台湾大学GMBA:岡田善仁さん(Zen Okada)インタビュー

2020-02-09

先日台湾の最高学府である台湾大学に訪問し、管理学院(ビジネススクール)の入学担当者さん及び現学生さんと打ち合わせをしてきました。

そこで、同大学管理学院でGlobal MBA(GMBA)を学ぶ日本人学生の岡田善仁(Zen Okada)さんにお話を伺いました。

(台湾大学GMBAを履修中の岡田善仁さん)

(MBA Lounge 川尻、以下川尻)岡田さんの簡単な経歴を教えて頂けますか?

(岡田さん)日本の大学卒業後 東京で約4年就業しましたが、それまで海外経験も英語力もゼロでした。26歳の時にワーキングホリデーでオーストラリアに渡り、シドニーの英語学校に通いました。その際に海外の味を占めて、少なくとも5年は海外経験を積もうと漠然と目標を決めました。

その後ニュージーランドで日系食品会社勤務、シンガポールでフランス系保険子会社勤務を経て英語圏での経験は約5年となりました。もちろん完璧には程遠いですが、英語はある程度使えるようになったので次は中国語が出来るようになったら面白いだろうなと思い、2014年より台湾にて中国語の語学学校に1年間通い、翌年から台湾で就職し現在に至ります。気づいたらいつの間にやら海外経験10年超えてましたね。

(川尻)なるほど、では働きながらMBAを履修されているんですね?

(岡田さん)はい、現在は、台北の欧米系保険ブローカーで法人営業をする傍ら台湾大学のGMBAプログラムに通っています。

現在の職場は欧米系企業ということもあり、社内にMBAホルダーは珍しくなく、特に部門長クラスの半数はMBAホルダーです。経営学を学ぶメリットは数ありますが、外資系企業で働き続ける限り社内昇進にも有利ですし、働きながら学校に通うことにも寛容です。推薦状が2通必要でしたが上司、役員からすんなりと貰えました。

(川尻)なぜMBAを学ぶスクールとして台湾大学を選んだのですか?

(岡田さん)「近かったから」と言うと元も子もないですが(笑)、元々台北で働いていたので現職を継続しつつ通える場所で検討しました。台湾で全コース英語で学べるMBAは台湾大学のGMBAと政治大学のIMBAのみで、たまたま一番近くの学校が台湾最高学府だったということになります。

当然準備に時間がかかると思っていましたし、1-2年後を目標にしようと2019年1月の説明会に参加しました。GMBAディレクターと在校生の話も納得感がありつつ面白く、説明会の終わりにリクルーターから「まだ2019年9月入学の応募が間に合いますよ」と声をかけて貰いました。台湾大学ってキャンパスの敷地が広大で、その中でも特に正門から中央図書館に向かうメインストリートの景色が最高なのですが、その景色を見ながら「ここで学ぼう」と心に決めました。

(川尻)台湾大学GMBAにはどのようなクラスメートがいますか?

(岡田さん) 台湾大学のGMBAプログラムには毎年60名ほど入学します。そのうちの半分が台湾人ですが、実態として台湾人枠として入学した学生のほとんどはカナダやアメリカ生まれや育ちで、もちろん英語もネイティブです。残りの半分は私を含む外国人で、アジア、ヨーロッパ、北米、中南米など各国から来ています。彼らの多くは何らかの形で台湾に興味を持っている人たちなので、みんな英語だけではなく既に中国語が出来る学生が多いです。男女比も半々くらいです。

最低2年の就業経験が入学の条件で、台湾人枠で入学してきた学生は平均年齢30歳前後と比較的若いですが、一方で、外国人枠の学生は20代後半から50代まで幅広いです。と、いうのも就業経験15年から20年程度を対象としたシニア向けのExecutive MBAは全て英語で行っているコースが台湾にはなく、外資系現地法人役員クラスの欧米人学生も数名GMBAに在籍しており、年齢を気にする必要はないと言えます。

(川尻)仕事とMBAの両立はどんなところが大変ですか?

(岡田さん)日本語でフルタイムで学んだとしても専門性やその膨大なボリュームで苦戦すると思いますが、それに加えて仕事をこなしながら、国際性豊かな同級生達と英語でインプット、分析、チームでのディスカッション、プレゼンと回していくのは正直かなりのハードワークです。

第一学期は平日午後7時-22時の授業を3コース、プラス週末の集中講座を1コース取りました。基本は週3日の通学で予定を組みましたが、中間プロジェクト、ファイナルプロジェクトなどチームミーティングが別途必要になるものも多く、蓋を開けてみたらピーク時は週6日で通っていました。もちろん仕事も平日週5日でこなしながらです。学校に住んでいるような気になってきますね。

加えてプライベートでは合格した年に子供が生まれたので夜泣きもありますし、入学2週目でアキレス腱断裂して入院手術で松葉づえ生活、2重苦、3重苦どころではなく5重苦でしたね。いつ寝る暇があるんだと(笑) 全てのコースでは4-6人程度のチームを組んでプロジェクトを進めていくことになりますが、全員が貢献する必要があります。自分が貢献出来る部分は見切り発車だろうと率先して全力で行うことがポイントかと思います。

企業訪問が必要なプロジェクトでは、外国人のフルタイムの学生では通常ネットワークはないですが、台湾で働いている経験とネットワークを使って訪問先を確保することも出来ます。 ものによっては高度な専門性が必要で自分だけでは出来ないものもありますが、得意分野がそれぞれ異なるのでチームで役割分担しながら進めます。

(川尻)台湾大学GMBAで学ぶ魅力はなんでしょうか?

(岡田さん)魅力はたくさんありますが、 個人的にはその中でも人脈形成が強力だと思っています。台湾における国立台湾大学のブランド力は断トツで、GMBAも格付け機関Eduniversalで東アジア9位にランクインしました。将来のグローバルリーダーとなる台湾トップレベルの在校生、卒業生ネットワークを形成することが出来ます。

学生会も月に2回くらいのペースで在校生との懇親会だけでなく卒業生や外部のスペシャルゲスト招いたいろいろなアクティビティを企画しています。 卒業を待たずにこの強力なネットワークを利用して起業したり、ビジネス拡大したり、転職したりしている学生も少なくありません。

授業はハーバードビジネススクールのケーススタディも使いますが、台湾や日本も含むアジアのケースもバランスよくあり、幅広いグローバルビジネスを学べます。ディスカッション形式の授業も多く、優秀で国際性豊かなクラスメイトとプロジェクトを進めていく過程で成長を実感できることでしょう。また、GMBAコースを受講している外国籍の学生は中国語コースも1年間授業料追加なしで学べます。経営学を英語で学びながら中国語まで習得することが出来ます。

最後に、コストパフォーマンスが非常に高いということです。 台湾大学ではブランドイメージを大切にしたいので、授業料が安いことを前面にアピールしたくないのが本音だそうです。とはいえ、授業料は卒業までに約US$20,000程度なので日本のビジネススクールと比べて半額近くです。且つ多種多様な奨学金制度があり、約半数の学生がなんらかの奨学金を得ているそうです。費用対効果で考えると、得られるものが大きくコストが低く、間違いなくアジアの穴場と断言できます。

(川尻)将来はどのような目標を持っていらっしゃいますか?

(岡田さん)MBA取得後、野心的にまずは社内昇進を狙っていきます。台湾にこだわってはおらず、第三国のグループ会社も候補に入れながら会社員を継続しつつ、同時になにかしら経営に関われたらと思っています。

(川尻)最後に、台湾の魅力のついてお願いします。

台湾は地理的にも文化的にも日本に近く、複雑ではありながら歴史的にも日本に深い関りがあります。中国とは政治的な対立が続きながらも深いビジネスがあり、日本から中華圏へとビジネス拡大するには要となることは間違いないでしょう。

また、ビジネスと切り離して考えても、台北、新竹、台中、台南、高雄など中規模都市が点在しながら、山も川もあれば海もあり大自然へのアクセスも容易でプライベートも充実することは間違いありません。台湾で歴史を紐解いていくと日本人が知らない日本が見えてくるのでそれもまた面白いところでもあります。そんな台湾で一緒に切磋琢磨する日本人が増えていくことを期待しています。

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