名前 :仲尾正明さん(仮名)
年齢 :33歳(MBA受験時)
勤務先 :再生可能エネルギー事業会社
MBA受験中のお住まい :神奈川県
進学校 :香港科技大学(HKUST)
(MBA Lounge 川尻、以下川尻)どんなお仕事をされていますか?
(仲尾正明さん、以下仲尾さん)新卒でプラントエンジニアリング会社で発電所のEPC営業を経験し、その後リース会社に転職し、再生可能エネルギーの事業投資を行っております。現在は太陽光事業へのエクイティ出資を行う専門の子会社に出向し、出資を行うために太陽光発電事業のデベロッパーや発電事業者に営業を行い、デューデリジェンスや事業計画の作成を行っています。
(川尻)なぜMBAを取得しようと思ったのですか?
(仲尾さん)理由は2点あります。
1点目は前職において海外メーカーの技術を日本に持ち込むためのアライアンスがうまくいかず、複数の大型案件を受注したにもかかわらず、事業採算を悪化させてしまったことです。言語も文化も全く異なる海外企業と渡り合うにはどうしたらいいのか、あるいはそのような企業とどう提携すればうまくいくのか、MBAでの学びが何か与えてくれるのではと考えました。
2点目は、現在の再生可能エネルギー業界の流れです。この業界には現在多くのテクノロジーが採用されており、単にアセットを購入・開発し発電事業を運営するだけでは今後事業が成立せず、この大きな流れについていけないと考え、ほかの業界を含め最新のテクノロジーがどのようにビジネスに応用されているかを学びたいと考えました。
(川尻)なぜMBA Loungeのサービスに申し込もうと思ったのですか?
(仲尾さん)4年前にTOEFLの高い壁にぶち当たった経験から、今回のMBA受験の旅は、①スコアで勝負しない、②スコア以外の点で勝負できるフィールドで戦う、③受験費用はなるべくかけない、という3つの視点を持って始まりました。そこで出会ったのが、アジアMBAでした。
調べていくうちに、アジアMBAでも世界ランキングでトップスクールといわれるスクールがシンガポールと香港にあり、特に香港スクールの合格者は殆どがMBA Loungeの受講生ではないかと思うほどの割合を占めていることを知り、これは合格秘伝の書があるに違いないと思い、勝ち馬に乗るべくスコアも全く揃っていない2021年2月に川尻さんに相談、4月にサービスの申し込みをしました。
(川尻)MBA Loungeのサービスを受けてどう変わりましたか?
(仲尾さん)結果的に、スコアの出ていない早い段階から申し込むことで、もう後には引けない状況を作り、過去に合格者が歩んだスケジュールをこなすことで、勉強がなかなか進まない時期があったにも関わらず、焦らず、諦めずにゴールまでたどり着くことができました。
MBA受験は多くの人が途中で挫折する一方で、最後まで走り切った人は必ずどこかのスクールには合格できていると信じていますし、川尻さんも受講生は途中で諦めさえしなければ100%合格まで導くとコメントいただいたこともそれを裏付けているのではないかと考えます。MBA Loungeの過去の合格体験記をご覧いただければわかりますが、多くの受講生が最後までスコアが出ない中で合格まで何とか行き着いており、皆さん同じ道をたどっているんだなということがよく理解できると思います。
また、川尻さんの主催でスクールのアドミを招待して説明会(1on1を含む)を開催してくれ、アドミとつながることができます。アドミとつながるだけであればスクールのHPへの問い合わせや各種イベントで個別につながればいいですが、川尻さんは毎年多くの受講生をアジアMBAに送り込んでいる実績があるため、アドミは我々をMBA Loungeの受講生(川尻門下生)であると認識してくれ、少なくとも合格に足るレベルまでスコア、CV、エッセイ、インタビュー能力を引き上げてくるアプリカントであるとみなします。ついては、インタビュー時も川尻さんの名前を出すことでアイスブレイクにつながり、アプリケーションのプロセスを非常にスムーズなものにしてくれたと信じています。
(川尻)なぜHKUSTを選んだのですか?
(仲尾さん)Why MBAとも被りますが、昨今の再生可能エネルギー事業においては、新たなテクノロジー(ビッグデータの活用による故障予知技術、発電所の遠隔自動運転技術、ブロックチェーンによる電力供給のトラッキング等)を駆使した事業が多く検討、実施されており、それらはこれまで行ってきた業務からはかなりかけ離れたものであり、その点HKUSTは最新のテクノロジーとビジネスの融合という点にフォーカスしており、自分が新たなことを学ぶのに一番適したスクールであると判断しました。
さらに、HKUSTの日本人アラムナイは北米校に比べると数は少ないですが、欧米のトップスクールに負けないトップファームに進む方や起業される方もおられます。アジアMBAというニッチなカテゴリからそのような活躍ができるということを知り、実際に沢山お話をさせていただくことで、一番フィット感を感じたのがHKUSTでした。
(川尻)スクール選びで悩んだことは?
(仲尾さん)香港のスクールを3校受けましたが、受験開始当初はスコアも出ておらずどこかに受かればいいな、と思っていました。結果的に3校全てに奨学金付きで合格し、その時点でとても悩みました。
一番フィット感を感じていたHKUSTの奨学金と比べ、第2志望のスクールでは200万円弱多くの奨学金付オファーをいただき、その後1週間程度の期間で再度両校のアラムナイの方々とお話させていただき、最終的に第一志望校であるHKUSTを選択しました。川尻さんやアラムナイの方がおっしゃっていたのは、200万円など1か月でペイできるくらいの差でしかない、それをスクール選びの要素に含めるべきではないということも背中を押された要因です。
(川尻)受験準備には通算でどのくらいの期間を要しましたか?
(仲尾さん)初めてIELTSを受けてから13か月、IELTSを準備し始めてから16か月で合格まで至りました。
一方、最初にMBAを意識したのは5年前で、当時はTOEFLを一度受験しただけでその難易度に打ちひしがれ、諦めてしまいました。その後転職を経て、色々調べるうちに、多くの合格者も最初から英語ができていたわけではなく、同じように最初は高い壁にぶつかり、何年もの歳月をかけ、寝る間も惜しみMBA受験生活を送っていたのだということを認識し、MBA受験を再決意しました。
再決意したときには子どもも2人いたため、平日・休日問わず勉強時間は子どもが寝静まった後の22時以降で、夜中1~2時程度まで粘ってやっていました。幸いコロナ禍で殆ど在宅勤務でしたので、朝は子どもの保育園への送りもゆっくりでよくなり、最低限の睡眠時間は確保できましたので、個人的にはコロナがなければMBA受験は続けられなかったかもしれません。
しかし、最初にMBAを志してからすでに4~5年もの歳月が経ち、その分年齢を重ねているため、スコアメイクに時間をかけるわけにもいかなかったため、上述の通り、スコア以外で勝負できる香港MBAに焦点を絞り、最悪IELTSもGMATもなしで出願・インタビューには進めるというバックストップを用意しておきました(ただし、正式オファーにはスコアは必要です)。
2017年12月 TOEIC 860点
2018年1月 TOEFL 60点(L11 R13 W18 S18)(初)
TOEFLの難易度に泣き崩れ、英語自体の勉強をストップ。
2018年12月 転職
2020年12月 IELTS 5.5 (L:5.5 R5.5 W6.0 S5.0)(初)
2021年2月 IELTS 5.5 (L:5.5 R5.5 W5.5 S5.5)(2回目)
2021年3月 IELTS 6.0 (L:6.5 R5.5 W5.5 S5.5)(3回目)
2019年4月 MBA Lounge申し込み
2021年4月 IELTS 6.0 (L:6.0 R7.0 W5.5 S5.5)(4回目)
2021年5月 IELTS 6.0 (L:6.5 R6.0 W5.5 S6.0)(5回目)
2021年7月 IELTS 6.0 (L:6.5 R6.5 W6.0 S5.5)(6回目)
2021年7月 GMAT準備開始
2021年8月 IELTS 6.5 (L:6.5 R7.0 W6.0 S6.0)(7回目)※
※当初S5.0で、リマーク(再採点)でS6.0となり、OA6.5にぎりぎり到達
2021年12月 HKUST出願
2021年12月 GMAT 390点(V:11 Q35)(初)→スコアキャンセル
2021年12月 HKU出願
2022年1月 CUHK出願
2022年1月 HKUST、HKU、CUHKインタビュー(Zoom/Skype)
2022年1月 HKUST、HKU、CUHKからコンディショナルオファー獲得(3校とも奨学金付)
2022年1月 GMAT 550点(V20 Q46)(2回目/受験終了)
2022年1月 HKUST、HKU、CUHKから正式オファー獲得
2022年2月 HKUSTのオファー受諾
(川尻)受験準備で一番苦労したことは?
(仲尾さん)GMATの準備が全然進まない2021年12月にエッセイと推薦状の準備もしないといけなかった時期が最も苦労しました。
通常夜中1~2時程度までで終えていた勉強時間が最終的には連日3~4時まで遅くなり、しまいには勉強時間が全てエッセイ、推薦状の準備の時間になりました。この1か月は日中仕事も集中できないくらいの眠気に襲われながらなんとか年末年始休暇まで持ち込み、HKUST、HKU2校の出願まで至ることができました。案の定12月末に受験したGMATのスコアは悲惨なものでしたので、エッセイの準備は出願の2~3か月前から少しずつ準備し、スコア対策と並行して進めるべきだと思いました。
(川尻)受験準備で失敗したなあ、と思ったことは?
(仲尾さん)以下の2点です。
1.IELTSのライティングはUdemyやIELTS answers.comなどを使い、それなりに対策は行いましたが、最後まで殆ど対策を行っていない初回のスコアを更新することができませんでした。OA6.5~7.0を目指す場合、日本人的にはLRで7.0~7.5を目指す方が費用対効果もよいと考えており、Wに注力するよりLRにより時間を使い、そのRの上昇幅でGMATまでスムーズに移行できたのではと思います。というのも、私は結果的にGMATのVerbalは全く自信がない状態で、唯一半年の期間をかけて対策をしたSCが得点源にはなりましたが、RCとCRは殆ど点が取れておりません。これも、確実にIELTSのRで7.5以上を獲得する力があれば、もう少しGMATのVerbalに期待できたのではと考えます。
2.GMATかGREかという問題は、特に最近になってGMATの受験者が減っていることもあり比較されがちですが、アジアMBA全般で見ても、GREの方が大勢な印象です。やはりGMATはCATシステムという点も含めて対策をしても比例してスコアが伸びるような試験ではないと言われている一方、GREはVerbalの単語問題の比重を見ても、時間をかければ点数が取れるようになる試験でもあると言えます。したがって、私も今から受験勉強を開始するのであればGREを選択していると思います。
(川尻)MBA取得後のプランは?
(仲尾さん)私費留学のため、卒業後は借金返済の都合、民間企業で就業予定です。現段階では、投資を通して経営に携われる企業、あるいは経営戦略に携われる企業での就業を予定していますが、長期的には、環境エネルギー分野での起業を意識しています
(川尻)これからMBAを目指す方にアドバイスをお願いします。
(仲尾さん)MBA Loungeに入会し川尻さんにサポートいただければ必ずMBA合格は達成できます。不合格体験記は出てこないとは言いますが、殆どのMBA受験の失敗は、当初の私のように様々な理由により途中で勉強が継続できなくなったり、スコアが思うように出なかったり、あるいは初めから無理だと諦めていたり、出願まで行き着かないことが原因であると思っています。
もちろん、米国のトップスクール合格者は経歴も華々しいですが、彼らも最初からスコアが取れていたかというと必ずしもそうではなく、殆どの合格者も同じように英語で苦労し、時には何十回も英語の試験を受けたり、何百万円もかけた方もいるのではないでしょうか。そのような方々も最後まで諦めずに努力していることは事実で、目標を達成するためには一定数時間を割かなければなりません。
少しでも途中で諦めないようにするためには、川尻さんのようなコーチをつけ、ファイティングポーズをとり続けることが必要だと思いますので、ぜひ最後まで諦めないでください。
(川尻)川尻にメッセージをお願いいたします。
(仲尾さん)1年弱という短い期間でしたが、特にエッセイ準備期間は連日の即レス、何より励みになりました。ありがとうございました。年末のGMATの点数ではさすがにへこみましたが、淡々とエッセイ添削をしていただく中で、こちらも淡々とインタビュー対策を行い、確実にインタビュー合格を達成することができました。その着実なフォローが、結果GMATのクリアと正式合格にもつながったのではないかと思います。
ヒーローインタビュー【まとめ】
受講者さん別 ヒーローインタビューの一部をご紹介します。
※インタビューにお応えいただいた方のみ抜粋して掲載しています。
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