MBA合格、奨学金も獲得。でも入学後に実力を発揮できない人の特徴2つ

2022/03/08

志望していたビジネススクールについに合格!しかも優秀と認められて奨学金ももらい、満を持して入学したはいいけれど、入学後に全然実力を発揮できずに、科目でもいい成績を取れずに四苦八苦しているMBA生が散見されます。

大学時代の成績もよかったし、前職で仕事もできた方だし、MBA受験でもアドミニからかなり気に入られて奨学金まで獲得したのに、なぜ?!

ビジネスの実力不足?
コミュニケーション不足?
英語力不足?

それはあるかもしれませんが、もっと根本的なところに理由があります。そこで今回は、「MBA取得後に転職しても実力を発揮できない人特徴3つ」をお届けします。

ビジネススクール調査が不十分

会社で活躍し評価されていた人が、同じ仕事で別の会社に移った途端にパフォーマンスが下がり評価されなくなるケースがあります。

同じように、MBA受験ではかなり高い評価を受けてビジネススクールに入学したにも関わらず、入学後に全く実力が発揮できず活躍できないMBA生もいます。この場合の多くは、クラスメートやスクールとの相性、すなわちビジネススクール調査が不十分が原因です。

米国ペンシルベニア大学ウォートン校教授で組織心理学者のアダム・グラント氏の著書「Give&Take「与える人」こそ成功する時代」(三笠書房)によると、仕事のパフォーマンスは、サポートしてくれるチームメンバーとの協力関係が深く影響するといいます。

それは、チームでの仕事だけではなく、外科医や証券アナリストなど一見、個人のチカラだけで完結すると思われるような仕事でであっても、成功するかどうかは自分で理解している以上に他の人達の協力にかかっている、という結果が米国ハーバード大学数名の教授による調査により分かっています。

これはビジネススクール内でも言えることです。

多くのMBA生は、スクールでの自分の成績は、今まで培ってきた経験やスキル、そして英語力で決まると思いがちですが、実際はクラスメートからどれだけ協力を得ることができるのかによって大きく変わるということができます。

MBA受験ではエッセイ対策やインタビュー対策などで、

「ダイバーシティが重要」
「クラスへの貢献が重要」
「クラスメートによってネットワークの質が大きく影響する」など、

散々言われていたかと思いますが、クラスメートは個人の成績にも大きな影響を及ぼします。

もちろん、ビジネススクール調査の段階では自分も合格していないし、将来のクラスメートも合格していないわけですから、どんなメンツになるのかは分かりません。それでも、在校生や卒業生の話を色々と聞いてみると、その学校の特徴が分かってくるようになると思います。

QSやAccessMBAなどの団体が毎年開催するMBA受験生向けのMBAフェアなどに参加して、ビジネススクールのアドミニや在校生などと面談をして、スクールの雰囲気、求める学生像などを把握することが、ビジネススクール調査の第一歩です。

これを疎かにして、例えばMBAランキングだけで入学校を決めてしまうと、入学後に思ったような実力を発揮できない、というようなケースに発展するかもしれません。

自己分析が不十分

MBA受験の段階で、しっかりと自己分析を行っていないとビジネススクールに入学した際に空回りしてしまう可能性があります。

多くの受験生は、エッセイ対策、インタビュー対策の段階で自己分析は行っているはずですが、受験を終えると同時に記憶から抹消してしまう人もいるかもしれません。

そもそも自己分析はMBA受験のためではなく、その後のキャリアを真剣に考えるいいキッカケですから入学後もそれを活かしていくことがビジネススクールで実力を発揮するコツです。

特に重要なのは、自分の強みと弱みを理解することです。

強みは徹底的に伸ばすことです。

極端な話を言うとビジネススクールに入学したら、自分の強みを伸ばすことだけに集中して、その分野では他の人を寄せ付けないほどぶち抜くくらいに高めることができれば言うことはありません。

そこまではできなくとも、クラスメートから頼られる分野を作っておくことで、クラスメートに貢献することができ、MBA履修中のパフォーマンスを高めていくことができるはずです。結果的にそれが自信に繋がり、MBA取得後も高いパフォーマンスを発揮し続ける源になります。

一方で、自分の弱みをしっかりと理解していれば、苦手な分野については他のクラスメートからのチカラを借りながら自分の弱みによる影響を最小限に抑える工夫ができるようになります。

苦手な分野を無理に一人でやろうとしても上手くいかないかもしれません。苦手な分野で無理にチームを率いようとしても空回りしてしまうかもしれません。

もちろん、ビジネススクールはビジネスを学ぶ場所なので、いくら失敗をしてもいいですし、弱みを克服する場でもあります。同時に、クラスメートと一緒に卒業を目指して行動する集団生活の場でもあります。独りよがりな行動はチームの雰囲気を乱し、チームとして、個人としてのパフォーマンスを下げてしまう可能性もあります。

自分の弱みは弱みと認め、自分よりも上手くできる人から業を盗みながら自己研磨していくのが理想です。

このように、MBA入学の段階でしっかりと自分の強みと弱みを抑えていれば、実力を正しく発揮することができるはずです。

まとめ

以上の通り、優秀な成績でビジネススクールに合格しても入学後に実力を発揮できない学生がいます。その特徴は以下の2つ。

1.ビジネススクール調査が不十分
2.自己分析が不十分

言うまでも無く、MBA留学は合格することが目標ではなく、卒業してその後のキャリアップを狙うことです。ビジネススクールの調査をしっかりと行い、自分にあったスクールに入学をして、自己分析をしっかりと行い、自分の強みを活かしてクラスメートに貢献することを心がけましょう。

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