海外MBA受験が失敗する３つの理由

2024/03/20

海外MBA受験

海外MBA受験のサポートをさせて頂くと様々な方々と接する機会があります。

自分の経歴に自信がある人、ない人
海外MBAのための英語力がある人、ない人
社費留学の人、私費留学の人、

海外MBA受験をすすめていくにあたって、人それぞれ事情があるかと思いますが、その海外MBAを成功させて無事に志望校から合格を勝ち取るためにやってはいけないこと、つまり失敗してしまう理由があります。

今回の記事では、「海外MBA受験が失敗する３つの理由」」というテーマで、皆さんの海外MBA受験での失敗を回避するヒントをお届けします。

自らあきらめる

海外MBA受験をしている人が上手くいかない理由として非常に多いのが「自らあきらめる」ということです。
もちろん、海外MBAは全ての人によってプラスになるとは限りませんので「自分の将来を真剣に考えた結果、自分に海外MBAは不要である。」と結論づけたのであれば、それは全く問題ありません。別の目標に向かって頑張っていくことがベストです。

問題は海外MBAは自分の将来に必要である、と結論づけたにも関わらず、何らかの理由でモチベーションを維持できず自らあきらめてしまうことです。

その理由はきっと人によって様々でしょう。

英語試験やGMAT、GREで思ったようなスコアが出せずに挫折してしまったのかもしれません。
仕事が忙しく海外MBA受験の時間を確保できなかったのかもしれません。
自らイバラの道へ飛び込む勇気がないのかもしれません。

ここであなたに覚えておいてもらいたいことは、「ビジネススクールはいつでもWelcomeである」ということです。

もしあなたが志望スクールのキャンパスを訪問したいと思って計画を立てたら、来週でも来月でも来年でもいつでも行くことができます。スクールによってはキャンパスを案内してくれて、学校案内を渡され、「準備ができたら出願をしましょう。」と言ってくれます。

ビジネススクールがあなたから逃げることはありません。

あなたが行きたい、と思えば、ビジネススクールはいつでもあなたを待っています。

海外MBAにおいては、あきらめるのはいつも受験生の方からです。

自分を優秀に見せようとする

海外MBA受験の相談に乗らせて頂いてよく感じることは、自分を優秀に見せようとする
人が多いということです。

「海外MBAに行く人の多くは金融やコンサルの人たちで、私は全然違う業界ですが大丈夫ですか？」
「海外ＭＢＡに行く人はみんなエリートというイメージがあるのですが、私はエリートではありません。」

このような相談も多いです。

ビジネススクールは学生の多様性（ダイバーシティ）を重要視しています。そのため、他人と違う業界であればあるほど有利ですし、優秀と思われる経歴に自分を寄せる必要はありません。

どこまで理解して頂けるか分かりませんが、海外MBA受験は「他人は他人、自分は自分」が基本原則です。誤解を恐れずに言えば、ビジネススクールはあなたが優秀かどうかではなく、あなたは如何に他人と違うのか、を見ています。

他人と比較するのではなく、徹底的に自分と向き合うことでより洗練された自己分析を行うことができるようになります。自分自身を見つけ、どうしたら自分らしさをスクールにアピールできるのかに全振りしましょう。

やたらと出願する

海外MBA受験で数多くのビジネススクールに出願をする人がいます。

複数のビジネススクールに出願すること自体は全く問題ないですが、問題は「数打てば当たる」とばかりにエッセイをほぼcopy & pasteで量産して色々なスクールに出願する人です。これをやってしまうと、どのビジネススクールにもピントが合わない非常に中途半端なエッセイになってしまい、全滅してしまう可能性があります。特にアメリカでのMBAを検討している人は、アメリカには数多くのMBAプログラムがあるため、その傾向は強くなります。

出願するビジネススクール一校一校をしっかりと調査して、自分とのフィット感を確認し、志望するスクールへラブレターを書くように想いを込めてエッセイやその他の種類を仕上げていく必要があります。

ビジネススクール側も、毎年世界中から数多くの出願書類を見ていますので、受験生が想いを込めて書いた書類なのか、他のスクールの書類の使いまわしなのか、は見ればすぐに分かります。

仮に、やたらと受けてそのうちの一校に合格して入学したとしても、自分にそのスクールがフィットしていないかもしれません。そうなると、卒業後のキャリアにも影響しますし、せっかく膨大な時間と費用をかけて投資した海外MBAのインパクトを最大限に活用できない、ということも起こり得ます。

繰り返しになりますが、多くのスクールに出願すること自体は問題ありませんが、一校一校しっかりと調査をしたうえで、自分にフィットすると感じたスクールへ確実に出願していくことが重要です。