今の社会を見るとMBAは役に立つ!と言わざるを得ない2つの理由

2017/02/16

「MBAを取得するのは本当に価値があるのですか。」
「本当にMBAはためになるのですか。」

というようなご相談は最近増えています。
時間的にも費用的にも大きな投資となるMBA留学。現在のキャリアを中断してまで、留学することにどれほど意味があるのか、ビジネススクールを出た後の就職を心配する方も多くいらっしゃることでしょう。

気になるのは当然ですよね。

そして、その質問に対し私は、
「現代の社会情勢を見るとMBAは役に立つ。」と答えざるを得ません。

今回は、現在の社会情勢を見ながら、なぜMBAを取得することにそれほど価値があるのかについてお話しします。

世界はアウトソーシング化している。

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すべての業務を自分達だけでやろうとする企業はもはや時代遅れ。
各企業では、社員一人一人がそれぞれの得意分野を生かして会社全体の売り上げに貢献していますが、現代社会ではそれが企業単位で行われています。

つまり各企業は得意なことのみにフォーカスして、不得意なところはすべて外注(アウトソーシング)をすると言う傾向にあります。アウトソーシングすることで、企業としては社員をイチから雇ったり教育したりする必要もなく、費用や時間の負担も少なくなります。

特に国際化が進んでいる現代社会では、そのアウトソーシングは国内の業者ではなく海外の業者に向けられることが多いです。簡単な入力作業や、CADを使ったデザインなど、マニュアル化したような仕事はすべて人件費が安い東南アジア等にシフトしています。

これがさらに進んでいくとどうなるでしょうか?
社員に対して高い給料を払う必要がある日本には、付加価値の高い仕事のみ需要があると言うことです。簡単なデータが入力であればわざわざ人件費の高い日本人を日本で雇う必要はどこにもありません。それらはすべて海外の業者へとアウトソージングしてしまうのです。仮にそのような仕事が日本にあったとしても、もらうことができる給料も限られてきます。

例えば、簡単な入力作業の仕事をする人の年収が300万円だったとします。その業務を効率化すべく改善し新しいシステムを作り上げる能力を持っていれば、年収はその倍の600万円ほどになるでしょう。そしてさらに、それらのシステムを駆使し、導かれた結果から経営戦略の立案、実施、結果を出すところまで行くと、さらに倍の年収1,200万円ほどになるかもしれません。

このように、現代社会では、マニュアル化したような作業を行うだけでは給料アップを期待することはできません。何か新しいものを提案し、会社の業績に貢献する人材のみが高い給料を受け取ることができるのです。

では、そのような能力を身に付けるにはどうすればよいのでしょうか?
その選択肢のひとつにMBAがぴったりなのです。MBAプログラムで行われるケーススタディでは常に

自分たちがこの企業CEOだったら何をするべきなのか、
売り上げアップのための戦略をどう立案するのか、
人事はどのように配置するのか、

など提案型コンサルティングをするような訓練を繰り返し繰り返し行います。

経営戦略、マーケティング戦略、イノベーション戦略などの講義では、グループワークであたかも自分たちがコンサルティングチームとなってクライアント企業の中に入り込んだ場合を想定したディスカッションなども多く行われます。

日本企業では、20代の若い社員にはなかなかこのような提案やコンサルティングをする機会を与えてもらえません。どうしても最初は簡単なデータ入力や、会社で決められたマニュアルに沿った業務をこなすことが求められがちです。

MBAを取得することで、困難な状況で会社に戦略を提案するスキルを身に付けることができるんです。そしてそのようなスキルを若いうちに身に付けておけば、前述のように他の国の人材にとって代わることのない付加価値の高い仕事に従事することができるようになります。

社会はグローバル化している。

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こんな言葉はほぼ100%の人が聞いたことがありますよね。
しかしその影響を本当に真剣になって考えたことがあるでしょうか。

日本は外国人の受け入れにかなり保守的な部分がありますので、日本に住んでいればそれほど実感はないかもしれません。しかしながら、今の日本の高齢少子化問題、人手不足などの状況を見ていると、このまま外国人に対して今まで通り保守的でいれば、日本社会は衰退していく以外道はありません。
遅かれ早かれ、日本は今まで以上に外国から優秀な人材を受け入れていかざるを得ない状況になります。

また、外国企業であろうと日本企業であろうと、海外とのやり取りや海外取引先との交渉などを全くしていない企業はほとんどないはずです。英語が得意不得意にかかわらず、 いちビジネスマンとして海外の人たちと打ち合わせをしたり交渉したりすることは避けて通ることができないでしょう。

多くのビジネススクールでは、この国際化の中で高いパフォーマンスを上げるビジネスエリートを養成することは大前提となっています。学生の国籍も万遍なくばらけるようにダイバーシティの要素を採り入れています。

そうすることによって、MBAの学生は必然的に母国語も文化も育ちも異なるあらゆる国の人々とコミュニケーションをとりながら、 ひとつの目標に向かって問題を解決していく能力を養う機会が与えられるのです。

MBA留学ともなれば、これらをすべて英語で行う必要があり、欧米人の特性、アジア人の特性など理解した上で様々な人々とビジネスをするスキルを身につけることができるはずです。

まとめ

現代社会の状況をみると、MBAで身に付けることができるスキルはますます重要になってくるでしょう。

海外でMBAを学ぶことで、「アウトソーシング化する社会の対応力」と「国際化する社会での対応力」が身に付くからです。

MBAを提供するビジネススクール側も、常に世界のビジネス環境を研究し、世界で通じる高給取りのビジネスパーソンを育成することに力を注いでいるんです。それゆえに、MBAは役に立つと言わざるを得ないのです。

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