【ヒーローインタビュー】吉田武史さん(35歳)クイーンズランド大学(UQ)

ゆび矢印名前  :吉田武史さん
ゆび矢印年齢  :35歳
ゆび矢印勤務先 :日系製造会社
ゆび矢印MBA受験中のお住まい :新潟県
ゆび矢印進学校 :クイーンズランド大学(UQ)(オーストラリア)

(MBA Lounge 川尻、以下川尻)MBA留学前はどんなお仕事をしていましたか?

(吉田武史さん、以下吉田さん)外資系企業での経理経験を経て、日系商社で立ち上げ間もない製造子会社でベトナム駐在、アカウンティング・ファイナンスの仕事をしていました。

大手企業で経理財務をされていた社長に非常に近い位置で、企業再建に貢献させてもらいました。

(川尻)なぜMBAを取得しようと思ったのですか?

(吉田さん)色々なきっかけがありましたが、MBA取得に踏み切ったのは、諸事情があって日本に一旦戻らざるを得なくなった事情が最も大きいのが実情です。

それ以外では、スキルセットがアカウンティング中心で、バリュークリエーションや戦略面での貢献ができないもどかしさを感じていましたので、戦略、マーケティング等の習得を通じて貢献の幅を広げて、CFOとして活躍をしたいと思っていたこと。加えて、より効果的かつイノベーティブな方法で社会貢献をするため、MBAのリーダーシップ養成プログラムを通じて、social entrepreneurとして必要なリーダーシップを習得したいと思ったことが主要因です。

駐在時代に都市から離れた場所で働いていた時期があり、ローカルのベトナムスタッフに家に招待してもらったり、親戚の集まりに呼んでもらったり、コミュニティーに溶け込ませてもらう体験をしました。彼らは所謂あばら家のような家に住んでいたりするんですが、家族が常に助け合い、日本の昔を見ているような感覚があったこともあり、貧しいけれど助け合って幸せに暮らしているのに衝撃をうけました。

日本に戻り、その恩返しに在日ベトナム人労働者の生活を助けたい、日本に対してもっとベトナムの良さを理解してもらいたい。ベトナムで感じたようなコミュニティーが作る幸せを日本で再現したいという思いが強くなりました。Facebookを通して地元東海中部地方のベトナム人に役立つ情報を発信したり日本語教師のボランティア活動を始めていた関係で、地元でベトナム人実習生に畑を貸して農業を教えてあげている方や、仏教を通じて心のよりどころを作ってあげている方、駐日ベトナム大使に出会う機会がありました。

CFOとして企業の成長を支えたいというプロフェショナルなキャリアゴールと、限られたプライベートな時間でSocial Entrepreneurとして、そういった方たちのように社会への貢献を両立したいというのが私の現在の最大の目標です。

(川尻)なぜMBA Loungeのサービスに申し込もうと思ったのですか?

(吉田さん)オーストラリアセミナーを受講したのがきっかけですが、自分のバックグラウンドや状況に合わせたサービスを受けられると思ったこと。川尻さんの人柄も決め手になりました。

(川尻)MBA Loungeのサービスを受けてどう変わりましたか?

(吉田さん)志望校に関わるキーパーソンや卒業生を紹介頂きましたので、卒業後も含めたゴールまでの道筋を具体化できました。

(川尻)なぜクイーンズランド大学を選んだのですか?

(吉田さん)トップ校であること(Economist World Ranking では#10 in 2016)、オーストラリアが魅力的なことです。そしてUQ(The University of Queensland )、オーストラリアにはまだまだ伸びしろがあると思っています。先端テクノロジー主体のイノベーションが今後の先進国経済の成長の中心になる中で、UQはそういった分野でもTOP50に入る大学ですし、アジアがまだまだ伸びていく中、オーストラリア、UQのポジションは非常に面白いと思っています。日本の戦略的なパートナーとしても潜在的な可能性が大きいのではと考えています。社会面でも経済と幸福のバランスが取れている国で、そこから学びたいと思ったのも理由の一つです。

他にもトップスクールからオファーをもらっていましたが、奨学金が獲得できたことと、UQ MBAが1年間のIntensive Courseであることもあって最終的にUQを選びました。

(川尻)受験準備には通算でどのくらいの期間を要しましたか?

(吉田さん)実質約4か月ほどでした。ただ、MBAに向けて行っていたわけではありませんが、英語学習はBBCのラジオを聴いたり、オンライン英会話をしてみたり、仕事がとにかく忙しかったので、ストレスにならない程度に会社員時代ずっと続けていました。

(川尻)受験準備で一番苦労したことは?

(吉田さん)英語力です。具体的にはGMATのVERBALです。
ほぼ独学で挑んだため、ある一定の点数が壁になり、それを乗り越えるのに非常に苦労しました。私の場合私立文系ですが、数字が好きなので、MATHは楽しみながら点数を伸ばせました。一方、文法が特に苦手で特にSCが全く伸びませんでした。

(川尻)受験準備で失敗したなあ、と思ったことは?

(吉田さん)GMATにこだわりすぎていた時期がありましたが、もう一度受験するなら、自分の強みをアピールすることにこだわった方がよかった
と思っています。

(川尻)MBA取得後のプランは?

(吉田さん)経理中心の経験に経営の知識とファイナンスのノウハウを加えてコントローラー→CFOというキャリアを想定しています。しかし、授業や学校の外で色々な業界、職種の人とネットワークを広げ、PEファンドでのインターンシップなど行う中で、自分の視野が広がっています。VCのような領域にも挑戦したいと思っています。

(川尻)今はどんなMBA学生生活を過ごしていますか?

(吉田さん)現在12あるコースのうち、3つ目のコースを終えたところです。

MBAは個人に対するアサインメントだけでなく、グループワークも評価対象です。最初のコースがIntegrated Strategic Analysisの授業でしたが、慣れない環境だったこともあり色々な面でコホートに助けてもらいました。偶然マレーシア人でKPMGとマッキンゼーでマネジメントコンサルタントをしているパートタイマーのコホートとグループワークで一緒になりましたが、リーダーシップの実践、ケース分析、情報収集、議論の仕方までとても色々なことを学ばせてもらいました。パートタイマーも交じってグループが毎回変わるので、惰性にならず毎回緊張感と学びがあります。

成果も徐々に改善しており、最初の成績が5.5で残念な思いでしたが二つめのコースが6でだったので次からは7を狙っていきます。奨学金をもらっているので、成績も気になるところです。

ただし、授業だけしていたらMBAの価値は半減してしまうと思っています。学んだことを実践できる機会をスクールがどんどん提供してくれるので、それを活かしてガンガン活動しています。

CEP(Community Engagement Program)というUQのBELの学生、大学院生のアドバイザーとして、NPOの業績改善提案、改善案のインプリメンテーションのお手伝いをするというものを始めています。2つのチームをかけもっていますが、とてもやりがいがあります。インターンシップでもPEファンドで働き始めていますが、学びを実践に活かすとてもよい機会になっています。

ネットワーキングイベントは毎週ありますし、時間がもったいないのでほぼ毎日誰かとアポをとってコーヒーチャットをするようにしていています。(日本では飲み会で交流を広げるケースが多いですが、オーストラリアではコーヒーチャットがそれにあたるものになるようです。)卒業後のキャリアも考えるとファイナンスが非常に重要になるので、学校にお願いして独学プログラムを組んでもらい空いた時間でそういった補足の勉強もしています。


(※左からファイナンシャルコンサルタントのルーク・マーシャル、吉田さん、マネジメントコンサルタントのロッシュ、エロイーズ、ファイナンシャルアナリストのブレイクです。
ルークは日本に投資もしています。)

(川尻)これからMBAを目指す方にアドバイスをお願いします。

(吉田さん)MBAは学生獲得の世界的な競争にさらされているので、スクールも常に変化と進化をステークホルダーから求められており、それにこたえるべく生徒に様々なオプションを提供してくれます。授業自体も緊張感と刺激に満ち溢れていますが、それに加えて、志高く、さらに上を目指す業界や専門分野も異なる仲間が世界中から集まってきて、課題やネットワークを通じて学びを得ることができます。

そのような環境ですので日本だけでなく、世界が当たり前のように視野に入ってくるようになります。まだまだ道半ばですが、日本にいては得られなかった経験で仕事に役立つことはもちろんこれからの人生にとても大きな価値と思っています。刺激と成長を求めるタイプの方なら100%後悔しないでしょうし、内向的なコホートがどんどんプレゼンがうまくなってリーダーシップを発揮するトランスフォーメーションの過程も目の当たりにしてます。リスクアペタイト=グロースオポチュニティーです。

企業でも個人でも成長を望むなら不確実性はゼロにはできず、状況が変わればフレキシブルに対応していかなければなりませんが、
それを可能にするビジネスの核となるものをMBAを通してつかめると思っています。

(川尻)川尻にメッセージをお願いいたします。

(吉田さん)あきらめそうな時もずっと応援してくださり、本当に感謝しています。
まだまだ自分の卒業後のゴール達成までは長い道のりがありますが、これも乗り越えて川尻さんへ良い報告をしたいです。

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