GMAT不要でMBA受験できるビジネススクールがいくつかあります。アメリカの場合は、GMATが必須なビジネススクールがほとんどですが、特にヨーロッパやオーストラリア、ニュージーランド等のビジネススクールには数多くGMAT不要でMBA受験できるところがあります。
しかしながら、GMAT不要と言うことは、ビジネススクールはエッセイ、履歴書、推薦状、インタビューなどその他の項目を非常に重視していると言う意味の裏返しでもあります。GMAT不要のビジネススクールの場合は、学力を図るようなGMAT試験よりも、MBA受験者の経歴ややる気、リーダーシップ能力、問題解決能力、プレゼンテーション能力などのポテンシャルなどを見て合格させたいと思っているのです。それゆえに、GMAT不要であるということなのです。
そのため、GMAT不要のビジネススクールに合格するためには、GMAT必須のビジネススクールよりも自分の強みを強調し、エッセイ、インタビュー、推薦文などに反映させる必要があります。
MBA受験者の相談にのっていると、自分の強みが分かっていない受験者が非常に多いことに気づきます。正確には、自分の強みが分かっていないと言うよりも、自分の強みを間違って理解しているケースが多いのです。自分が強みだと思っていることは、ビジネススクールから見れば、それは強みではないと認識されてしまうのです。逆に、本人が強みだと思っていない部分が、ビジネススクールにとって、それが強みであると認識する場合もあるのです。そこですでに、受験者のアウトプットしたい内容とビジネススクールがインプットしたい内容の齟齬がでてしまっているのです。
それでは、MBA受験者が自分の本当の強みを見つけ、それをどのようにしてエッセイ、インタビュー、推薦文などに反映させることができるか、そして、GMAT不要のビジネススクールが欲しがっている内容を伝えることができるか、以下の3つのステップで検証してみましょう。
目次
1.自分の「好き」を見つける。
GMAT不要のビジネススクール攻略最初の項目は、「自分の好きなものを見つける。」ということです。
何をするのが好きか。
仕事をしていて、何をしている時が楽しいと感じるのか。
これらを明確にすることは、GMAT不要のビジネススクール攻略をする上で大変重要なことです。
人と会って話をすることが好きですか?
イベントを主催して人と交流するのが好きですか?
若しくは、人と会ったり、イベントを主催したりするのが苦手で、部屋に籠って数字を触っているような仕事が好きですか?
自分の好きな事はいったい何なのか、もう一度よく考えてみましょう。「好きなものこそ上手になれ。」という言葉がありますが、「好きなものでない限り、上手にはなれない。」ということが言えると思います。
2.「好き」を「強み」に変える。
次の項目は、「好きなものを強みに変える。」ことです。自分が好きな事がないかを特定することができたら、それをトレーニングして強みに変える必要があります。とにかく、訓練に訓練を重ね、部内で一番、社内でも一番、というくらいに自分の得意分野にする必要があります。本当に自分が好きなことであれば、訓練を重ね、自分の得意分野にすることはできるはずです。
人と会って話をすることが好きな人は、営業、交渉力などが強みとして候補になります。
イベントを主催して人と交流するのが好きな人は、リーダーシップ、人事戦略、組織論などが強みになるでしょう。
数字を触っているような仕事が好きな人は、会計、経理、データ分析、統計学、などが強みになるでしょう。
MBA受験まで時間的に余裕があるようであれば、カルチャースクールに通ったり、資格を取ったりして好きな事を強みに変えていきましょう。
好きな事を強みに変える作業は、頭の良さや能力、才能の問題ではありません。これは時間の問題です。自分の好きなことであれば、時間をかけさえすれば必ず強みと言えるまで能力が高まるはずです。
もしあなたが、MBA受験を控えているにもかかわらず、自分の強みが見つからないようであれば、忙しい合間を縫いながらでも何とか訓練するための時間を作って頂きたいと思います。
自分の強みを持っていないと、たとえGMAT不要のビジネススールに合格したとしてもMBA留学自体は非常に厳しいことになることが予想されます。なぜなら、他の受験者も最低でも2,3年の実務経験があり、ほとんどすべてのクラスメートはそれらの実務経験から得た分の強みを武器にMBA受験をしてくるからです。
合格したら、彼らは自分の強みをビジネススクールのクラスで貢献し、好成績を上げるために必死になります。MBA入学後、そんな彼らと対等に戦っていくためには、自分の強みを明確にしていることが大前提となるのです。
3.スクールのマーケティング調査。
自分の好きなことを、訓練によってある程度強みと言えるレベルまで能力を高めることができたら、次にやる作業はGMAT不要ビジネススクールのマーケティング調査です。自分の強みを客観的に見つめて、どこのビジネススクールであれば自分の強みをプラスに貢献することができるのか、をいくつかのスクールを調査してみることが大切です。
例えば、自分の強みが営業経験で培った交渉力やコミュニケーション力であれば、ビジネスコミュニケーション学やビジネス交渉力等のカリキュラムに力を入れているビジネススクールを選ぶことが大切です。そのようなビジネススクールであれば、審査官もあなたの価値を正当に評価し、あなたのような学生を欲しいと思う事でしょう。ここであなたが、ビジネスコミュニケーション学やビジネス交渉力のあるカリキュラムに力を入れていないビジネススクールを選定してしまうと、あなたの魅力はビジネススクールの審査官には届かない可能性があります。
要するに、ビジネススクールと自分との相性を正確に見極め、相思相愛となり得るビジネススクールに出願することが重要なのです。
ここまでの3つのステップ、1.自分の「好き」を見つける、2.強みに変える、3.マーケティング調査、によってあなたのMBA出願の成功の確率はグッと高まるでしょう。特にあなたの出願校がGMAT不要であればなおさらのことです。
では次の第4ステップ、第5ステップでは、MBA入学後に好成績を上げるためのコツをご紹介いたします。
4.自分の強みをプロモーションする。
自分の強みは、クラスメートにどんどんアピールしてプロモーションすることが必要になってきます。MBAは一般の大学院課程と違いみんなと仲良く学ぶところではありません。 MBAのクラスは、ビジネス現場と同じようなところです。「ビジネスパートナーとして、こいつはすごい。」と思われれば、多くのクラスメートからアプローチをかけられ共に協力してMBAの科目に取り込み、卒業後には一緒に会社を興すこともあり得ます。逆に、「ビジネスパートナーとして、こいつは使えない。」と思われれば、クラスメートからアプローチをかけられる事はなく、彼らの協力を得ることができないでしょう。場合によってはクラスメートと馴染めず、誰からもサポートを得ることができず、ドロップアウト(退学)してしまう可能性もあります。
MBAに入学したら、自分は何者で、何が得意かを明確にしてクラスメートと協力しあいながら、時には闘いながら、各科目をこなしていく必要があるのです。
5.クラスに貢献する。
MBAで生き残っていくには、あなたの実際の強みをクラスに貢献する必要があります。そうすることでクラスメートからも「こいつはすごい奴だ。」との印象を与え、彼らを卒業後のネットワークに加えることができます。クラスに貢献する発言をすることで、もちろん科目で好成績を得ることもできるでしょう。卒業後のネットワーク形成、科目で好成績を上げるためには、クラスに貢献できる発言をすることが大切なのです。
クラスに貢献すると、クラスメートからも「できるヤツ」との称号が与えられ、卒業後にビジネス協働の話も多く持ちかけられることがあります。MBAでのパフォーマンスはMBA取得後の進路にも大きく関わってくることを再認識することになるでしょう。
まとめ
GMAT不要のビジネススクールは、エッセイ、履歴書、推薦状、インタビューなどその他の項目を非常に重視しているので、以下の3つのステップが非常に重要となる。
1.自分の「好き」を見つける。
2.「好き」を「強み」に変える。
3.スクールのマーケティング調査。
入学後、無事に卒業し今後のキャリアにつなげるためには、以下の4,5のステップが鍵となる。
4.自分の強みをプロモーションする。
5.クラスに貢献する。
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