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ペイパル・マフィアから学ぶ。一生付き合いたい最強の人材とは。
ペイパル・マフィア(PayPal Mafia)とは、インターネット決済サービスを提供するのペイパル(PayPal)の創業時に関わったメンバーを指し、その後のシリコンバレーで数々の有名企業を立ち上げる天才起業集団として知られています。
各メンバーはペイパルの他、それぞれユニコーン企業(企業時価総額10億ドル規模のスタートアップ)を立ち上げ、スタートアップの世界では伝説的な人物になっています。
※主なユニコーン企業
テスラ(Tesla)
リンクトイン(LinkedIn)
パランティア (Plantir)
スペースX (Space X)
イェルプ (Yelp)
ユーチューブ(YouTube)
ヤマ―(Yammer)
ペイパル・マフィアのリーダーは、ドイツ生まれのピーター・ティール(Peter Thiel)。PayPalのビジネスモデルの基礎を作った人物で、起業家としてだけではなく、投資家としても有名です。
そんな天才起業集団、ペイパル・マフィアのメンバーが一生付き合いたいと感じる人材の特徴があります。そんな一体どんな人材なのでしょうか。
今回は、シリコンバレーの伝説的天才起業家集団、「ペイパル・マフィアから学ぶ。一生付き合いたい最強の人材」についてご紹介いします。
圧倒的な強みを持っている人材
「何に集中するべきか」はとても重要です。
ペイパル・マフィアのリーダーであるピーター・ティール、マイクロソフトのビル・ゲイツ、そして投資家のウォーレン・バフェットは、優れた起業家が持っているものは「圧倒的な強みに集中している。」という考えで一致しており、バフェットは自分の「能力の輪」の中に専念することはビジネスを成功させる前提条件であると語っています。
最強の人材になるためには、強みをさらに強化する以外ないでしょう。よほどの天才を除いて(恐らく天才であっても)弱みを克服している時間はありません。
自分の強みは何なのか充分に理解できていますか?その強みを更に強化するための訓練を積んでいますか?
そして、その強みに全責任を負うことが大切です。
ピーター・ティールがペイパル・マフィアの中で大切にしていることは、メンバー一人ひとりに仕事の責任を持たせることだ、と言います。責任分担を明確にすることで、メンバーが同じ仕事を競うときに起こりがちな社内トラブルを回避してきました。
個々のメンバーは、それぞれの強みに全責任を任せられることで、最高のパフォーマンスを上げることができるんです。
自分の強みを見つけて、その強みを徹底的に伸ばすことに集中しましょう。
仕事を心から楽しんでいる人材
ピーター・ティールにとって、最適なメンバーは学位などのステータスではなく、本当に自分が高いパフォーマンスを上げることが出来る中身を見ることが大切だと話しています。
ティール自身、スタンフォード大学ロースクールを修了した後、ニューヨークの法律事務所での勤務経験があります。そこでの競争はとても激しく、ティールは仕事を全く楽しむことができず、早々にシリコンバレーに帰っています。それがペイパル創業に繋がっており、この教訓から「ステータスより中身をとれ」という考えを持っています。
また、ピーター・ティールは仕事仲間の条件として、「一緒に働くことを心から楽しんでくれる人たち、一緒に働くことで興奮してくれる人たちであり、そのような仲間との仕事がペイパル・マフィアの始まりである。」とも述べています。
仕事を心から楽しむことで自分の強みを最大限に引き出すことができます。強みの同時に、自分が本当にやりたいこと、心から楽しむことを見つけましょう。
イノベーション力を持つ人材
ティールが採用面接で必ず聞く質問があります。
What important truth do every few people agree with you on? (賛成する人がほとんどいない、大切な真実はなんだろう?)
まだ誰も気付いていない真実を見つけることで、ビジネスが大きく育ちます。
ピーター・ティールは「送金」をインターネットで行うことに価値があることを見つけPayPalを大成功に導きました。
マーク・ザッカーバーグは、インターネットで個人情報を共有することに価値があることを見つけFacebookを立ち上げました。
トラビス・カラニックは、空き時間と空き自家用車の活用方法に価値を見つけ、Uberを世界中に広めました。
かつて日本で重宝された記憶力の良さだけは今の時代に必要な人材として不十分であることは言うまでもありません。決められたことを素早く器用にこなすことは、まだまだ大切なスキルだと思います。
しかしながら、これからのさらに価値のある人材となっていくには、「誰も気付いていない大切な真実」、これを見つけるくらいのイノベーション力を持つことが重要です。
付録:ペイパル・マフィアのメンバー
ペイパル・マフィアの主なメンバーを簡単にご紹介します。
●ピーター・ティール(Peter Thiel)
1971年ドイツ生まれ。ペイパル・マフィアのリーダー
ドイツ生まれ。スタンフォード大学出身。1998年のPayPal共同創業、Facebookに投資した初の外部大型投資家。その他パランティアを始め数々のスタートアップを立ち上げる
●イーロン・マスク (Elon Musk)
1971年南アフリカ共和国生まれ。1999年、インターネット決算サービスX.comを立ち上げ、のちにピーター・ティールのPayPalと合併する。その他、Space X, Tesla, Solar cityなどの企業を運営する。
●リード・ホフマン (Reid Garreett Hoffman)
1967年カリフォルニア州生まれ。2002年にLinkedInを立ち上げる。Apple, 富士通での勤務経験有り。
●スティーブ・チェン (Steve Shih-chun Shen)
1978年台湾出身。2005年にYouTubeを共同創業。CTOを務めた。
●チャド・ハーリー (Chad Meredith Hurley)
1977年ペンシルベニア州生まれ。2005年にYouTubeを共同創業。2010年までYouTubeのCEO.
●ジョード・カリム(Jewed Karim)
1979年ドイツ生まれ。YouTubeを共同創業。
●ジェレミー・ストップルマン (Jeremy Stoppleman)
1977年、バージニア州生まれ。PayPalではエンジニア担当上級副社長を務める。Yelpを創業。
(出典:Zero to One 著:ピーター・ティール 訳:関美和 NHK出版 2014年)
(出典:ピーター・ティール 著:トーマス・ラッポルト 訳:赤坂桃子 飛鳥新社 2018年)
EMBAプログラムへのススメ:経営者、経営幹部候補の方へ。
EMBA(Executive MBA)は、実務経験が10年以上あり現役または将来の会社経営者や経営幹部の人たち向けのハイレベルなプログラムです。
世界のビジネススクールの通常のMBA学生の平均年齢は27歳から29歳くらいです。感覚的には、日本人の場合はプラス2、3歳で29歳から32歳くらいかと思いますが、30代後半や40代になった人でもMBA取得は決して遅くはありません。スクールによっては、通常のMBAプログラムを出願することができます。
とは言え、30代後半以上になってキャリアを中断するようなリスクを取りたくない、という人には、EMBA(Executive MBA)プログラムがおススメです。
今回は、そんな、EMBA(Executive MBA)プログラムについてその魅力をお伝えします。
経営幹部会議のような白熱したディスカッション
EMBAプログラムの学生の多くは実務経験が15年以上や20年以上、現役の経営者や経営幹部の職に就いている方々も多いです。そのため、EMBA講義のディスカッションではそれこそ会社で言う経営幹部会議のような白熱したディスカッションがされることが多いです。実務経験が5~7年位で30歳前後の学生が多い通常のMBAよりも、より会社全体を俯瞰した目線で議論できる学生が多く、そのレベルはとても高いと言えます。
また、実務経験も長く経営幹部やそれに近い役職の人が多いグループワークでは、スピード感もあります。普段のビジネスでもスピードが命で動いている人も多いため、ハイレベルなグループワークをスピード感を持って行っていきます。言い方は適切でないかもしれませんが、普段ぬるま湯につかっているような人にとっては大きな刺激となり、自分のキャリアの価値観が変わるくらいのインパクトをもたらしてくれるかもしれませんね。
会社を辞めずに取得できる
EMBAプログラムを履修する学生のほとんどは現役バリバリのビジネスパーソンですので、会社を辞めることなく履修できるカリキュラムになっています。
例えば、INSEADのGEMBA(Global Executive MBA)プログラムの場合は、アジアキャンパス(シンガポール)、中東キャンパス(アブダビ)、欧州キャンパス(フォンテーヌブロー)を選択し2,3か月に一度1週間から2週間ほど通い17カ月ほどで卒業となります。
SMU(シンガポール経営大学)は、12ヵ月間でシンガポール、アメリカ、インド、中国のすべての提携校に合計で9回通うプログラムとなっています。
INSEADやSMUに限らず、世界中から学生が集まるグローバルなプログラムの場合は、数か月に1回、1回数日程度スクールまで「短期留学」を繰り返すことで所得できるカリキュラムになっています。とは言え、年間に数回、定期的に会社を休んで通学することになるので、ある程度の会社からの理解も必要になります。
また、日本国内のEMBAプログラムの場合は、米国テンプル大学ジャパンキャンパスなどが有名です。テンプル大学のEMBAプログラムは土曜日に開催されますので、週末を上手く利用することで学位取得が可能です。
人脈形成に有利
繰り返しになりますが、EMBAプログラムの学生は、実務経験が15年から20年以上あり経営者や経営幹部の方々も多いです。企業同士の強いネットワークというものは、主任や課長レベルのつながりでは、中々形成できるものではありませんよね。企業レベルで大きな影響を与えるインパクトの強いネットワークは当然ながら経営者同士、経営幹部同士のネットワークを通じてできるものです。
ネットワークを通じて会社の運命を変えるようなインパクトを与えるのがEMBAプログラムと言えます。
まとめ
MBAに興味を持っているが自分はもう30代後半、40代だから、と言ってその目標を諦めかけている人がいたら、是非EMBAプログラムを検討してみてください。
1.経営幹部会議のような白熱したディスカッション
2.会社を辞めずに取得できる
3.人脈形成に有利
リカレント教育としてのMBA取得で「できる」3つのこととは?
最近日本では「リカレント教育」が盛んで、2018年は「リカレント教育元年」とも言われている、というお話は以前の記事をしました。「リカレント教育」とは一度社会人として働いた経験がある人が、自身のスキルアップなどのために特定の科目について学び直すため再度スクールなどで教育を受けるというものです。
その中でリカレント教育として特に注目されているのがMBAです。それは海外MBAであっても、日本国内のMBAであっても同様です。
一度社会人を経験した人にとってなぜMBAが人気なのでしょうか。
それは、MBAでは以下の3つの「できる」を実現することが可能だからです。
●リカレント教育としてのMBA取得で「できる」3つのこと
(1)リーダーとしての視点を身に付けることができる
(2)社外の人間にもコンピューターにも奪われないスキルを身に付けることができる
(3)異業界とのネットワークを形成することができる
リーダーとしての視点を身に付けることができる
これについては、実際のMBA講義を例に説明します。
例えば、日商簿記検定。会社のお金の流れを把握して会計知識を持つことができるとして不動の人気を持ちます。
しかしながら、MBAのアカウンティング講義では基本的に簿記はやることはありません。MBAレベルのアカウンティングでは、簿記担当者が作成した財務諸表を分析して、今後の会社の経営戦略など会社の方向性を決定するスキルの養成を目的としています。
また、MBAのマーケティング講義の場合は、基本的に市場調査の設計や実行手法などを学ぶことはありません。MBAでは、マーケティング担当者が作成した市場調査の結果を受け取り、それを分析し会社がどのようなマーケティング戦略をするべきかを判断するスキルを養成します。
つまり、MBAでは部下や他部署の担当者が作成した資料を分析して、経営幹部として会社の戦略を考え、チームに指示するのに必要なリーダーとしての視点を身に付ける、そんなスキルを身に付けるプログラムと言えます。
誰にも奪われないスキルを身に付けることができる
途上国の人々の教育水準向上により、製造、会計処理、CAD入力などの業務はどんどんと人件費の安い途上国へ流れていますよね。近年では、ITの発達AIの台頭によりそれらの業務はコンピューターにも流れています。
もう10年以上前の話になりますが、私がインドネシアのある事務所に訪問したとき、若いインドネシア人の従業員が日本語のCADソフトを使いこなしていました。特に私は20代前半の頃、CADで住宅設計の仕事をしていた時期があったため、こんな仕事もどんどん日本から流出しているんだ、と衝撃的だったのを覚えています。
今後はさらにその流れは加速し、日本人の仕事がどんどんと奪われていくでしょう。きっとそんな時代の流れに危機感をもっている会社員の方々も多いかと思いますが、企業経営者からしてみれば、コスト削減のためにやむを得ない経営判断になります。
そんな世の中で流れの中で、最後の最後まで会社の中枢に残る仕事、つまり、途上国やコンピューターにも奪われることがない業務があります。
それが「経営戦略策定業務」と「リーダーシップ」です。
経営戦略策定を行う人間は、国内外の経済、政治、社会情勢などの最新のマクロ情報は言うまでもなく、自社の資産、技術、企業文化、人材などのミクロ情報までを深く理解し、それをビジネスに応用するスキルが必要になります。さらに策定された戦略を実行していくには、プロジェクトのメンバーと目標を共有しメンバーのモチベーションを高め、組織としてのパフォーマンスを上げるリーダーシップスキルも必要になってきます。
外部の経営コンサルタントであっても、彼らの役割はあくまでも経営者の意思決定のサポートであって「経営戦略策定業務」と「リーダーシップ」はやっぱり自社の人間によってのみ遂行されるべきです。MBAで経営戦略策定スキルを身に付けた経営者や経営幹部たちは、逆にどの業務をアウトソーシングしようかと判断をする立場。会社を存続していくにあたって、この経営戦略策定スキルやリーダーシップスキルが無くなることはありません。
このように、MBAでは決して社外の人間やコンピューターに代替えできない会社にとって稀有な能力を身に付けることができます。
異業界とのネットワークを形成することができる
MBAのクラスは、講師による一方向の講義スタイルではなく、講師と学生がともに実践的なディスカッションを行う双方向コミュニケーションスタイルです。そのため、クラスではクラスメートとグループを組んでケーススタディについて多くのディスカッションをすることになります。
また、講義時間外ではクラスメートとワークを一緒にすることも多々あり、これらの活動を通じて普段は接することのない業界、業種、国籍の違うクラスメートと密な時間を過ごすことになります。また、イノベーティブなアイデアは往々にして専門外の分野の人々との交流によって生まれるものです。特に、管理職や経営幹部レベルの役職に就くようになると、社外や異業界とのネットワーク構築は会社を成長させる上でとても重要になります。
異業界の人たちとの交流を通じて、会社内に留まっていたら決して構築することができなかったであろう新しいネットワークを構築できる、それがMBAプログラムといえます。
まとめ
リカレント教育として国内MBA、海外MBA共に注目を浴びています。今後もMBAという名前かどうかは兎も角、似たようなプログラムを受講する社会人も増えてくることでしょう。『リカレント教育としてのMBA取得で「できる」3つのこと』は以下の3つ。
(1)リーダーとしての視点を身に付けることができる
(2)誰にもコンピューターにも奪われないスキルを身に付けることができる
(3)異業界とのネットワークを形成することができる
リカレント教育としての日本国内MBA3つのメリット
日本国内MBAが密かに話題となっています。
社会人として仕事を始めた後に、自らのビジネススキルアップのためにスクールに通うなどして学び直しついては生涯に渡って学習を続ける、いわゆる「リカレント教育」がその背景にあります。2017年11月の「人生100年時代構想会議」で安倍総理が「リカレント教育」の拡充と財源の投入を宣言したことから、2018年は「リカレント教育元年」とも言われています。
リカレント教育としてビジネスパーソンが学び直すプログラムである日本国内MBAがその注目の的となっているんです。そこで今回は、リカレント教育としての日本国内MBAにフォーカスして、その3つのメリットをお話しします。
役職、年齢に関係なく対等な立場でディスカッションできる
会社という組織で仕事をしている以上、役職や年齢の壁はどうしても発生します。特に日本企業の場合はそうですよね。
会社の文化にもよりますが、自分が平社員だった場合は部長レベルの人や親の年齢ほど離れた人を相手にストレートなディスカッションをすることは決して容易ではありません。
リカレント教育としての国内MBAでは、役職が部長であろうと課長であろうと平社員であろうと、全員がMBA学生という同等な立場です。まさに「人の上に人をつくらず、人の下に人をつくらず」です。特に働きながら学ぶことができる国内MBAパートタイムのプログラムであれば、20代から50代くらいまでの学生が一緒に勉強する機会もあります。
もしかしたら、グループを組んだメンバーの中に取引先のお偉いさんがいるかもしれません。それでもMBA学生として対等な立場でディスカッションすることができる、それもリカレント教育としての国内MBAの大きな特徴でありメリットと言えるでしょう。
学んだことをすぐに実践で応用ことができる
リカレント教育としての国内MBAでの次のメリットは、スクールで身に付けたことをすぐに実践で応用できるというところです。
海外MBAをフルタイムで受講する場合は、スクールで身に付けたスキルを実際の現場で使うことができるのは、MBAを取得して再就職した後となり、どうしてもタイムラグが生まれてしまいます。
働きながらMBAを学ぶことが出来れば、次の日にでもすぐに実際の仕事で活用することができ、もしそれが上手く行かなかったのならば、その結果を教授やクラスメートと共有することでまた新たな対策を練ることもできます。
まさに実践的なビジネスのリカレント教育であると言えますね。
日本のビジネスを学ぶことができる
日本のMBAプログラムですので、日本のビジネスを学ぶことができるのは当たり前ですよね。
でも、世界で活躍できる日本人ビジネスパーソンになるためには、日本のビジネスを完璧にマスターすることが必須なんです。世界に出たら、あなたにどんな経歴があってどんな得意分野があったとしても、まずはあなたは「日本人」として海外のビジネスパーソンから見られることになります。
自分の最大の特徴である「日本人」である強みを最大限に活かすためには、日本のビジネスについては誰にも負けてはいけません。
そのためにも、日本ビジネスのプロフェッショナルである日本国内のMBAプログラムで深く日本のビジネスについて学ぶことは必須なんです。
代表的な日本国内パートタイムMBA(50音順)
【日本語プログラム】
■グロービス経営大学院 MBA
キャンパス:東京、横浜、大阪、名古屋、仙台、福岡、オンライン
授業時間帯:平日夜間、土曜日
費用:パートタイム約300万円(入学金、学費、その他会費込)
期間:2年
入学時期:4月
出願資格:2年以上の職務経歴
選考:書類審査、面接、小論文、論理思考力テスト
URL:https://mba.globis.ac.jp/nextmba/
■慶応義塾大学大学院経営管理研究科 EMBA
キャンパス:横浜
授業時間帯:平日午後・夜間、土曜日、日曜日
費用:約350万円(入学金、学費、その他会費込)
期間:2年
入学時期:4月
出願資格:15年以上の職務経歴
選考:書類審査、面接、小論文
URL:http://www.kbs.keio.ac.jp/graduate/emba/
■同志社大学 ビジネス研究科ビジネス専攻
キャンパス:京都、大阪
授業時間帯:平日夜間、土曜日
費用:約300万円(入学金、学費、その他会費込)
期間:2年
入学時期:4月
出願資格:3年以上の職務経歴
選考:書類審査、面接、小論文
URL:http://bs.doshisha.ac.jp/admission/pamphlet.html
■名古屋商科大学 週末型MBA
キャンパス:東京、名古屋
授業時間帯:土曜日、日曜日
費用:約310万円(入学金、学費、その他会費込)
期間:2年
出願資格:5年以上の職務経歴
選考:書類審査、小論文
URL:http://mba.nucba.ac.jp/program/mba/
■ビジネス・ブレークスルー大学大学院 MBA本科
キャンパス:オンライン
授業時間帯:24時間、365日
費用:約310万円(入学金、学費、その他会費込)
期間:2年
入学時期:4月、10月
出願資格:2年以上の職務経歴
選考:書類審査、面接、小論文
URL:https://www.ohmae.ac.jp/curriculum/curriculum.html
■早稲田大学大学院 経営管理研究科(夜間主総合)
キャンパス:東京
授業時間帯:平日夜間、土曜日
費用:約330万円(入学金、学費、その他会費込)
期間:2年
入学時期:4月
URL:https://www.waseda.jp/fcom/wbs/about/overview/part-time-mba
【英語プログラム】
■グロービス経営大学院
キャンパス:東京、横浜、大阪、名古屋、仙台、福岡、オンライン
授業時間帯:平日夜間、土曜日
費用:パートタイム約300万円(入学金、学費、その他会費込)
期間:2年
入学時期:10月
選考:書類審査、面接、小論文、英語試験(TOEFL、IELTS、TOEIC)、GMAT
URL:https://www.globis.ac.jp/about/
■テンプル大学ジャパン EMBA
キャンパス:東京
授業時間帯:土曜日、日曜日
費用:約320万円(入学金、学費、その他会費込)
期間:18ヵ月
入学時期:1月
出願資格:7年以上の職務経歴
選考:書類審査、面接、小論文、英語試験(TOEFL、IELTS、TOEIC)、GMAT
URL:https://www.tuj.ac.jp/mba/index.html
■名古屋商科大学 Global MBA
キャンパス:名古屋
授業時間帯:土曜日、日曜日
費用:約305万円(入学金、学費、その他会費込)
期間:1年~2年
入学時期:4月、9月
出願資格:3年以上の職務経歴
選考:書類審査、面接、小論文
URL:http://mba.nucba.ac.jp/program/mbajapan/
■BOND-BBT MBA
キャンパス:オンライン、スタディツアー(オーストラリア)
授業時間帯:24時間、365日
費用:約280万円(入学金、学費、その他会費込)
期間:2年
入学時期:1月、5月、9月
出願資格:3年以上の職務経歴
選考:書類審査、面接、小論文、英語試験(TOEFL、IELTS、TOEIC)
URL:https://www.bbt757.com/bond/programs/mba/
■マギル大学ジャパン MBA
キャンパス:東京
授業時間帯:土曜日、日曜日
費用:約605万円(入学金、学費、その他会費込)
期間:2年
入学時期:4月
出願資格:2年以上の職務経歴
選考:書類審査、面接、小論文、英語試験(TOEFL、IELTS)、GMAT
URL:https://mcgillmbajapan.com/
※最新情報は各スクールのホームページ等でご確認ください。
TOEFL、IELTSでスコアアップを達成するための鉄板方法3つ
TOEFL、IELTSで苦労している方は、言うまでもなく本当に多いですよね。
国内のMBA日本語プログラムであればともかく、MBA留学をするのであれば、TOEFL、IELTSでスコアが出せなければ、出願時期を延期せざるを得ない場合もあります。
私もTOEFLでさんざん苦労しました。
「なぜスコアが上がらないんだ。」
「いつになったらスコアを出せるんだ。」
私は日本の高校を卒業してから、アメリカの大学に行きましたので、いわゆる日本の受験を経験していません。
なので、試験耐久性は皆さんのほうがあるんじゃないかと思いますが、参考までに、私がこれまでいろんな出願対策の受講生さんを見てきた中で思う「TOEFL、IELTSスコアアップ鉄板方法」を3つご紹介します。
いきなり結論から。
1.とにかく語彙力を強化
2.TOEFL、IELTSを受けたらPDCAで回す
3.毎日コツコツやるしかない
、、、、、、なんかありきたりのよく聞く内容ですよね?
ガッカリしましたか?
でも、仕方ないんです。学業に王道はありませんから。
最初にお伝えさせた頂きたいのは、「結局ありきたりのセリフは、みんな成功してきた人がやってきたこと」であるということなんです。
それを踏まえた上で、以下ご一読いただければと思います。
とにかく語彙力を強化
MBAを目指すような英語力中級レベル以上の人たちであれば、キーは「語彙力」です。語彙力があれば、自然とリスニング、スピーキング、ライティング、リーディング
伸びてきます。
リーディングは途中で知らない単語が出てきても前後のコンテンツで内容を推測することができますが、リスニングはまず自分が知っている単語でなければ聞き取ることはできません。0か100です。
スピーキングとライティングについては、語彙力があれば幅広い表現ができるようになり、それがスコアアップのコツなんです。
TOEFL、IELTSを受けたらPDCAで回す
要は、試験を受けたらそれで終わらずにうまくできたところ、できなかったところを検証するPDCAを回していきましょう、ということですね。
リスニング、スピーキング、ライティング、リーディングのどれがなぜうまくできなかったのか。時間配分なのか。語彙力なのか。集中力がなかったのか。
しっかりと検証して、それを「反省ノート」に記入し、次の試験に生かしていきましょう。
私もTOEFLを何回も受験しましたが、都度反省点を「反省ノート」に記入して、同じ間違いは二度と起こさないように対策を練りました。そうすることでスコアが徐々に伸びてきたんです。
毎日コツコツやるしかない
毎日コツコツ努力する天才、イチローの名言をご紹介します。
「 僕は高校生活の3年間、1日にたった10分ですが、 寝る前に必ず素振りをしました。
その10分の素振りを1年365日、3年間続けました。 これが誰よりもやった練習です。」
イチローの言う「素振り」は皆さんの場合は、さきほども説明させていただいた「語彙力アップ」です。毎日コツコツ語彙力を身に付けて、それが2年、3年と経てば、それは大きな力となります。
コンスタントで長く続けていくことが大切ですね。
残念ながら王道はありません。。。
TOEFL、IELTSでスコアアップを達成するための鉄板方法は、以下の3つです。
1.とにかく語彙力を強化
2.TOEFL、IELTSを受けたらPDCAで回す
3.毎日コツコツやるしかない
冒頭で申した通り、どこかで聞いたことのあるありきたりの内容だと思います。
でも、でもです。
結局、高校卒業後の英語学習歴22年の私の結論です。
勉学はとにかく正しい内容でコツコツ続けることです。
TOEFLもIELTSも相対評価ではなく、絶対評価です。何も人と違うことをやる必要はないんです。
TOEFL、IELTSでスコアアップを目指す方々は、ぜひそのことを頭に入れたうえで日々の勉強頑張っていきましょう。
ピーター・ドラッカーから学ぶ、MBA取得後の第二キャリアの構築術
MBA留学を目指している人の多くは、MBA取得後のキャリアに大きな不安をもっているかと思います。特に私費留学の場合、これまでの貯金の大部分を使い果たしているケースも多く、MBAで習得したスキル、知識、ネットワークを生かして今までの投資を回収することが必須となります。
そんな第二のキャリアをどのように構築するか、という問題について「現代経営学の父」であるピーター・ドラッカー氏のプロフェッショナルとしてのキャリア構築術を学ぶことができます。
皆さん、ピーター・ドラッカーという名前は聞いたことがありますよね?
2009年にベストセラーとなった岩崎夏海さんの小説、「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら」(もしドラ)の、あのドラッカーです。
ピーター・ドラッカー氏は、1909年オーストリア・ウィーン生まれの経営学者であり、「現代経営学の発明者」とも言われています。2005年に95歳で亡くなるまで、作家、経営コンサルタント、大学教授として現代経営学に大きな変化をもたらしたビジネス界の巨匠です。
今回は、そんなピーター・ドラッカー氏から「MBA取得後の第二キャリアの構築術」を学びます。
自分の強みに集中する
MBA取得後の第二キャリアを構築していくには、集中して自分の強みで勝負していくことが求められます。
ドラッカーもこう言っています。
「コンサルタントとして『できないことではなく、できることに注目せよ。』と助言してきた。」
(出典:『知の巨人ドラッカー自伝』 著:ピーター・F・ドラッカー 訳:牧野洋 日経ビジネス文庫 2009年 49ページ)
世の中に優秀な人はごまんといますが、実社会ではその優秀な人たちと戦いの連続です。強みで勝負するんです。弱みを補っている場合ではありません。
「弱みによって何かを行うことはできない。できないことによって何かを行うことなど到底できない。」
(出典:『プロフェッショナルの条件』 著:ピーター・F・ドラッカー 訳:上野惇生 ダイヤモンド社 2000年 112ページ)
あなたの強みは何ですか?
ITスキルですか?
マーケティングスキルですか?
それともコミュニケーションスキルですか?
あれこれと自己分析して自分の棚卸しをしてみたり、他人からの評価などを参考に本当の自分の強みを見極め、それを武器に就職活動を戦っていくことが大切になります。
「強みの集中」を連続する
これはピーター・ドラッカーが長年実行してきたことです。
上述の「自分の強みに集中する」のは、一つである必要はありません。ひとつひとつ自分の強みを丁寧に育てていくことで、生涯を通じて複数の強みを持つことが可能になります。
ドラッカーは、一時に一つのことに集中することを繰り返し繰り返し行い、次々と新しいテーマに挑戦してきました。20歳でフランクフルト最大の新聞社の記者になって以来、60年以上、「国際関係」を学んで、次は「金融」、その次は「経済学」、という感じで、集中を繰り返すことを続けていたんです。
その強みの集中の積み重ねが「The founder of modern management」と呼ばれるまでになったことは容易に想像できますね。
自分の向き不向きを知る
ドラッカーの研究によれば、
以下のようなことが見られるそうです。
大企業で活躍していた人が、小さな企業に移った途端活躍できなくなる。
小さな企業で活躍していた人が、大企業に移った途端活躍できなくなる。
優秀な企業トップの人が、ナンバー2になった途端活躍できなくなる。
優秀なナンバー2の人が、企業トップになった途端活躍できなくなる。
安定した環境で成果を出せる人が、緊張感や不安のある環境では成果が出せない。
緊張感や不安のある環境で成果を出せる人が、安定した環境では成果が出せない。
(出典:『プロフェッショナルの条件』 著:ピーター・F・ドラッカー 訳:上野惇生 ダイヤモンド社 2000年 116ページ)
大企業で組織間の調整をしたり、ルールを明文化して大人数で成果を上げるリーダーシップが得意な人もいれば、小さな企業で小回りを利かしたスピード感で仕事をしていくことの方が得意な人もいます。
自分が企業のトップになり、方針を決めて人のモチベーションを高めることが得意な人もいれば、方針を決めることよりも決められたことを実行していくことが得意な人もいます。
そして、安定が保証された環境でのびのび仕事ができる人もいれば、崖っぷちの環境の方が高いパフォーマンスを上げられる人もいます。
要するに、人には向き不向きがあるんです。
決して、全員が大企業を目指し、企業トップを目指し、安定が保証された環境を目指すべきではありません。
自分は何が向いていて、何が向いていないのか、しっかりと考えてMBA取得後の第二のキャリアを構築していく必要があります。
組織への貢献を重視する
会社員であれ起業家であれ、自分の属する組織に貢献して、成果を出すことに焦点を当てることがとても重要です。
ドラッカーは、多くの人は「組織や上司が自分にしてくれることは何か」や「自分が持つべき権限」などに焦点を当てている、と述べています。
(出典:『プロフェッショナルの条件』 著:ピーター・F・ドラッカー 訳:上野惇生 ダイヤモンド社 2000年 83ページ)
それでは、組織に貢献し、組織として高い成果を上げることは到底できません。
すべての人がエグゼクティブのように、自らが意思決定をしてそれに責任を持つべきであり、そうすることで自らの力を最大限に発揮にして組織に貢献し成果を上げることができるようになります。
現代は会社の寿命は人間の寿命よりも短いというデータがでています。日本の会社の平均寿命は23.5年(2014年、東京商工リサーチ調べ)、一方、日本人の平均寿命は83.5歳。数字だけでみると、22歳で就職したとしても多くの人は定年退職まで会社が存続していないことになります。
会社の役職は所詮、会社が勝手に決めた肩書でしかありません。多くの場合、会社の中だけで通用する権限にすぎません。組織から放り出されたらその権限は全く役にたちません。
自分個人として、組織に対して成果を上げられるスキルを習得しておくことが何よりも大切です。
日本人留学生がMBAで失敗してしまう例。英語以外で!
日本人留学生がMBAで失敗してしまう例にはどんなものがあると思いますか?
真っ先に上がってきそうなのは「日本人の英語力」ですが、それは当たり前すぎるので今回はちょっと除外してみました。
結論からいうと、日本人留学生がMBAで失敗してしまう例として、以下の2つがあります。
1.正しい答えがあると決めつける
2.空気が読めないほど意見がストレート過ぎる
内容としては、異文化間コミュニケーションに近いものがありますが、これからMBA留学を考えている日本人の人たちの参考になればと思います。
正しい答えがあると決めつける
高校まで日本の教育を受けてきた私のような人たちにとって、学校の試験と言えば、回答用紙に如何に多くの「正しい答え」を書くかで成績が決まりますよね。
MBAではそれが命取りになります。
結論を先に行ってしまうと、MBAの試験では「正しい答え」を書くのではなく、「自分の意考え」を書かなければいい成績はもらえないということです。
これは私のMBA時代のEssay試験での実体験です。
忘れもしません、それはMBAプログラムを開始した最初の学期でした。
科目は「Entrepreneurship(起業精神論)」のFinal Exam。
2時間の試験で、テキスト、書籍、ノートなどすべて持ち込み可のOpen Book試験でした。
私は、まだMBA最初の学期で勝手がわかっていませんでした。
「テキストを持ち込んでいいなら楽勝じゃん」
そう思って、テキストに書いていることをそのまま書いて、「A社は、このようにするべきだ。」みたいな内容に仕上げました。
テキストで堂々と書いてある内容なので、私のA社への提案が間違っている訳がない、と思い、もしかしたら、最高グレードの7をもらえるんじゃないか、ぐらいに考えていました。
※私のスクールでは1~7の7段階評価。1~3はFailで、4以上でないとPassとなりません。
Essayの審査が終わり、結果をみたらびっくり!
3のグレードでFailとなりました。
すぐに担当教授にアポを取り「なぜFailなのか」と抗議をしに行きました。
理由は、「なぜそう思うのか?」という自分の考えと講義で習った理論がしっかりと書かれていなかったからとのこと。
MBAでは、とにかく「自分の考え」を打ち出してそれをアピールしなければいけなかったんです。
正しい、正しくない、ではなく、自分の考え。
担当教授にこう言われました。
「テキストに書いてあることをわざわざ君から聞く必要はない。君の考えが知りたいんだ。」
MBAでは、まず「自分の考え」を持つところからスタートします。
要は仮説です。
そして、それが正しいことを講義で習った理論を使って証明していくんです。
これがMBAのEssayの基本。
分かっている人はいいですが、分かっていなかった人はしっかりと覚えておいてください。
空気が読めないほど意見がストレート過ぎる
「日本人は回答が曖昧で何を言いたい分からない。」
「欧米人はストレートにモノを言う。」
こんなコメントよく聞かないですか?
異文化コミュニケーションなどを学ぶとほぼ必ず耳にするコメントかと思います。
確かに政治やビジネスの場では今でもこのような傾向が見られます。
でも、私の見解ですが、若い人を中心とした個人レベルでは、最近ではこれと違う傾向が出てきているように思います。
つまり、「日本人は意見が曖昧過ぎ」「欧米人はストレートに意見を言う」ということが頭に中に入り過ぎていて、逆に意見をストレートに言いすぎ、クラスメートとの関係を悪化させてしまう人がいるということです。
ただ、誤解しないで頂きたいのは意見をストレートに言うことは全然悪いことではありません。そうでなければ海外でビジネスなんてできませんから。問題は空気が読めないほどストレート過ぎることです。
空気が読めないほどストレート過ぎるが故に、相手の意見を尊重したり理解しようとしたりせずに、ただ単に自分の意見を一方的に投げつけているような印象を持ちます。
そうすることで、MBAのグループワークなどでクラスメートとの関係がギクシャクしてしますことがあります。
私がスマートだと感じるあるアメリカ人ビジネスパーソンの方が私にこのように話し、「確かにそれはあるかも。」と思います。
欧米人は意見をストレートに言うといいますが、私の国際ビジネス経験から言うと決してそんなことはありません。
スマートなビジネスパーソンは実に相手のことを考え傷つかない形で相手に伝えます。そして、相手の意見を理解しようと一生懸命コミュニケーションを取ろうと努めます。
もちろん、相手の意見を尊重し理解できる日本人留学生も大勢おり、空気が読めないほどストレートな人は少数派でしょう。
でも、あまり「意見をストレートに言わなきゃ」とか神経質にならず、無理にキャラを変える必要はありません。
大切なことは、相手の意見を理解し尊重した上で、自分の意見もはっきりと伝える、ということです。
様々な国籍や文化、バックグランドの学生が集まるMBAプログラムのグループワークなどを通じて、異文化間コミュニケーションを身に付けていきましょう。
日本人MBA留学生に欠けている3つのモノ
日本人留学生が海外MBAで活躍する姿を見るのは本当に嬉しいものです。
日本人の代表として、世界のあらゆるところでその爪あとを残してきてもらいたいものだ、といつも思っています。
しかしながら、MBA LoungeのMBA留学の相談会で来られる方の中には、「自分が本当にMBAを取得できるのか。」と不安になられる方も決して少なくはありません。英語力もさることながら、高度と思われるビジネスディスカッションについていけるのか、論文やプレゼンテーションは上手くこなせるのか、寝る間もなく勉強し続けると聞いているが、果たして自分でそれができるか、など。
そんな日本人留学生としてのMBAに対して不安に思っている方に、「MBA取得を目指す日本人留学生に欠けている3つのモノ」をご紹介します。
その3つとは、
1.情報
2.コミュニケーション
3.英語力
情報不足
今の世の中、特にビジネスの世界では情報合戦を制したものが勝者となる、ということは皆さんも気付いていらっしゃるかと思います。
MBA留学も例外ではありません。
出願の場合の分かりやすい例でいうと、GMATはかつて受験回数は12ヵ月内で5回までというルールがありましたが、2016年12月からはそれに加えて生涯の受験回数が8回までになりました。それを知らずにバンバン受け続けていたらすぐに8回に達してしまいます。
また、GMATには無料または少額で受験できる非公式のpre testがあります。その情報を知っているだけで、試験に慣れる目的でGMATをしっかりと練習することができます。
MBA履修中も同じです。日本人同士のネットワークを利用してもいいので「常に多くの情報を入手する」ということを心掛けるようにする必要があります。
MBAの各科目の課題としては、論文、プレゼンテーション、試験があります。スクールや科目によっては論文だけだったり、論文と試験だったり、と組み合わせは様々です。そしてこれらも個人作業だったり、グループワークだったりと様々です。
これらの課題に取り組むにあたって、バカ正直にテキストと講義だけをベースに取り組んでいくのでは、もったいないです。もっともっと、あらゆるところから、あらゆる情報を入手することを心がけることが大切です。
たとえば、Marketingのクラスで個人論文と試験があったとしたら、過去の論文問題や試験の傾向などを先輩や過去に受講したクラスメートから入手することです。
Organisation behaivourのグループプレゼンテーション課題があったとしたら、同じように過去に受講した人からどんなプレゼンをしたのか、などを聞き取っておくなどです。
コミュニケーション不足
上述の「情報不足」に関連してきますが、論文や試験の情報をそれらの詳しいクラスメートから入手しようとするとき、キャンパス内でクラスメートを掴まえていきなり「論文見せろ」とか「内容を教えてくれ」と言ったら変なヤツになってしまいます。
MBA日本人留学生は、事前にそういう情報交換をしあえる関係性を作っておくことが大切です。
これはビジネスの交渉に通じるところもありますね。日ごろからお願いをできる関係性を作っておくことで自分のビジネスを有利に進めていくことができるのと同じです。
またMBAでは多くの科目でグループワークがあります。4人~6人くらいのグループになって一つの論文を仕上げたりプレゼンテーションを行ったりするんです。共同作業が多いものですから、彼らとのコミュニケーションは欠かせません。
内向的でクラスメートと共同作業ができないようであれば、卒業するのはとても難しいと言わざるを得ません。
また、MBA日本人留学生は教授とのコミュニケーションも積極的に行っていくことで得することがいくつかあります。
たとえば、論文や試験の評価が悪かった場合、何も泣き寝入りする必要はありません。
この評価をした教授にアポをとって堂々と「なぜこんなに点数が悪いのか」を聞きに行くべきです。もしかしたら点数が上がる可能性だってあります。仮に点数が上がらなかったとしても、その理由に納得できれば次回からの教訓にすれば良いだけです。
MBAで成功するためには、クラスメートや教授とのコミュニケーションをしっかりととることが大切です。
1人でビジネススクールを卒業するのではなくて、みんなで協力して卒業する、というくらいの気持ちがあった方がいいでしょう。
英語力不足
これは「言わなくても分かる」と言われそうですが、ここで言わざるを得ません。
基本的にMBAの日本人留学生の多くは慢性的に英語力が不足しています。
TOEFL、IELTSでスコアメイキングできて晴れて留学したとしても、ほとんどの人が自分の英語力の無さを痛感し、「もしもっと英語力があったら、このディスカッションにももっと参加できるのに。」と感じているはずです。
これは英語を外国語として扱っている人にとってはある程度仕方が無いことかもしれません。
その対策としてはまずは留学前に「語彙力」を徹底的に強化することです。
テキストはTOEFL、IELTS試験用の語彙集で充分です。これらの試験は本当によくデザインされていて、留学生がスクール内で出会う多くの語彙をカバーしています。TOEFL、IELTSでスコアメイキングできていない人はもちろん、できた人であっても試験勉強の延長として講義開始まで語彙力を徹底的に鍛えておくようにしましょう。
MBA取得後の進路4パターンと所得(給料)アップの可能性
MBA取得後の進路は留学前からしっかりと考えておくべき要素であることは言うまでもありませんよね。
私は、MBA留学相談会に来られる方々と初めてお話をさせて頂くときは、まずはMBA取得後にどうような進路を考えているかということです。
多くの方は学位取得後の進路を心配され、MBAは一体どのくらい役に立つのか、給料アップがどのくらい期待できるのか、などを気にされます。
正直言って、それはその人の専門性や学位取得後の進路をどう考えているかによります。卒業後にどのような進路を考えていくべきなのか、ある程度のプランを明確にしておく必要があります。それに、そのようなプランがなければ、まずMBA出願エッセイやインタビューをパスすることができません。
MBA取得後の進路にはざっくりと4つのパターンがあります。
今回はその4つのパターンとそれぞれ将来の所得にどのくらいの影響があるのかをみていきます。
現地で就職
せっかく留学したのだから、MBA取得後とりあえず数年は現地に残って就職をしたい、という人は多いです。私の感覚ですが、私のところへ相談に来る人の半分くらいは卒業後の進路として現地就職を考えています。
海外MBA留学後に現地で就職をするということは、「環境」「若さ」「自由度」の観点からも、人生においてもそれを実現する最大のチャンスと言えます。
「環境」
多くの場合、ビジネススクールのキャリアサービスを利用することができ、そこから有益な現地求人情報を入手したり、卒業生のネットワークを通じたりして、何とか就職に有利になります。
「若さ」
「若さ」があれば、特に自分が未経験の業界への就職も若くない人よりは大きいと言えます。ここでいう「若さ」は33歳以下のことです。
「自由度」
自身の健康や家庭の事情がないようであれば、基本的に自分の好きな場所で好きな仕事を選ぶことができます。
MBA取得後に、現地就職に挑戦することは、自分のキャリアを大きく変えるチャンスと言えますね。
給料所得はその国、企業、専門性によりますので一概には言えませんが、欧米、シンガポール、香港などの先進国のビジネススクールを出て現地に就職すれば現在よりも高い給料で働くことができる可能性も大きくなります。特にランキング上位のスクールであればなおさらです。
日本で就職
実はこのパターンが一番多いのではないでしょうか。日本で生まれ育って日本国籍を持つ人にとっては、やはり海外に就職するよりも難易度は低いですし、そもそも帰ってきて日本で就職したいという人も少なくありません。
その場合考えるべきことは、前と同業界で働くのか、異業界で働くのか、というところです。
同業界であればある程度年齢が高くても(34歳以上)難易度は比較的低く就職することができると思います。業界知識とMBA知識の両方を活かしてセカンドキャリアを歩んでいくことになります。
異業界で働きたい場合は、若ければ若いほど有利といえます。企業側も若さとMBA知識の両方の可能性を織り込んで採用してくれることになります。
給料所得面というと、特に日本企業の場合はそれほど大幅なアップは見込めないでしょう。最初はその会社の「院卒の給料基準」に合わせた金額しか出ない可能性が強いです。そのあと出世して給料を上げていけるかどうかは、その人の頑張りによります。
現在の会社に戻る
社費留学の人は、MBA取得後は現在の会社に戻ることになりますよね。また、中にはスクールの学費は出ないけれどもMBA期間中は休職を許されるという人もいます。
この場合は、MBA取得後に現在の会社に戻るとプチ出世するケースが多いです。海外のビジネススクールで経営管理について学んだその知識やスキルを会社の中で存分に発揮してほしい、という会社の期待も大きいのでしょう。
会社としても社員に対して大きな投資をしたわけですから、それに見合う活躍と待遇を出したいと思っています。そのあとの頑張り次第でさらに出世する道も開けていくでしょう。給料所得もその出世に応じて上がっていくことになります。
私のMBA時代のクラスメートでも外資系の大手IT企業から会社派遣で一緒になった日本人女性がいました。彼女は卒業後会社に戻りみるみるうちに出世していきました。
起業
起業はMBAで学んだ知識を最大限に活かすことができる究極の選択と言えます。
もちろん卒業後に起業を思い立っていきなりビジネスを興すことが出来るわけではなく、起業する人は留学前からアイデアを温めておいてMBA取得後に起業することを前提としてMBAのすべての講義に臨んでいるわけです。
学ぶこと全てが将来の自分のビジネスに直結するわけですから、真剣度も知識の吸収度もかなり高くなるはずです。
私がMBAをしていたときのタイ人のクラスメートの女性は、卒業後タイに戻り日本料理屋を開業しました。今ではバンコクにいくつもチェーン店を持つ企業にまで成長しています。
言うまでもなく起業には大きな資金が必要になりますので、必ずしもMBA取得後にいきなり起業する必要はありません。まずは現地にしろ日本にしろ就職をして、その間に資金をためつつ粛々と準備を進めていく方法もあります。
所得面でいえば、これは言うまでもなく成功すれば莫大な資産を形成することが可能ですし、失敗すれば借金生活をすることにもなり、ハイリスクハイリターンと言えます。
Imperial College Business School(イギリス)MBA紹介
インペリアル・カレッジ・ロンドン(Imperial College London)のメインキャンパスは、ロンドンのサウスケンジントンにあります。サウスケンジントン周辺は、ロンドンの科学博物館やハイドバークそしてカフェ街などがあり、都会にありながら閑静なエリアに位置する公立研究大学です。
もともとはロンドン大学のカレッジのひとつでしたが、2007年に独立したばかりの非常に新しい大学です。イギリスのラッセル・グループの一校であり、世界大学ランキングでも毎年世界トップクラスの最難関校として知られています。
MBA Loungeによるスクール紹介動画はこちら。
Imperial College Business School
Imperial College Business Schoolは3つのMBA国際認証を持つトリプルクラウン校で、MBAランキングでも上位に名を連ねる名門スクールです。
2017年のMost International Universityでイギリスで1位となり、国際ビジネスに重点を置いていることから、フランス語、ドイツ語、イタリア語、スペイン語、中国語などを無償で受けられるプログラムもあります。
また、MBA修了後には、新しい国、業界、職種などの就職に成功しキャリアチェンジする学生が多いこともImperial College Business Schoolの特徴です。
期間
12ヶ月
学生プロフィール
平均年齢 :28歳
実務経験年数 :6年
Full time MBA :78人
国際認証
AACSB
EQUIS
AMBA
出願資格・提出書類
学士号
実務経験3年
英文履歴書
成績証明書
Personal Statement
GMAT
IELTS 7.0、TOEFL 100点
推薦状2通
Imperial College Business School探索
スクール入り口。とても近代的な建物です。
ビジネススクール内
University of Liverpool(リヴァプール大学)MBA紹介と街散策
リヴァプール大学(University of Liverpool)は、イギリス中部の都市、リヴァプールにある総合大学です。リヴァプールは、ビートルズの出身地として有名で、待ちには多くのビートルズ縁の地があり、まさにビートルズファンの聖地ともいえる場所です。
また大きな港町でもあり、アイルランドへ渡る船なども往来する活気溢れる町です。
そんなビートルズと港の都市にキャンパスを構えるのがリヴァプール大学(University of Liverpool)。
1881年設立でイギリスを代表する研究機関として有名でこれまでノーベル賞受賞者を9名輩出しています。
イギリスの名門校に位置づけられるラッセル・グループ(Russell Group)の一員でもあります。また、赤レンガの校舎が特徴となるイギリスの赤レンガ大学群(Red Brick University)の一員でもありイギリスを代表する歴史、伝統、そして実績のある大学です。
リヴァプール大学(University of Liverpool)は、街の中心地からバスで10分、徒歩20分ほど離れたところにあります。広大なキャンパスの中に、リヴァプールビジネススクールもあります。
MBA Loungeによるスクール紹介動画はこちら。
Liverpool MBAの特徴としては、GMATが不要なことがあげられます。そのぶん、エッセイやインタビューで如何に自分らしさをアピールするかがより重要になってきます。また、Online MBAが世界ランキング15位であり盛んなことも分かります。
リヴァプール大学のキャンパスで特徴的なのはUniversity Squareにある格式高い時計台、ビクトリアビルディングです。
ビクトリアビルディングは中には博物館のほか、カフェがあり、勉強で疲れたときなどは、ここでアフタヌーンティーなどで休憩してみては。
MBAプログラム期間
12ヶ月(フルタイム)
24ヵ月(パートタイム)
(9月スタート)
国際認証
AACSB
出願資格・提出書類
学士号
実務経験3年
英文履歴書
成績証明書
Personal Statement
GMAT不要
TOEFL 88-89
IELTS 6.5
推薦状2通
リヴァプール大学散策
格式高いリヴァプール大学時計台のあるビクトリアビルディング
美しい赤レンガの校舎
リヴァプール散策
ビートルズがデビューしたキャラバン・クラブ(Cavern Club)
マシューストリート(Mathew Street)にあるジョンレオンの銅像
ビートルズの銅像
ダイバーシティな環境がビジネススクールで重要な3つの理由
ダイバーシティ(Diversity)という言葉を聞いたことがありますか?
ダイバーシティ(Diversity)は多くのトップスクールが学生をリクルーメントする際に考慮している概念で、「多様性」を意味します。ダイバーシティ(Diversity)は、ビジネススクールでMBA出願する際、そしてMBA取得後のキャリアを考えていく上で重要な役割を果たします。
まず、ほとんどのビジネススクールでは、早期出願は合格に有利に働きます。
その理由はダイバーシティ(Diversity)。ビジネススクール側は、学生プロフィールをなるべく多国籍、多業界、多業種にしたいと考えているためです。
もしあなたがこれからMBA取得を目指すなら、MBAを取得する過程でダイバーシティ(Diversity)のは切っても切り離すことが出来ない大切な要素となります。なぜダイバーシティ(Diversity)はMBA学生にとってそれほど重要なのか?
今回はダイバーシティ(Diversity)な環境がビジネススクールで重要な3つの理由を取り上げます。
ダイバーシティ(Diversity)はストレスが溜まる
MBAではクラスメートと数多くのグループワークを行います。その中で異なる文化、考え方、経歴を持つ人たちとひとつのプロジェクトを仕上げていくのは本当にストレスが溜まります。
クラス内で数十分間のワークをやるくらいならさほどストレスは溜まりませんが、数週間かけてその科目の成績にかかわるような大きなグループワークを一緒にみっちりとやるとなると、そのストレスは決して小さくはありません。
なぜこの人はこんなヘンな考え方をするんだ?と感じたり、
自分の考え方を受け入れてくれなかったり、
見下されていると感じたり、
さらには、時間にルーズで打ち合わせにいつも遅れてくる、
メールも返信もなにもしない、
など、ストレスの原因を挙げたらキリがないほど多く出てきます。
特に、これまでの社会人生活の中で日本人との共同作業に慣れている人であっても、上司や同僚とはこのようなストレスを感じることは多いでしょう。それが育ってきた文化もいままでの仕事の環境も違う人たちとも共同作業であることを考えると、この違いは衝撃的かもしれません。でも、実際のビジネスの世界で、多種多様の人たちと仕事をしていくと似たようなケースが多いのです。
こういうストレスも、実社会でビジネスをするための訓練であり、ビジネススクールもこのような環境を故意に提供しているんです。
MBAで出題された課題について、グループ意見や考え方が合わず喧嘩になることもあるでしょう。しかし、喧嘩をしても解決するわけではありませんし、課題を放棄することもできません。グループ内でどんなに意見が合わなくても、最終的にはグループとしての意見をまとめて締め切りまでに課題を提出しなければ単位を取ることができません。これが本当のビジネスだったら、お金を儲けることができません。
ビジネススクールではそんな訓練をしているんです。
ダイバーシティ(Diversity)は楽しい
普通に日本で生活していたり、同じ会社に勤めていたりしていたら、決して出逢う機会のない人たちと知り合い、ハードなプロジェクトを共同で行うという経験は人生においても最大の財産になりますし、大変楽しいことです。
私もMBAでは本当に様々な経歴の人たちと出逢い、彼ら彼女らと共にグループワークを行いました。
オーストラリア人の医者
ブラジル人の弁護士
インドの王族
ドイツの軍人
韓国のテレビプロジューサーなど。
日本で普通に生活していては、かすりもしないような人たちばかりです。
そんな人たちと数週間じっくりと時間を取りMBAのワークだけではなく、時にはプライベートなことも話し合った経験は大変貴重なものとなっています。
多くの人は、MBA取得後ビジネスの実社会に復帰すると、きっと多くの場面で海外の人たちと仕事をすることになると思います。MBAで知り合ったクラスメートと似た経歴や考え方をもった人と仕事をすることもきっとあるでしょう。そんなとき、MBAでのダイバー氏ディの経験は、仕事上でもプライベート上でも、彼らと高いコミュニケーションをするための強固な基盤となるはずです。
ビジネススクールは学生プロフィールにダイバーシティ(Diversity)を入れることで学生にこのような経験を提供してくれるんです。
ダイバーシティ(Diversity)はネットワーク形成に役立つ
ビジネススクールはダイバーシティ(Diversity)を取り入れることで、学生に対して強力なネットワークを提供してくれます。
それはMBA取得後のキャリアに大きな影響をもたらします。私の場合、ビジネススクールで知り合った台湾人の紹介でMBA取得後に台湾へ渡り、台湾で就職することができました。
また、私のクラスメートは世界中に散らばって世界各国で様々なビジネスを展開しています。何か新しいビジネスをやろうとしたとき、すぐに声をかけられるクラスメートが、シンガポール、香港、台湾、コロンビア、チリ、オーストラリアなどにいます。
海外の主要ビジネススクールでは30カ国、40カ国、多いところでは100カ国以上の学生が集まっています。このようなビジネススクールを出た学生が実社会に復帰した場合を想像してみて下さい。世界中にコネクションを持ち、海外出張である国を訪問した際も再会できる可能性も高く、もしかしたらビジネスパートナーシップの話をすることができるかもしれません。
ダイバーシティ(Diversity)はMBA取得後に新たなビジネスを構想する上でも役に立つのです。
まとめ
ダイバーシティ(Diversity)は、多くのビジネススクールが出願からカリキュラムに取り入れている要素で「多様性」を意味します。
多くのビジネススクールでは、学生プロフィールをなるべく多国籍、多業界、多業種にしたいと考えているため、出願時期が早いほど合格する可能性が上がりますMBA生活が始まると、ダイバーシティは非常にストレスが溜まるものだと感じることでしょう。しかしながら、自分と違う文化や考え方を持つ人たちとの交流はとても楽しいものです。またそのようなネットワークはMBA取得後も大変役に立ちます。
だからこそ、ビジネススクールでは学生が経験してほしい要素として、ダイバーシティを重要視しているんです。
日本MBA(国内)or 海外か?社会人必須の2つのポイント
日本のMBA(国内MBA)にするべきか海外にするべきか、について、社会人の方々からメール相談や個別相談で頂くことが最近多くなってきました。
社会人の方が、会社を辞めて一念発起して海外MBAの取得目指すよりも、費用や時間の観点から働きながら日本のMBA(国内MBA)の取得を目指す人も増えてきているということですね。
調査したことがある人ならご存知だと思いますが、日本にも、日本の教育機関、海外教育機関問わず、日本国内で働きながら週末や夜間に通って取得できる社会人向けMBAプログラムがあります。
社会人向けの日本MBA(国内MBA)と海外のMBAは学費、カリキュラム、使用言語、など多くの違いがあります。
そして、もちろん日本のMBAにはいいところはたくさんありますが、将来のキャリアプランによってその選択は大きく変わります。
今回は、社会人向け日本MBA(国内)or 海外か?見逃してはならない2つのポイントをみていきます。
まずその前に、日本で取得できるMBAはどのような大学、スクールがあるのかご紹介していきます。
国内で取得できる主な社会人向け日本MBA一覧
■日本の大学院
・早稲田大学ビジネススクール MBAプログラム
・慶応義塾大学大学院 経営管理研究科
・一橋大学大学院 商学研究科
・立教大学大学院 ビジネスデザイン研究科
・名古屋商科大学大学院
・青山学院大学 国際マネジメント研究科
・同志社大学大学院 ビジネス研究科 グローバルMBAコース
・ビジネス・ブレークスルー大学大学院
・グロービス経営大学院
■海外の大学、スクール
・英国国立ウェールズ大学経営大学院
・マギル大学ジャパン
・テンプル大学ジャパン
・Bond-BBT MBAプログラム(ボンド大学MBA)
ポイント1:キャリアチェンジをしたいなら絶対に海外にするべき
社会人の方が、今の会社で働きながら日本でMBAを取得して、そのスキルでキャリアチェンジ(つまり今の業界や業種を変えたい)しようと思っていたら、それは辞めたほうがいいです。日本でMBAを取得してキャリアチェンジできるほど世の中は甘くありません。
特に日本社会では。
いやいや、20代の若いうちならキャリアチェンジができるんじゃないか、と思うかもしれませんが、そんなに若いならなお更海外に行って若いうちに色々経験しておくべきです。
キャリアチェンジで成功する秘訣は以下の3つ。
1.住む場所を変える。
2.付き合う人を変える。
3.時間の使い方を変える。
社会人向けの日本MBA(国内MBA)ではこれらすべてを変えることはできません。MBAを始めるからと言って別に引越しをするわけではないですよね。基本的に生活スタイルは変わらないはずです。
一方で、住む場所、住む国も変わるフルタイムの海外MBAは環境が180度変わります。この刺激は日本では味わうことができないものですね。
また、社会人向け日本MBAの場合、夜間や週末はスクールに通うと言っても生活の主体、付き合う人間は今までと変わらず会社内のネットワークです。週末に会うような社外の友達とも離れるわけではありません。自分から日本でMBAを始めたことを言わない限り、周りの人はそれに気づかないですよね。
海外で取得する場合は、周りに公言しなければなりません。激励会も開かれるかもしれません。これからのハードな生活を考え不安になっている身としては、そのプレッシャーは半端ないです。
時間も同様に、日本でMBAに通っても、平日の大部分は会社に拘束されているはずです。勉強に時間を取れるのは、平日夜か週末のみ。
一方で、海外の場合は24時間365日、MBAに時間をささげることになります。
つまり、人生の大きな分岐点となる「キャリアチェンジ」を実現するには、海外MBAに挑戦して「住む場所」も「付き合う人」も「時間の使い方」もすべて変えて、それだけのリスクを負う必要があるということです。
ポイント2:同じ業界で頑張るなら日本のMBAもあり
逆に、転職するにしろ今の会社にずっといるにしろ、これからもずっと同じ業界で頑張るなら社会人向けの日本MBA(国内MBA)はいいと思います。
仕事を辞めずに業界の中に浸かっていることができるし、経済的なリスクもありません。 業界で必要な人脈も会社にいたほうが効率的に、そしてより強固に形成することができます。
それにプラスして、科目だけを学びたいのであれば日本のMBAでも良いと思います。
MBA Loungeのホームページで何度も述べている通り、MBAでは経営戦略、リーダーシップ、会計、ファイナンス、組織行動論、経済学、マーケティング、HRなど、ビジネスに関するほぼ全ての分野を包括的に学びます。
「科目だけ」というのは、海外MBAほどクラスメートと強固なダイバーシティに富んだネットワークを形成することができない、ということ。
上述の通り日本で学ぶ人たちの多くは働きながら学ぶわけで、生活の主体はあくまでも会社です。24時間365日、MBAに時間をささげるフルタイム学生とは違います。
まとめ
同じMBAだからといって海外と国内とでは大違いです。 個別相談会に参加された方の話を聞けば、私はその人はどちらが適している一発で分かります。その違いは明らかすぎるほど明らかです。
自分がどんなキャリアを目指しているのか、しっかりと考えて後悔のない進路を選びましょう。
また、日本のMBAのメリットとデメリットについては、こちらの動画にまとめていますので、お時間があれば是非ご覧ください。
London Business School(イギリス)MBAの紹介とキャンパス散策
ロンドンビジネススクール(London Business School)は、ロンドン大学(University of London)のビジネススクールで1964年に設立されました。
毎年Harvard Business SchoolやWharton、INSEADなどとMBA世界一の座を争う世界トックラスのMBAプログラムを提供しています。
フィナンシャル・タイムズ、マークス&スペンサー、UBS、タタ・グループなど世界の名だたる企業のCEOも多く学び、またベストセラーとなったビジネス書、「Life Shift」の著者リンダ・グラットン教授を始め、数多くの著名人を教授陣に持ち、そのネットワークは強力です。
MBA Loungeによるスクール紹介動画はこちら。
London Business School
ロンドンのリージェンツ・パークの隣にあるメインキャンパス、そして2017年秋にオープンしたばかりの新キャンパスSammy Ofer Centreがあります。
クラスサイズが400人を超える大規模MBAプログラムが特徴です。80人が5つのクラスに分かれて学び、学生もダイバーシティに富んでいることから様々な国籍、職種、バックグランドを持つクラスメートと刺激のあるMBA学生生活を送ることになります。
MBAプログラム期間
15ヶ月、18ヵ月、21ヵ月
(9月スタート)
学生プロフィール
クラスサイズ : 425人、うち日本人は10-14人
平均年齢 : 28歳
GMAT平均スコア :708点
International Student : 90% (70 nationalities)
男女比 :35%女性、65%男性
国際認証
AACSB
EQUIS
AMBA
出願資格・提出書類
学士号
実務経験3年
英文履歴書
成績証明書
エッセイ2つ
GMAT
TOEFL
IELTS
推薦状2通
LBSキャンパス散策
メインキャンパス受付にて
メインキャンパスの中庭
The Sussex Palace
新キャンパスSammy Ofer Centre
University of Warwick(イギリス) MBA紹介とキャンパス散策
ウォーリック大学(University of Warwick)は研究機関が充実しており、各分野から高い評価を受けているイギリスの名門大学で、イギリス版アイビーリーグとも言われるラッセル・グループの一校でもあります。
バーミンガムから南に電車で約30分ほどのコヴェントリー駅で下車、駅前のバスターミナルで大学行きのバス乗ります。バスはそこから森の中に入っていきますが、大丈夫です。約20分ほどの行ったところでUniversity of Warwickに到着します。
大学の建物はどれも近代的でアジアの大学のような雰囲気もあります。実際アジア人の学生も多いようで、キャンパス内のスーパーにはアジア食品が大変充実しています。最寄のコヴェントリーも決して大きな都市ではなく、大学はさらにその市街地から離れたところにありますが、キャンパス内にこれほど食品が揃っていれば食べるものには困りません。
MBA Loungeによるスクール紹介動画はこちら。
Warwick Business School
MBAを提供するのはWarwick Business School。
とても新しく綺麗な校舎で、中の施設も新しく勉強しやすい環境が整っていました。
Warwick Business Schoolは3つのMBA国際認証を取得しているトリプルクラウン校、かつMBAランキングでも上位に名を連ねる実力を誇ります。
学生プロフィール
平均年齢 : 33歳
平均実務経験年数 : 9年
GMAT平均スコア: 660点
国際認証
AACSB
EQUIS
AMBA
出願資格・提出書類
学士号
実務経験3年
英文履歴書
成績証明書
エッセイ2つ
GMAT:4年以上の実務経験で免除
TOEFL 100点、IELTS 7.0
推薦状2通
ウォーリック大学キャンパス散策
Student Unionはイギリスでも最大規模のようです。
図書館とライブラリーカフェ
キャンパス内のスーパーマーケット。アジア食品が充実。
「MBA」と「公園」と「警察官」と「女の子」
チャップリンは「公園」と「警察官」と「女の子」がいれば映画を作れる、と言いました。
凄いですね。それだけで面白い映画を作れるなんて。
もちろん「公園」と「警察官」と「女の子」だけで映画を撮れるのは、チャップリンの映画監督としての才能があるからです。
正直に言います。
MBAでビジネスの基礎を学んだ私は、
「○○」と「○○」と「○○」があれば一日で起業することができます
MBAでビジネスの基礎を学んだ私は、
「インターネット」と
「パソコン」と
「一万円」があれば、
一日で起業することができます。
日本のほとんどの人はこれら3つを既に持っているでしょう。
でも、私にはMBAでビジネスの基礎、そして起業学について学んでいるので、これら3つがあれば起業はすぐにできます。
どうやってビジネスモデルを組み立てるか知っているつもりです。(業界によっては)
どうやってマーケティングするのか知っているつもりです。(もちろんトライ and エラーの連続ですが)
どうやってお金を使うのは知っているつもりです。(これはちょっと苦手分野ですが)
MBAでしっかりと学んだからです。
もちろん失敗する可能性もありますが、やり方を知っていればとりあえず挑戦することはできます。
MBAではそんな起業の基礎ビジネス力もつけることができるんです。
MBAは、やっぱり若いうちに身に付けておきたいスキルだと思います。
University of Bath(イギリス)MBA紹介とバース市街探索
バース大学(University of Bath)はロンドンのパディントン駅から電車で西へ約1時間30分ほど行ったBath(バース)という街にある大学です。
バースの街は古くから温泉の観光地として知られ、その町並みは世界遺産に登録されています。街を歩いているだけでも、まるでローマ時代にタイムスリップしたような不思議な気持ちになる街です。
バース・スパ駅を降りて、駅正面にあるバスターミナルで大学行きのバスにのります。University of Bathはそこからバスで約20分ほどの高台にキャンパスを構えます。
MBA Loungeによるスクール紹介動画はこちら。
Bath Business School
MBAを提供するのは、Bath Business Schoolで、フルタイムの学生は約50~60人と少人数制をとっています。それ故に学生一人ひとりのケアが行き届いておりキャリアサポートも担当者が親身になって相談にのってくれます。
学生の平均実務経験年数は9年と他のビジネススクールに比べて高めで、より洗練されたビジネスマンのクラスメートとのディスカッションに身をおくことになります。
英語力が心配な人はMBA開始数ヶ月前に渡英し、英語プログラムを受講することで英語試験が免除になります。
学生プロフィール
平均年齢 : 33歳
平均実務経験年数 : 9年
Full time MBA : 58人(うち日本人5人)
国際認証
EQUIS
AMBA
出願資格・提出書類
学士号
実務経験3年
英文履歴書
成績証明書
エッセイ(1,000文字)
GMAT:4年以上の実務経験で免除
TOEFL 100点、IELTS 7.0
推薦状2通
バース散策
街の象徴でもあるバース大僧院(バース・アビー)
バースの最高級ホテル、ロイヤル・クレセント。一泊50万円を超える部屋も。
紀元前1世紀にローマ人によって建てられた大浴場、ローマン・バスの外観
もしもイーロン・マスクがMBAでクラスメートだったら
イーロン・マスクという人を知っていますか?
イーロン・マスクは1971年6月南アフリカ生まれ、スペースX(宇宙事業)、ステラ・モーターズ(自動車事業)、ソーラーシティ(太陽光発電事業)などの会社を経営し、次のスティーブジョブズと言われている人物です。
南アフリカの裕福な家庭で育ったイーロン・マスクは、子供の頃から白昼夢にふけることが多く、また大変な読書家でもありました。17歳でカナダへ渡りクイーンズ大学に入学、3年次からアメリカのペンシルベニア大学へ編入し、物理学と経済学の学位を取得しています。
1995年に弟のキンバルと飲食店などの検索ができるサイトを運用するZip2社を立ち上げ、のちにコンバックへ3億700万ドルで売却、2000年からはペイパルを運用し2002年にイーベイに15億ドルで売却し大変大きな資産を手にしています。そうかと思えば、上述の3つの事業に莫大な投資をして、破産の危機も経験しているリスクを恐れない発明家、経営者、そして事業家でもあります。
今回はイーロン・マスクが一体どんな人物か紹介しながら、もしも彼があなたと一緒にMBAを学んでいたら一体どんなMBA生活になっていたのか見ていきます。
もしもイーロン・マスクがMBAでクラスメートだったら
斬新なアイディアに圧倒される
もしもイーロン・マスクがMBAでクラスメートだったら、普通の人は、そのイノベーティブなアイディアについていくのが難しいと感じるかもしれません。
MBAにはグループで事業計画をイチから考える「Business Plan」の科目がありますが、イーロン・マスクと同じグループになったら、かなり斬新な事業を提案されるでしょう。
多くの人がまだ本をネットで購入すること躊躇していた2000年に、「銀行には金があるが、無能な連中ばかり」と金融のネット化を思いつき、2002年にイーベイに15億ドルで売却するまでペイパルを運用していました。
(出典:『イーロン・マスク 未来を創る男』 著:アンドリュー・バンス 訳:斎藤栄一郎 講談社 2015年 82ページ)
人類の火星移住を夢見てスペースX社を立ち上げ、低価格でロケットを打ち上げる技術を開発し業界に新たな風を吹き込んでいます。
100%電気で可動するロードスターという電気自動車を開発し、ユーザーには電気充電スタンドを無料で使えるようにしたり、自動車のソフトウェアをインターネットで更新できるようにすることで従来の自動車のビジネスモデルを大きく変えています。
誰もがやったことがないことに情熱とお金を費やし、類まれな行動力で一つひとつの新しい事業を確実に実現しています。
MBAの「Business Plan」でもしもイーロン・マスクと同じグループになったら、きっと誰もがやったこともない、そして誰もが思いつかない事業計画を一緒にやることになるでしょう。
厳しすぎるスケジュールをぶちまけられる
もしもイーロン・マスクとグループワークをやることになったら、実現不可能な納期を提案され喧嘩になるかもしれません。
上述の通りイーロン・マスクは、これまでネット銀行、宇宙事業、自動車事業、太陽光発電事業など様々な分野に進出していますが、もちろんこれらの分野でサラリーマンとして経験していたわけではなく、すべて未経験からのスタートでした。それゆえに業界の常識も知らず、「これくらい時間があればできるだろう。」と非常に甘いスケジュール感覚で事業を推進します。そのため、マスコミに対して新商品発売スケジュールを発表しては延期する、ということをこれまでに何度も繰り返しています。
(出典:『イーロン・マスク 未来を創る男』 著:アンドリュー・バンス 訳:斎藤栄一郎 講談社 2015年 215ページ)
もしもイーロン・マスクがクラスメートだったら、「業界の最新情報を今日の夕方まで集めてきてくれ。」なんて言われて困惑してしまうかもしれません。
あなたの得意分野について質問攻めにあう
もしもイーロン・マスクがMBAでクラスメートだったら、あなたの精通している業界や知識についてガンガン質問を受けることになるでしょう。
彼が進出している業界はすべて素人からのスタートです。スペースX社を立ち上げた頃はロケットの知識が全くなくロケット関連の書籍を読み漁り少しずつ知識を付けてきました。優秀なエンジニアに様々なことを聞きまくり、自分の知識が90%位になるまで質問をし続けます。
そのような血がにじむような努力で、創業から数年後には航空宇宙分野の専門家となり、同分野のCEOでは太刀打ちできないくらいのレベルまで達していました。
(出典:『イーロン・マスク 未来を創る男』 著:アンドリュー・バンス 訳:斎藤栄一郎 講談社 2015年 213ページ)
MBAにおいて、このイーロン・マスクのような行動力はとても大切です。ビジネスは通常一人で運用することは難しいものです。多くの人がそれぞれの専門知識やスキルを発揮してひとつの事業が成り立つものです。MBAのグループワークでも、各クラスメートが今までに培ってきた知識やスキルを発揮してひとつの課題に取り組んでいきます。だからこそMBAでは実務経験があることが重要なんです。
A型人間であることを要求される
心理学的に、人間には以下の3つのタイプがあるそうです。
A型人間:遊びにも仕事にも一生懸命で負けず嫌いな人
B型人間:内向的でのんびり屋
C型人間:否定感情を表に出さず、ストレスをため込む人
イーロン・マスク自身は間違いなく「A型人間」であり、仲間にも「A型人間」を求めています。(出典:『イーロン・マスク 未来を創る男』 著:アンドリュー・バンス 訳:斎藤栄一郎 講談社 2015年 207ページ)
自身の会社にA型人間以外を入社させないため、最初の100人くらいまでは自らが面接をしていました。今でもエンジニアは彼自身が面接をしています。
もしも彼がMBAでクラスメートだったら、あなたがA型人間でなかったら同じグループに入れてもらえないかもしれません。
まとめ
「ゲイツとジョブズの2人を掛け合わせてバーションアップしたのがマスクだ。」
ビル・ゲイツと交流がありスティーブ・ジョブズの元で働いた経験のある投資家はこういいます。
(出典:『イーロン・マスク 未来を創る男』 著:アンドリュー・バンス 訳:斎藤栄一郎 講談社 2015年 219ページ)
自分の専門分野外で優秀な人材を引っ張ってくるビル・ゲイツの才能と、消費者が自分でも気付いていない隠れた欲求を見抜くスティーズ・ジョブズの才能の二つを持ち合わせた人物であるというのです。MBAを始める人にとって、このイーロン・マスクという発明家、経営者、事業家について知っておくことは、ビジネスを学ぶ上で大きな影響を与えることになるでしょう。
University of Cambridge(イギリス)MBAとキャンパス散策
ケンブリッジ大学(University of Cambridge)は1209年設立で歴史と伝統のあるイギリスの超名門大学です。これまで96人のノーベル賞受賞者を輩出し、自然哲学者のアイザック・ニュートン、生物学者・地質学者のチャールズ・ダーウィン、政治家ジョン・ケインズなど世界的な著名人もケンブリッジ大学卒業生です。オックスフォード大学にも在籍した理論物理学者のスティーヴン・ホーキングもケンブリッジ大学大学院で学び、教員も務めていました。
大学はKing’s College、Queens’ College、Trinity Collegeなど全部で31のカレッジで構成され、各カレッジはケンブリッジの街に点在します。
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Cambridge Judge Business School
Cambridge Judge Business Schoolは、ランクインするビジネススクールで世界中から優秀な学生が多く集まっています。MBAプログラムは世界で常にトップ10入りし名声、実力ともに世界トップレベルです。
ケンブリッジに点在する多くのカレッジと異なり、ビジネススクールは近代的で企業のオフィスのような雰囲気を醸し出しています。
アントレプレナーシップに定評があり、また学生の98%がMBA後にLocation, Function,または Industryのスイッチを実現しており、学生にとってMBAはキャリアチェンジの大きなきっかけになっていることがよく分かります。
MBAプログラム期間(フルタイム)
12ヶ月
(9月スタート)
学生プロフィール
クラスサイズ : 150-200人
平均年齢 : 29歳
GMAT平均スコア :696点
男女比 :39%女性、61%男性
国際認証
EQUIS
出願資格・提出書類
学士号
実務経験3年
英文履歴書
成績証明書
エッセイ3つ
GMAT
TOEFL 110点
IELTS 7.5
推薦状
ケンブリッジ散策
ケンブリッジは、ロンドンから北東へ電車で1時間弱。ロンドンから日帰りで観光もできます。
ケンブリッジ大学のKing’s College
市内のマーケット
ケム川のカヌーに乗りました。ケンブリッジ大学Alumni Tourだったので、船頭さんはケンブリッジの卒業生。
MBAでも出世できない中間管理職の4つの特徴
MBAを持っていると転職でも非常に有利です。
転職市場では、多くの企業は経営の基礎知識を持ったMBAホルダーを歓迎します。
とはいうものの、もちろんMBAホルダーであるからといって入社後にとんとん拍子で昇進できるわけではありません。そもそも、チームのリーダーや経営者として人の上に立つためには、MBAで学ぶような経営基礎知識では足りません。
最近では、特に中間管理職になれば、リーダーによる「仕事力」も昇進の重要な要素となってきているんです。
そこで今回は、MBAでも出世できない人の4つの特徴をご紹介します。
MBAでも出世できない中間管理職の4つの特徴
1.良い報告しかしない
上司に良い報告しかしない。こんな人、あなたの会社にはいませんか?
上司の聞こえの良いことばかりを報告している人。
企業幹部たちは、良い報告ばかりしてくる社員を「こいつは本当に優秀だ。」「よい実績ばかりでミスがないじゃないか。」と思うことはありません。もし本当に良い報告しかして来ない社員の言うことを鵜呑みにして安心しているような社長では、その会社の将来は危ないと言えるでしょう。
報告を受ける社長たちは、自分達が受け取る報告は「中間管理職の部長たちによって事前にフィルターにかけられている」ことを知っています。
中間管理職の部長たちが、部下からの報告を受けて、社長に報告すべき内容とそうでない内容を分けているのです。社長はそれを知っています。良い報告ばかりしてくる中間管理職に対して、社長たちは時としてコイツは悪い情報を隠しているんじゃないかという疑いを持つことがあります。
会社が大きな不祥事を起こしたときに、社長は本当に一切そのことを知らなかったということは少なくありません。中間管理職が情報をコントロールし、上層部に伝えるべき内容を伝えなかったために起きたケースも多いのです。
社長としては、悪い知らせを本当は聞きたいのです。悪い知らせを聞くことによって、そこから会社をどのように微修正していくかという戦略を前もって立てることができるからです。
にもかかわらず、部下である中間管理職が、良い報告しかしてこない場合、事実は本当はどうなのか、と考えてしまうこともあるでしょう。
2.打ち合わせのための打ち合わせをしている
打ち合わせのための打ち合わせをする人がいます。
つまり、会議で社長に報告する内容を事前に何度も部下と打ち合わせをして、それに余分な時間を多くとっているような中間管理職の人たちです。
社内の会議にもかかわらず、見た目にこだわった資料作りをしてみたり、凝ったパワーポイントのアニメーションを使ってみたり、部下に途方もない時間がかかるようなデータ収集をさせたりするようなことがあります。これが社外向けの顧客に対する打ち合わせであれば良いのですが、社内会議にもかかわらずこのような形で時間を取るのは好ましくありません。
社長は綺麗なパワーポイントスライドや資料みたいのではないのです。ただ内容が把握できるような資料みたいだけなのです。それを理解してきていない中間管理職は、内容だけではなく見た目にもとことんこだわり、それに自分の時間や部下の時間を割いて、結果的に全体の業務を非効率にしてしまっている場合があります。
社長から見れば、このような中間管理職はあくまでも自分が社長によく見られようと余計な時間を使ったり部下をこき使っているようにしか見えません。
3.感情で部下を怒鳴りつける
毎日のように大声で部下を怒鳴りつけているような中間管理職は昇進から遠のくといえます。もちろん部下の出来が悪いということもあるかもしれませんが、残念ながら今の時代はただ単にパワハラとみなされてしまうでしょう。
部下を指導するときには、部下の人格を否定するのではなく、仕事のやり方を変えるように指導するべきであり、それを部下にうまく伝える必要があります。大きな声を上げて感情で行動しているような場合、それは周りの人にも伝わります。
これは特に学生の頃から偏差値だけは高かった人間力がない人によくある傾向です。
4.残業が多い
一昔前と違って、現代では「残業が多い=仕事を頑張っている」とはみなされません。
如何に残業を少なくして自分の時間をコントロールできるのか、というのが評価される時代になってきています。残業が多く自分の時間も管理できないような中間管理職は、部下の管理もできるはずがありません。中間管理職が残業ばかりしていると、彼らの部下は気を使って先に帰ることもできないということも起こり得ます。
ビジネスにおいて最高のパフォーマンスを上げるには、仕事とプライベート両方の心が充実していることが大切になります。たまには仕事を早く切り上げて、家族サービスをする、それができるような余裕を持つ必要があります。それができずに毎日残業ばかりしている中間管理職は、会社から評価される事はありません。
まとめ
以上の4つの特徴もつ中間管理職は、社長から見れば昇進されるには能力が足りないとみなされるでしょう。いくらMBAでビジネスの基礎知識を学んだとしても、これら4つの「仕事力」がなければ会社で昇進することは難しいです。
MBA取得後にいちビジネスマンとしてキャリアを積んでいきたいと言うことであれば、これらの人間力の重要性を理解することが大切です。
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