん)川尻さん、3ヶ月という短期間の中、エッセイや面談スキルを合格レベルまで引き上げていただけたこと、大変感謝しています。加えて、面談の練習を通して本番は落ち着いて対応ができました。この3ヶ月間でエッセイへ真剣に向き合うことで、将来についてやりたいことが明確になった点が受験内容にも良い影響を及ぼしたのだと思っています。本当にありがとうございました。
ヒーローインタビュー【まとめ】
受講者さん別 ヒーローインタビューの一部をご紹介します。
※インタビューにお応えいただいた方のみ抜粋して掲載しています。
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