日本人MBA受験生必読、ネットワークを最大限にいかす秘訣2つ
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MBAを通じて、何を習得したいのですか?
このような質問を日本人MBA受験生に投げかけるとほぼ100%帰ってくる答えが、「ネットワーク構築」です。
きっとこれは、日本人MBA受験生に限らず、世界中のMBA受験生に共通するところでしょう。
それでは、私から更に質問です。
「ネットワーク構築」とは一体なんですか?
ビジネススクールで、多国籍のクラスメートと知り合いになり連絡先を交換すればネットワーク構築と言えるのでしょうか?
そして、そのネットワークはビジネススクール卒業後であっても何年も続けていくことができるのでしょうか?
今回の記事では、MBAにおいて非常に重要な「ネットワーク構築」に関して、日本人MBA受験生が効果的なネットワークを構築する秘訣を解説します。
お互いに助け合い信頼関係を築くこと
日本人MBA生のMBAネットワーク構築といっても、ただ単に連絡先を交換するだけでは全く意味がありません。それではただ単に表向きの友達の頭数を増やしているだけです。持続的なネットワークを構築するには、MBAでの活動を通じて、クラスメートとの信頼関係を作ることが非常に重要です。
信頼関係があれば、親友であり、戦友です。
信頼関係がなければ、ただの知り合いです。
日本人MBA生が、MBAクラスメートとの健全な信頼関係を構築するためには、まずは自分がどのような強みを彼ら彼女らに提供できるのか、を明確にしなければいけません。つまり、あなたはビジネススクールに入学したら、あなたが今まで培ってきた強みを、無償で提供する必要があります。
当MBA Loungeのブログ記事でも過去に紹介していますが、ペンシルベニア大学ウォートン校のアダム・グラント教授は、「与える人こそ、信頼関係を構築できる」と著書で述べています。クラスメートと助け合いをしましょう、といっても、自分が助けてもらうことは期待せず、自分が相手に与えることをだけを考えて行動するのがちょうどいいのです。
とはいうものの、そもそもクラスメートに与えることができる強みを持つこと自体、実はそんなに簡単なことではありません。
私がMBAを学んでいたときは、自分の強みを思うようにクラスメートに与えることができずに苦労しました。私は、MBA留学前は主に物流、国際貿易の分野に従事していたのですが、これらの分野は主要なMBA科目になかったので、知識やスキルを発揮することは難しかったの覚えています。
それどころか、自分にとって全く初めての分野であったファイナンスやアカウンティングなどに関しては、クラスメートからは助けてもらってばかりで非常に悔しい思いをしたのを覚えています。
それでも私は、人一倍努力して、自分の興味のある分野であるアントレプレナーシップやマーケティングにおいては、多くの書籍を読み込み、授業の予習は必ず行うことで、微力ながらクラスメートのサポートができたことも覚えています。
それでも、自分にはこれといった強みがないと認識していたので、なるべくクラスメートでのミーティングでは、進行役を務めたり、誰よりも多くの提案をしたりとチームに貢献することを常に意識していたのよく覚えています。
自分が強みだと思っていたことも、その分野で自分よりも凄い経歴をもったクラスメートがいて、彼ら彼女らに比べれば自分なんか大したことないなんて落ち込むことは日常茶飯事でしょう。
そのような状況であっても、何かしら自分がチームに貢献できることを見つけて、貢献し、少しづつでいいので、クラスメートとの信頼関係を構築していくことが、MBA後、持続的に続く有効なネットワークを構築する秘訣です。
ネットワークは浅く広く
MBAで構築するネットワークを持続的な効果のあるものにするためには、深くて狭いネットワークよりも、浅くて広いネットワークの方が有効です。浅くて広いネットワークは、より多くの人達からより多様な考え方や価値観を学ぶことができます。
深い関係の人たちからの情報は、彼ら彼女らの考え方や価値観、生活習慣は自分のものと似ているため、学びは少ないモノです。一方で、浅い関係ということは、彼ら彼女らからの情報は自分のモノと異なっている可能性が高いです。情報が異なるからこそ、自分では思いつかないような考え方や価値観を学ぶことができるんです。
私がMBA留学をしたオーストラリア、ブリスベンのクイーンズランド工科大学のビジネススクールは、当時オーストラリアで最もハードなMBAプログラムの一つとして有名でした。
そしてまさにその噂通りのとてもハードな日々を過ごしました。そのようなハードなプログラムでだからこそ、学生たちの団結はとても強いものになります。共通の敵を持つと仲間の団結力が強くなるのと一緒です。
そのような恩恵もあり、私はMBA留学を通じて、浅くて広い健全なネットワークを構築することができたと思っています。
起業家のニュージーランド人、
ブラジル人の弁護士、
インドの王子様、
ドイツの軍人、
コロンビアのエンジニア、
ペルーのトレーダー、
インドの王子様、など。
日本で生活をしていたらなかなか知り合うことができない、広くて浅いネットワークを構築することができました。そしてビジネススクール卒業から12年以上経った今でも彼らとのネットワークは続いています。
これを達成することができたのは、深くて狭いネットワークではなく、広く浅いネットワークを構築することができたからだと思っています。
まとめ
MBA受験を目指す日本人MBA受験生の多くは、MBAを取得する価値としてネットワーク構築をあげます。しかし、ここで注意していただきたいのは、ネットワーク構築は決してただ単にクラスメートと連絡先を交換することではありません。
彼ら彼女らとの信頼関係を築いていかなければ、そのネットワークも卒業と同時に消滅してしまうものです。
それと同時に、ネットワークは深くて狭いものよりも、浅くて広いものを構築することを意識することが大切です。そうすることで、自分と異なる考え方や価値観を彼ら彼女らから学ぶことができるはずです。
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