MBA個別相談会で頂く質問3つについて解説

2023/01/26

相談会

MBA Lounge が定期的に行っているMBA相談会では、本当に様々な相談に乗らせていただいております。

相談に来られる多くのMBA受験生さんは、真剣に自分のキャリアを考えており、MBAカウンセラーとして私も相談者さんを応援したい気持ちでいっぱいになります。

そこで今回は、MBA Lounge が開催するMBA相談会でよくいただく相談内容3つについて解説します。

MBA相談1:MBAを取得すれば年収は上がりますか?

年収

最初の相談内容は、「MBAを取得すれば年収は上がりますか?」です。

回答としては、「上がる可能性は高くなりますが、タイミングや人によります。」となってしまいます。

MBAは弁護士資格のような独占業務はないので、どうしてもその人次第、と言わざるを得ません。

でも、そんな中でも、MBAを取得して確実に「増える」ものがあります。
それは、「MBAを取得すると選択肢が増える」ということ。

MBAを取得すると、年収が上がる保証はないけれども、選択肢は確実に増えます。

特にこれは理系の経歴の方々に顕著です。

例えば、今までのキャリアでずっと医療関係の研究職をやって来た人が転職を繰り返しても、同じ業界の同じ職種やその周辺領域をグルグルするケースが多いです。

そこに、MBAへ投資してビジネス全体を体系的に学ぶスキルを身に付けると、理系+マネジメントの最強戦士となり、選択肢の可能性がグンと上がります。

研究職からコンサルタントへ、または、研究職から経営企画へ、と今までの専門分野を活かしつつ、よりビジネスよりの仕事にシフトすることが可能です。

もちろん、研究職が好きであればそのまま研究職に留まって、その中でリーダーシップを発揮する仕事をすることができます。

人生やキャリアを充実させるためには、「やりたい事をやる」のでなく、「やりたくない事はやらない。」ことの方が精神的にずっと安定します。

選択肢が多いというには、人が幸せになる要素の一つです。

MBAを取得することで「やりたくない事をやらなくて済む」可能性が高くなります。

あなたが今一番やりたくない事はなんですか?

GMAT?

MBA取得すればGMATもやらなくても良くなります。

また、文系の経歴の受験生であっても同じことは言えます。

アメリカの大学の教養学部(General Studies)を学んだあと、最初に就職した会社は住宅メーカーでした。そこでは主に北欧からの木材購買の仕事に携わっていました。

自分の専門は「木材」または「物流」かな、、、なんて思っていた時期にMBA留学を決意しました。

MBAでは、主にMarketingとEntrepreneurshipにフォーカスをして、卒業後には台湾のシステム家具メーカーで、事業開発の仕事に従事することができました。

MBAを通じてチェンジすることができる項目として「Location(場所)」「Industry(業界)」「Function(職種)」がありますが、私の場合は、この3つの項目全てをチェンジしたことになります。

もちろん、これはMBA留学無しではなし得ることができなかったはずです。

MBA相談2:進学先は、有名ビジネススクールを選ぶべきですか?

ビジネススクール

MBA相談会でよく頂く相談2つ目は、「進学先は、有名ビジネススクールを選ぶべきですか?」です。

有名ビジネススクールであればあるほど、授業料が高額の傾向にありますし、英語試験やGMATなどでもより高いスコアを求められる傾向にあります。

時間も費用も限られている中で、これらの難関を乗り越えてまで有名ビジネススクールに行く必要があるのか、または準備期間や費用を抑えた形で、進学先を選択するべきなのか。

他の記事やYouTubeなどでも何度かご紹介していますが、結論から申し上げますと、「将来の目指すゴール」によります。

誤解を恐れずに言えば、経歴自体がサービスの一部になるような職業、例えば、経営コンサルタントや大学教授、弁護士などは、有名なビジネススクールのMBAを取得した方が仕事は取りやすいはずです。

そして、これが何年も続いていけば、有名ビジネススクールに高い学費を払っても費用対効果は十分にあるでしょう。

一方で、事業会社の企業幹部を目指す場合、有名なビジネススクールのMBAである必要性は、上記の職業ほどではないかもしれません。それよりも、就職先となる事業会社の方針や戦略によって、特定の国や地域でのMBA留学経験やネットワークを持っている方が会社にとっては重要かもしれません。

例えば、今後アジアで地盤を固めたい事業会社に就職する場合は、アジアでのMBA経験、やネットワークなどが採用側にとっては、有名ビジネススクールを卒業しているかどうかよりも、より魅力的に映るかもしれません。大企業よりもスタートアップなどの小さい企業の方がその傾向はより強いでしょう。

自分で事業を立ち上げるいわゆる起業する場合も同様です。有名なビジネススクールの学位を持つことよりも、自分が起業したい分野や成長戦略によって、それに適した地域のビジネススクールなどを選ぶことの方が重要かもしれません。

もちろん、よりダイバーシティーがあり、企業で上級職につくような人たちとのネットワークが非常に重要であれば、無名なところよりも有名ビジネススクールの方が、より質の高いネットワークが構築できる可能性もあるわけで、そこは、自分が将来得られるものと、時間や費用との支出のバランスを考えながら慎重に検討していく必要があります。

MBA相談3:私にMBAが必要だと思いますか。

相談

様々な生徒さんとMBA相談に乗らせて頂いていると、「経験豊富な川尻さんから見て、私にMBAは必要だと思いますか。」という質問がでてくることがあります。

このような相談を受けるたびに、私は相談者さんに対して「あなたが将来やりたい事は何ですか」と聞くようにしています。

その将来のやりたい事と照らし合わせて、それがMBAという経験、そして学位があった方がいいのか、で見極めることになります。

上述の通り、MBAを取得することで将来の選択肢は確実に増えますので、基本的にはMBAはもちろん無いよりはあった方が良いという話になりますが、その分、費用も時間も労力もかかります。

将来のゴールを達成するには何かしらの行動を起こさなければならないケースも多々ありますが、必ずしもそれがMBAである必要はありません。

さすがにこれについては、個別相談でなければ一概に言えることはできませんが、まずは、将来の目指すゴールという観点から検討していくことになります。

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