MBA留学年代別アドバイス:26歳,27歳,28歳,29歳,30歳の方へ
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MBA留学相談会をMBA Loungeでは定期的に行っております。
その中で多いご相談が、「今すぐやっておくべきことは何ですか?」というものです。言うまでもなく回答は、相談者さんの年齢や経歴によって変わります。
そこで前回より、MBA留学年代別アドバイスということで4週に渡ってお届け中です。
第1回:22歳以下、23歳、24歳、25歳の方向けアドバイス(前回)
第2回:26歳、27歳、28歳、29歳、30歳の方向けアドバイス(今回)
第3回:31歳、32歳、33歳、34歳、35歳の方向けアドバイス
第4回:36歳、37歳、38歳、39歳、40歳以上の方向けアドバイス
前回は25歳までの方々を対象としたアドバイスをお届けしました。
今回は、第2回目として、26歳、27歳、28歳、29歳、30歳の方向けアドバイスとなります。そろそろ本格的にMBA留学準備を始め実行に移していく人が増えてくる年代ですね。是非参考にして今後のMBA出願プランに役立てて下さい。
目次
リーダーシップスキルを磨いておく
「リーダーシップを発揮した経験を語ってください。」
これはMBA出願のエッセイやインタビューで定番の質問です。しかしながら、日本企業に勤めていると中々リーダーシップを発揮する経験を与えてもらえないことも多く、胸を張ってリーダーシップ経験を語るには苦労します。
MBA出願までしばらく時期があるという人は、どんなに小さな案件でもいいのでリーダーシップを発揮するチャンスに常にアンテナを張っておきましょう。
業務と直結したリーダーシップ経験があればベストですが、中々そのようなチャンスがない場合は、例えば忘年会の幹事を引き受けてチームを回すとか、社員旅行を企画しするとかでもいいです。
仕事が忙しくてそんなことをやっているヒマなんてないよ、と言う人も多いかもしれませんが、ビジネススクールの入学審査官はそういうことを進んでやる出願者を評価します。
2つ以上の職種を経験しておく
20代後半から30歳にかけてできれば2つ以上の職種(部署)を経験していると、MBAを提供するビジネススクールの入学審査官からの評価も高くなる可能性があります。
言うまでもなく、企業という組織は一つの部署だけで成り立つことは無く、様々な職種の様々な部署がお互いに協力しあうことで成り立っています。入社以来ずっと同じ仕事をしているのではなく、ちょっと広めに経験している出願者の方がMBAの講義を吸収しやすくクラスへの貢献度も高いと考えられています。
MBA出願時には、
「これまで販売部と企画部を担当しました。」
「国内営業と海外営業を担当しました。」
「マーケティングと経営企画部を経験しました。」など
複数の部署、ヒト、ステークホルダー、事業などを経験していることが望ましいです。
もちろん、これはMBA出願だけに関わらず、30代以降のキャリアを形成していく上でも大変重要な要素になります。
30代の10年間の目標を立てておく
ビジネススクールの入学審査官が出願を審査する上で目を光らせているのが、MBA後の短期ゴールと長期ゴールです。
「なぜMBAを履修したいのか。その先にはどんなキャリア目標を持っているのか。」という質問を投げかけ、その回答をビジネススクールの入学審査官は慎重に精査します。
学費を納める学生はビジネススクールにとってお客さんではありますが、同時にビジネススクールの教授陣、職員、施設などを投下して、将来卒業生として大化けを期待する投資対象でもあります。
5カ年計画、10カ年計画などの事業戦略不在の会社に投資する投資家はいないのと一緒で、自分のキャリアゴールも明確に話すことができない出願者は、ビジネススクールにとって投資対象外です。
大学生や社会人1年目の新人ならともかく、20代後半や30代になっても将来のキャリアプランを語ることができなければ、MBA出願にはかなり不利になると言えるでしょう。
キャリアゴールが定まっているならMBA出願を検討する
もしMBA後の短期ゴール及び長期ゴールがある程度明確であり、30代のキャリアプランを想像してワクワクするのであれば、MBA出願を行ってもいいタイミングかもしれません。
既に様々なビジネススクールの調査を行っている方なら一度は目にしたかもしれませんが、MBAプログラムの学生平均年齢は、だいたい28歳、29歳、30歳くらいが多いです。ちなみに私がMBA留学したのは29歳のときです。
とは言え、年齢はあくまで一つの参考に過ぎません。自身の実務経験やキャリアゴール設定が不十分にもかかわらず年齢を気にして留学しても、その価値を充分に次のキャリアに転嫁することはできないでしょう。
あくまでも、年齢は参考程度です。重要なのは、今までの実務経験とキャリアゴール設定であることを忘れないようにしましょう。
まとめ
今回の26歳、27歳、28歳、29歳、30歳の方向けアドバイスは如何でしたでしょうか?
この年代は、多くのMBAプログラムの平均年齢の層にあたります。但し、年齢だけで時期を決定するべきではありません。
焦らず、以下の項目をクリアした上で留学する方が、MBAのメリットを最大限に生かした留学を実現することができると思います。
1.リーダーシップスキルを磨いておく
2.2つ以上の職種を経験していく
3.30代の10年間の目標を立てていく
4.キャリアゴールが定まっているならMBA出願を検討する
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