名前 :猪上浩治さん(仮名)
年齢 :28歳(MBA受験時)
勤務先 :日系自動車部品メーカー
MBA受験中のお住まい :愛知県
進学校 :香港中文大学(CUHK)(香港)
(MBA Lounge 川尻、以下川尻)MBA留学前はどんなお仕事をしていましたか?
(猪上浩治さん、以下猪上さん)新卒で日系自動車部品メーカーに入社し、経理部にて有価証券報告書等外部向け法定書類の作成、子会社管理等の会計業務を経験後、今は特定の事業部の損益管理を行っています。入社以来ずっと経理畑で現在6年目です。
(川尻)なぜMBAを取得しようと思ったのですか?
(猪上さん)将来継承する予定であるファミリービジネスにて経営者として成功するためです。
具体的には①マネジメントスキル②アジアとのコネクションの2つ特に必要だと思いこれらを得るためにMBAを志しました。仕事を続ける、転職する、MBAにいく、という3つの選択肢を考えましたが、MBAが最も効果的かつ早くこれら2つの事項を習得するチャンスを手に入れられると判断しました。
(川尻)なぜMBA Loungeのサービスに申し込もうと思ったのですか?
(猪上さん)評判と人柄です。
1人の力ではMBA受験を乗り切ることは不可能だと思っていたため、当初からカウンセラーを利用する予定でした。皆さんがこのページにたどり着いているように、アジアMBAの合格体験記等で川尻さんを知り初回相談に申し込みました。
大手予備校から外国人カウンセラーまでリサーチや一部の方とは面談を行いましたが、川尻さんが一番私の話を真摯に聞いてくださりMBA合格に向けて一緒に頑張ろうと話をしてくださいました。出願書類書類作成にあたっては、私の過去から未来の話をしっかりと共有する必要があると思っていたため、私の思いを受け止めてくれる人、話したいと思える人でなければいけませんでした。川尻さんはまさにぴったりでした。(こう書くと誇張しているんじゃないか?と思われるかもしれませんが、本当です。笑)
(川尻)MBA Loungeのサービスを受けてどう変わりましたか?
(猪上さん)大きく2つあります。出願までの道筋が明確になったことと、出願書類の質が劇的に向上したことです。
まず皆さんがご存じの通りMBAは出願に至るまで多くのプロセスがあり、それらを1つずつ時には同時並行で対応していかなければなりません。やっとの思いでスコアメイクが終わった後も、CV、エッセイ、推薦状、インタビューと盛りだくさんなので、1つ1つが後ろにずれがちです。出願日を設定し、なにをいつまでに完成させるか、そのためにドラフトをいつ提出するか、細かく川尻さんと予定を組みそれに合わせて受験準備を行うことができました。エッセイは結構時間がかかってしまいましたが、川尻さんお得意の(?)迅速なご対応でスケジュール通りの出願をすることができました。私にとっては全てが初めての体験でしたので川尻さんがペースメーカーとなってくださったことは非常に助かりました。
次にCVやエッセイの質です。大学生の就活時からエントリーシートの類に非常に苦手意識をもっており、作成にあたって苦労することは目に見えていました。特にエッセイの初ドラフトは自分で恥ずかしく川尻さんに見せることすら躊躇いましたが、褒める点と改善すべき点を明確にしたフィードバックをすぐにしてくださりサクサクと進めることができました。エッセイのやり取りは10回以上したかと思いますが、やり取りの度に内容が向上していくことを感じました。ここでもう1つ言いたいことがあります。過去の受講生の方々のレビューにも「川尻さんの迅速な対応で・・・」といったコメントが多くありますが、これは本当です!笑 本当に早いです。もちろん時期によると思いますが、私の場合は早いときは数時間遅くとも1日以内にはフィードバックをいただいていました。鉄は熱いうちに打てといいますが、フィードバックの反映は早いにこしたことはないと思うのでこのスピードには本当に感謝しています。
(川尻)なぜ香港を選んだのですか?
(猪上さん)私がMBAで得たい「コネクション」に絡んで2つ理由があります。アジア有数の経済都市であること、ファミリービジネスの数が多いことです。
言わずもがなアジア有数の経済都市である香港には、あらゆるヒト・モノ・カネが流れ込んできます。多くの人々や企業と接する機会を最大限利用できると思いました。
次に、私特有の理由にはなりますが香港はファミリービジネスの数が非常に多いです。アジアの経済都市というとシンガポールも同様に候補として上がると思いますが、ファミリービジネスの数は香港が数倍多いです。CUHKの授業等を通して香港でファミリービジネスを営む人々と交流する機会があると卒業生から伺っていたため、その機会を活用しファミリービジネス特有のマネジメントや課題への対処を実例をもって学ぶことができると思いました。
以上が建前ですが実はもう1つあります。それは将来の日本の立場を考えた際に中華圏での経験は不可欠だと思ったからです。あまり突っ込んだ話をすると誤解を生みそうなのでしませんが、中華圏での滞在経験を通して自分自身の幅を広げたいです。
(川尻)なぜCUHKを選んだのですか?
(猪上さん)
ファミリービジネスとアントレに重きを置いたプログラムを通して、経営者としてのマネジメントスキルとアジアへのコネクションを得られると思ったからです。CUHKにはファミリービジネスに特化した授業およびセンターがあります。ハードスキルはもちろん、前述した通り実際にビジネスを営む方と会う機会がある中で学びが多くあると期待しています。
ほとんどの受験生の方はこの話をすると思いますが、アントレ系の授業や起業したアルムナイ、CUHKのすぐ隣にある香港サイエンスパーク等のリソーセスを活用して、新規事業を生み出しどう発展させていくかの実例を学ぶことができると期待しています。
将来ファミリービジネスにおいて新しい収益の柱を確立したいと思っている私にはぴったりの環境だと思いました。
また、私と同じようなバックグラウンドの卒業生をアドミッションオフィスから紹介していただき、CUHKでのMBAからファミリービジネスの発展というロールモデルとなる方とお話できたことも非常に刺激となり、リソーセスがあることも確認できました。
(川尻)スクール選びで悩んだことは?
(猪上さん)正直私はほとんど悩んでいません。どのように整理したかというと以下の通りです。
[場所]
アジアでのビジネスを考えた際、名のあるビジネススクールはシンガポールもしくは香港に集中していたため、まずこの2都市にある計6校を候補として考えました。
[スクール]
以下2つの観点を意識しました。
・自分のキャリア実現に使えるリソーセスがあるか?
・在校生や卒業生から感じ取れる雰囲気は自分と合いそうか?(これ曖昧ですがかなり重要だと思っています。)
卒業生やアドミッションスタッフの方にも親身に相談に乗っていただき非常に魅力な学校が他にもありましたが、ファミリービジネスという切り口と卒業生の方との出会いがあったため、CUHKが自然と第1志望となりました。
(川尻)受験準備には通算でどのくらいの期間を要しましたか?
(猪上さん)結構時間をかけてしまったと思います。皆さん気になる部分だと思いますので詳細書きますね。
2019/6 このまま働き続けて将来自分はどうなるか考えた際、何か必要だと感じる
2019/8 まずは英語でしょと思い、週4日程度のペースでオンライン英会話を開始
海外旅行が好きなため近場の中国や東南アジアを1か月に1回のペースで訪れまじめに勉強できず
2020/6 いい加減まずいと思いIELTS(コンピューターベース)を初受験
OA 6.5を獲得し出願基準を満たす
2020/7 もう少しできると思いIELTS再受験 OA 7.0のためIELTS終了
2020/8 某大手予備校の夏祭りセミナーに参加 若干意識を高める
GMATの問題を解いてみるもSCがつまらなさすぎたため、GRE受験を決意
2020/9 (無謀な)GRE初受験 307点を叩き出し撃沈
2020/12 GRE3回目の受験 315点と許容スコアを取得
2021/3 GRE4回目の受験 316点とわずか1点アップ
2021/7 そろそろ出願準備しないとまずいと思いMBA Loungeに申し込み CV完成
CUHKのアドミッションスタッフと面談
2021/8 GRE5回目の受験 320点を取りようやく諦めがつく
以前の上司二入へ推薦状を依頼(快諾)
2021/9 エッセイ・推薦状を作成 月末にアプライ
2021/10 上旬にMBA Lounge経由でネイティブとモックインタビュー
再度撃沈したため毎日オンライン英会話で1~3時間ほどインタビュー練習を行う
中旬にCUHKとの面接を行う
GREとは長い付き合いになってしまいましたが、先にスコアメイクを終えてエッセイに取り組めたことは非常に良かったです。あの難解な単語を覚えながらエッセイ準備、私にはできなかったと思います。
英語については、IELTSを選択しました。帰国子女でもなくフィリピンでの2か月の語学留学経験しかなかったためスピーキングに苦労しました。大学4年時のTOEICは950点でした。そこから3年半ほど経ってIELTSの勉強を開始しました。
(川尻)受験準備で一番苦労したことは?
(猪上さん)インタビュー準備です。いかに流ちょうに自分の考えを伝えることができるかは自分との戦いです。自分の夢を英語で語ったことがないので、しどろもどろかつ話が冗長になりがちで苦労しました。
話している最中に「自分は何を喋っているんだ」と思うほどの出来で自信を喪失しそうになりましたが、川尻さんやネイティブカウンセラーからの「答えは持っている。あとはそれを自信をもって簡潔に伝えられるかだ。そこを徹底的に練習しよう。」というアドバイスは支えとなりました。
(川尻)受験準備で失敗したなあ、と思ったことは??
(猪上さん)GREに時間をかけすぎたことです。(そしてかけた割には高くない点数でした。)当初はオンラインサービス(M社)を利用していましたが、根本的なReading力が不足しており半年後にGREのVervalのみ某予備校に通い、8点アップすることができました。もちろん無駄遣いはよくないと思いますが、行き詰った際は何かに頼るということも1つの選択肢だと思います。
逆にCV以降は川尻さんのお力添えもあり予想以上のペースで進めることができました。
(川尻)MBA取得後のプランは?
(猪上さん)ファミリービジネスに参加する予定です。将来的に海外展開を夢見ているため、その土台作りをMBA中に行いたいです。
(川尻)これからMBAを目指す方にアドバイスをお願いします。
(猪上さん)価値観や人生について私は語れないので非常に実務的なアドバイスを3つさせてください。笑
まず、スコアメイクは先に終わらせたることを強くおすすめします。エッセイやインタビューは緊張しますが、MBAライフという未来を思い描ける期間のためスコアメイクよりは充実したものになるかと思います。もちろんスコアが取れないからといって出願を遅らせる必要もないと思うので、そこは川尻さんと相談しながら計画を立てていただければと思います。
次に興味があるスクールの在校生・卒業生と会ってみてください。私が出願期間中にお会いした方々は多忙にかかわらずしっかり時間をつくって話をしてくださりました。スクールの雰囲気や特徴も在校生数人と話すにつれて感じるものがあると思います。私も入学後は皆さんのお役にたてるようCUHKや香港での経験をお伝えできればと思います。もし話を聞きたい方がいらっしゃいましたらぜひ連絡ください。
最後に、誰か相談できる方(進捗を話したり愚痴をいったりできる友達や家族)の存在は非常に重要だということを伝えたいです。私費留学のため会社の方々にはもちろん言えないので、就業後に待っているテスト勉強と出願準備というハードワークの話を共有できる相手が必要でした。幸い同じような境遇で転職した友人や海外赴任中で日本語を欲している友人がいましたので彼らのおかげで気が楽になりました。
(川尻)川尻にメッセージをお願いいたします。
(猪上さん)申し込みから約3カ月で第一志望に合格できたことは川尻さんのサポートあってのものでした。本当にありがとうございます。特に添削やメールの返信の速さのおかげでCVやエッセイはかなりテンポよく進めることができ、余裕を持って出願をすることができました。
まだスタート地点にたったばかりですが、この貴重な機会を最大限活用します。またいつの日か成長した姿を見せられればと思います。
ヒーローインタビュー【まとめ】
受講者さん別 ヒーローインタビューの一部をご紹介します。
※インタビューにお応えいただいた方のみ抜粋して掲載しています。
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