海外MBA留学:ビジネススクール出願準備のコツまとめ【保存版】

2021/01/19

海外MBA留学を検討していますか?

もしその答えが「Yes」であれば、この記事はとても参考になるはすです。是非最後まで読んで参考にしてください。

海外MBAの出願全般
まず、海外MBA出願全般を一言で言いますと、「海外MBAの出願は就職活動のようなもの」というのが最適な表現だと思います。

日本の大学受験のように受験日があって、受験生が一斉に試験を受けるというものではありません。各ビジネススクールが出願期間を設定しており、その期間内に書類などを提出、インタビューを完了して、合格発表という流れです。

審査では、「この受験生は当校で学ぶのに相応しい人物か」を下述の出願に必要な項目をあらゆる角度から考察し、決定をします。決して「頭のいい順番」ではないことを留意しましょう。

■MBA出願で準備する項目

1.出願エッセイ
2.職務経歴書(CV)
3.推薦状
4.面接(インタビュー)
5.IELTS/TOEFLなどの英語試験スコア
6.GMAT/GRE試験スコア
7.大学の成績証明書(GPA)

これらを各ビジネススクールが設定する出願期間内に提出することで、合格不合格が決まります。

特に「この受験生は当校で学ぶのに相応しい人物か」を審査する上で、重要な項目は、

出願エッセイ
職務経歴書(CV)
推薦状
面接(インタビュー)

の4項目です。

ここでビジネススクールが注目するポイントは、

・Why MBA
・Why now
・Why this school
・Post MBA goal
・チームプレイができる人かどうか
・人格に問題がないか

これらに注目して「この受験生は当校で学ぶのに相応しい人物か」を審査していきます。

今回の記事では、「海外MBA留学:ビジネススクール出願準備のコツまとめ【保存版】
」として、各項目について一つひとつ説明していきます。

出願エッセイ

出願エッセイの設問は各ビジネススクールによって用意されますので、スクールや出願年度によって設問は大きく変わります。

アメリカやアジアでは、一つの設問あたり300-500 wordsの文字制限があり、その範囲で2問から5問ほどのエッセイに対して、的確に回答をしていく形になります。イギリスなどでは、Personal Statementと呼ぶことが多く、スクールからの特定質問はなく、自由形式で500-600 wordsほど自分をアピールするという場合もあります。

そんな中、MBA出願対策のサポートをしていると、たまに「エッセイのサンプルはありますか?」という質問を受けることがあります。

MBA Loungeでは基本的にエッセイサンプルはありません。仮にあったとして、サンプルを見ても何の役にも立たないはずです。

MBA出願は初めての人がほとんどなので、どのように書くべきか、ザックリとした道しるべがほしい、と思う人もいるかもしれません。その点に関しては、私が丁寧に解説しますので心配する必要はありません。

ただ、他人のエッセイを見て構成を考えようとすることは、百害あって一利なしです。MBA出願をしたことがない人の大きな強みは、エッセイに関して頭が白紙の状態であることです。赤ちゃんの頭のような状態ですね。

そこには、とりあえずルールは必要ありません。すると、クリエイティブな発想やエッセイ構成もきっと出てくるでしょう。

最初はそれでいいのです。そのような状態から、百戦錬磨の私が正しい方向へ導いていることでクリエイティブなエッセイが生まれると思っています。

エッセイは、自分の想いをビジネススクールにぶつけることができる大切なツールです。これを他人のテンプレートに当てはめて書いてしまっては、本当に自分の想いを確実に届けることができるかは疑問です。

インタビュー

MBA出願に関して、インタビューは重要項目の一つです。
インタビューはオンラインで行われることが多く、実際に受験生とスクール担当者が顔を合わせて様々な質問をする形式です。時間としては、20分から50分くらいに設定されるケースが多いです。

インタビューでビジネススクールが特に確認したいことは、以下の2点です。
・チームプレイができる人かどうか
・人格に問題がないか

MBAは、座学よりもグループワークが多いですから、チームで協力しながら一つのゴールに向かって進むことができる人かをチェックします。

ここで絶対に避けたいのは、「周りに悪影響を及ぼす人」です。

昔の学園ドラマ「3年B組金八先生」で有名になった「腐ったミカンの方程式」という言葉あります。一つの箱に入れられたミカンのうち、一つでも腐ったミカンがあれば、周りのミカンに伝染し、周りのミカンも腐ってしまうという意味なのですが、ビジネススクールとしても、腐ったミカンを入学させる訳にはきません。彼らは、美味しいミカンを探すことよりも腐ったミカンを排除する方に神経を使います。

職務経歴書(CV)

実務経歴書で最も重要なことは、「業務内容」を書くことではなく、「業務での実績」などを書くことです。
実務経験年数にもよりますが、基本的には1ページが好まれるケースが多いですし、スクールによっては完全に1ページと指定をする場合もあります。

非常に限られたスペースの中で、今までの自分の経歴を表現しないといけないわけですから、重要な部分をシンプルかつ的確にしていくことが何よりも重要です。

推薦状

推薦状は多くの場合、2通求められます。つまり2人の推薦者を確保しておく必要があるということです。

私費留学でMBAを目指す人の悩みの種がこの推薦状です。推薦者は多くの場合、会社の上司からもらうケースが多いので、私費留学を考えていて会社に内緒でコッソリと準備をしている人によっては、いつ上司に打ち明けるべきか悩んでしまいます。

場合によっては、明らかに上司からMBA留学を反対されたり、推薦状を拒否されたりすることもあると思います。

ではその場合はどうするのか?推薦者がいないのでMBA留学をあきらめますか?
もちろん、そんなことはないはずです。本当にMBA留学をしたいのであれば、あらゆる手を使って推薦者2人を確保するはずです。

何とか話し合いをしてお願いする、別の推薦者を選ぶなど。

ビジネスの現場では、言いにくいことを言わなければならないケースも多々ありますよね?それと一緒です。これもビジネス訓練の一つと捉えて推薦者を何とか確保するようにしましょう。

IELTS/TOEFLなどの英語試験スコア

IELTSやTOEFLの基準はビジネススクールによって異なります。
まず、自分の志望するスクールのウェブサイトなどで何点取得する必要があるのかをチェックしましょう。

英語試験にはIELTSとTOEFLの2つの試験がありますが、多くのスクールではどちらでもOKとしています。たまにどちらかの試験を指定されている場合もありますので注意が必要です。

アメリカではTOEFL、アメリカ以外ではIELTSで受験する人が多いです。

GMAT/GREスコア

MBA受験では、GMATまたはGREという学力試験があります。スクールによってはこれらの試験が不要な場合もありますが、トップスクールではほとんどのところでは、提出が必要になります。

GMAT、GREには受験回数に制限があり、共には12ヶ月のうち5回までしか受験ができません。GMATは生涯で8回までという制限があります。

GMAT、GREは難関で多くの受験生が苦労する試験です。
試験料も安くはないですし、それでも何回受けても高スコアが出ない、、、と落ち込んでしまう受験生も多いです。

「何回受けてもスコアが取れない私は頭が悪いのかな、、、、」なんて落ち込んでしまう人も少なくありません。

でも、これらの試験で求められているのは、決して「学力」だけではありません。
日本の大学受験と似ているところがあり、それは「本気を出す練習の場」であるということ。

皆さんは如何ですか。日本の大学受験は、その後、知識として役に立っていますか?

「No!」と答える人も少なくないでしょう。でも、あの難関を乗り越えたことは、その後の人生において「大きな自信」になったはずです。

GMAT、GREも一緒。MBAという更なる難関を乗り越えるための「練習の場」であると捉え、粘り強く頑張っていきましょう。

大学の成績証明書(GPA)

出身大学から大学の成績証明書(英文)を取り寄せて、ビジネススクールに提出します。

大学時代にしっかりと勉強せずに成績が悪い場合は、不利になることもあります。でも、過去の数字は変えようがありません。この場合は、インタビュー、エッセイ、GMATなどの別の項目での挽回が必要になります。

まとめ

「海外MBA留学:ビジネススクール出願準備のコツまとめ【保存版】」如何だったでしょうか。

海外MBA留学を目指す場合、まずはこれらの準備が必要になります。仕事をしながらの準備はとても大変だと思いますが、「絶対にMBAを取得するんだ。」という強いモチベーションがあればきっと乗り越えることができるはずです。

ここで重要なことは、ビジネススクールは決して「頭の良さ」ではなく、「人柄」を見ているのだ、ということ。MBA受験は大学受験というよりも「就職試験」に近いということです。

海外MBA留学を決意したら、これらの準備を遅延なく進めていくようにしましょう。

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