MBAトップスクール受験:Kira Talent対策5つのポイント

MBA受験対策をしていると、Kira Talentというワードを目にすることがあると思います。Kira Talentは、近年欧米のトップスクールを中心に採用されているMBA入学審査項目の一つで、受験者のエッセイやインタビューをその場でオンラインで行うものです。

ビジネススクールのMBA出願項目の中に、Online admission testやOnline Interviewなどの言葉が出てきたら、それはKira Talentを採用したテストである可能性が高いです。

今回は、そんなKira Talentついての概要とMBA受験者が事前に準備しておくべき簡単な対策のポイントを実際のKira Talentで出題されやすい質問形式を例に出しながら解説します。

※また、注意点としてはビジネススクールがKira Talentを採用しているからといって、従来のMBA出願エッセイや対面インタビューがなくなるという訳ではありません。そのため、従来のエッセイ、インタビュー対策もKira Talent対策と同時に必要になります。

Kira Talentとは

Kiraは、MBAを始めとする高等教育機関への出願ツールとしてEmilie CushmanとKonrad Listwanにより2012年に開発されました。

Kiraのベータベース内の質問は、MBA出願者のリーダーシップ能力、コミュニケーション力、一般教養などを審査する出願ツールシステムとして数多くのビジネススクールなどで採用が進んでいます。

Kira Talentを受験するMBA出願者は、各質問に対して、エッセイ形式(Writing)またはインタビュー形式(Speaking)で回答することが求められ、且つその場で即答する必要があります。そのため、事前にKira Talentを攻略するための対策は欠かすことができません。

Kiraを採用している主なビジネススクール

Kira Talentを採用するトップスクールは年々増えています。

INSEAD
London Business School
Imperial College of London
University of Toronto Rotman School of Management
University of Manchester
Babson College
University of Cambridge
University of Oxford

など

【Kira対策1】経歴のたな卸しをする

Kira Talent攻略としては、まず受験者の仕事面でどのような経験を積んできたのかのアピールする必要があります。

MBA受験生は平均して5~7年ほどの実務経験を持っている人たちですので、その経験をもっと深く知りたがります。それらの質問に確実に答えられるように、今までの仕事の経験、実績、成功体験、失敗体験などを細かく洗い出し、自分の言葉で確実に相手に伝えられるように訓練をしておくことが大切です。

【想定される質問例】
・Please tell me when you had the most difficult decisions to make as a leader?
・Tell me the experience when you worked under pressure and what did you learn from it?
・What was your most significant achievement and why do you think so?

【Kira対策2】自分自身をしっかりと理解する

ビジネススクールは入学させる受験生について、強みや弱み、その他どのような特徴をもった人物なのかを深く理解したいと思っています。にもかかわらず、受験者自信が自分のことをしっかりと理解していなかったら、自分がどのような人間なのかが相手に伝えることができるわけがありません。

MBAでは、単純に頭がいい人、偏差値が高い人から順番に合格を出すわけでは決してありません。MBAを提供するビジネススクールのゴールは、優秀な経営者やリーダーを育成して、彼ら彼女らが実社会で活躍することで、ビジネススクールはそのポテンシャルを持った学生を積極的に合格させたいと思っています。

優秀な経営者やリーダーになるポテンシャルを持っているかどうかを見極めるには、その人を深く理解する必要があり、もちろん受験者本人も自分自身を深く理解していなければ相手に伝えることはできません。

【想定される質問例】
・What is your strength?
・What is your weakness?
・What color are you?

【Kira対策3】人生の軸を明確にする

Kiraでは思考の瞬発力を求められる質問が出ることがあります。

例えば、
自由な時間が2時間あったら何をしますか?
あなたが好きな映画を観るのと小説を読むのはどちらが好き?それはなぜ?
過去に行けるならいつの時代に行きたい?
など。

普段から自分の人生の軸を持たずに生活している人ほど、一瞬どう答えていいのか分からないと思うかもしれません。
しかしながら、「エンターテインメントの世界を変えるキャリアを一貫して歩みたい」というような人生の軸を常に意識して生活している人だったら、例えば「過去に行けるとしたらいつの時代に行きたいのか。」という質問に対して、「チャップリン映画全盛時代のアメリカに行って、当時の映画を研究したい。」など瞬時に答えることができるでしょう。

普段から、自分の人生の軸を意識しておくことが大切です。

【想定される質問例】
・If you have extra 2 hours, what would you do?
・If you could travel the past, what year would you want to visit and why?
・What do you think the most innovation item in this past 10 years?

【Kira対策4】コミュニケーション力向上を意識する

ビジネススクールのミッションは、優秀な経営者やリーダーを社会に輩出することです。優秀な経営者やリーダーのポテンシャルとして、コミュニケーション力は欠かすことができません。

コミュニケーション力には、色々ありますが、例えば、

・複雑な内容を簡潔に伝える能力
・相手の気持ちを理解する能力
・反対する相手を傷付けずに、自分の意見に合意させる能力

など。

そのようなコミュニケーション力を持っているかどうかを審査する質問も出題されますので、その対策もしっかりと練っておくことが重要です。

【想定される質問例】
・Introduce yourself in one minute.
・Write a response email to the business school from which you received a full-time programme offer in around 300 words?

【Kira対策5】幅広い一般知識を身に付ける

最後に、そして最も重要なポイントが、幅広い一般知識を披露できるかどうか、ということです。これは短期間のKira対策ではどうしようもありません。

普段から新聞、ニュース、本などを読んでおく必要があり、その集大成が満足度の高い回答となって反映されるものです。

例えば、「あなたが尊敬する経営者は誰ですか?なぜですか?」というような質問が出た時に、理路整然と回答することができるかどうかは、あなたが如何に多くの著名な経営者の知識が頭の中に入っているかが重要となります。

このような質問に対してよくある回答が「スティーブ・ジョブズ」です。スティーブ・ジョブズであればそれはそれでいいですが、ジョブズの実績やリーダーシップのみを並べてもインパクトに欠けます。そこで例えば、ジョブズを彼の後継者となったティム・クックと比較してどう違うのかを論じてみたり、その他よく比較対象となるビル・ゲイツやイーロン・マスクとの違いを論じてみたりと、知識が多ければ多いほど深みの増した回答をすることができるはずです。

繰り返しになりますが、このようなスキルは短期間のKira対策でどうにかなるようなものではありません。普段からの小さな積み重ねがとても重要になってきます。

だからこそ、Kiraもそこを突いてくるのです。

【想定される質問例】
・Who is the business leader you admire and why?
・What are the important things for an excellent HR strategy?
・How do you think the smartphone change our society?
・What do you think Today’s Dow Jones Industrial Average?

まとめ

トップスクールへのMBA受験では、Kira Talent対策は欠かすことができません。
特に競争率の高いスクールにおいては、Kiraでスコアを落とすと合格へのハードルが上がり苦戦することになります。

そんなKira Talent対策の5つのポイントは以下。

1.経歴のたな卸しをする
2.自分自身をしっかりと理解する
3.人生の軸を明確にする
4.コミュニケーション力向上を意識する
5.幅広い一般知識を身に付ける

繰り返しになりますが、これらの対策は短期間でどうこうなるものではありません。但し、普段からWhy MBA?や自分のキャリアプランや人生の軸についてしっかりと考え調査していれば、満足のいく回答をすることができるはずです。

当社MBA Loungeでも、欧米のトップスクールを目指す受講生さん向けに近年はKira Talent対策を強化しています。多くの受講生さんからKira対策はビジネススクール合格に限らず、自分のキャリアや人生の意義について考えるいい機会にもなったというフィードバックをもらいます。

皆さんの目標は決してビジネススクールに合格することではないはずです。その先のキャリア成功を見据えているはずです。

是非Kiraを完全攻略して今後のキャリアの足掛かりにしていきましょう。

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