FT Global MBA ranking 2018はどう決められているのか(最新版)
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FT(Financial Times Global MBA ranking)は数あるMBAランキングの中でも、最も注目されているランキングと言えます。
私も様々なビジネススクール担当者やMBA出願者と話をする中で、やっぱりMBAランキングと言えば、FT(Financial Times Global MBA ranking)という感があります。Financial Times Global MBA rankingは、毎年2月くらいに発表されます。ちなみ2018年のFT(Financial Times Global MBA rankingのトップ20は以下の通りです。
1. Stanford Graduate School of Business(US)
2. Insead business school (France / Singapore)
3. University of Pennsylvania: Wharton(US)
4. London Business School (UK)
5. Harvard Business School(US)
6. University of Chicago: Booth (US)
7. Columbia Business School (US)
8. Ceibs (China)
9. MIT: Sloan (US)
10.University of California at Berkeley: Haas (US)
11.Iese Business SchoolFeatured business school (Spain)
12.Northwestern University: Kellogg (US)
13.University of Cambridge: Judge (UK)
14.HKUST Business School (China)
15.Yale School of Management(US)
16.Dartmouth College: Tuck (US)
17.Cornell University: Johnson(US)
18.National University of Singapore Business School (Singapore)
19.Duke University: Fuqua (US)
20.Esade Business SchoolFeatured business school (Spain)
(出所:http://rankings.ft.com/businessschoolrankings/global-mba-ranking-2018)
もちろん、ランキングは毎年変わりますが、顔ぶれはだいたい似ています。
以前の記事でちょっとご紹介した通り、2018年ランキングには、常連校のスペインのIE Business Schoolが入っていません。この詳しい理由はこちら「FT MBARanking 2018発表されたけど、あれ?!!」でご覧いただけます。
目次
世界MBAランキング調査対象スクール
以前にもちょっとご紹介していますが、FTのランキングは、世界中すべてのスクールを調査してランク付けをしているわけではありません。2018年は、合計155校がこのランキングに参加しています
参加条件は、国際認証機関のAACSBまたはEQUISのどちらかの認証を受けている必要があります。また、FTの学生へのアンケートの回答率が20%で20人以上の回答があることなどがあります。
また、2018年のランキング調査はClass of 2014の学生が対象となっていますので、2014年以降に設立されたビジネススクールは対象外となります。
というように、これら条件をクリアしていないとそもそもランキングには入ってこないんですね。
2018年FT MBAランキングの評価ポイント
加重平均給料額(20%):MBA取得後3年後の平均給料(米ドル:購買力平価を反映)
給料増加額(20%):MBA取得前からの給料増加額(絶対的増加額、MBA前からの純増加額共に考慮)
費用対効果(3%):コース期間、学費、その他コスト、MBA期間中の機会コストも考慮
キャリアアップ(3%):MBA取得前と比較した会社でのポジション、会社規模
キャリアサービス(2%):スクールのキャリアサービスの充実度
目標達成度(3%):MBA取得によってどのくらい目標を達成することができたか
就職(2%):MBAプログラム修了後3ヶ月以内に就職先を見つけることができたか
卒業生の推薦度(2%):推薦できるスクールかどうか
女性スタッフ(2%):女性スタッフの比率
女子学生(2%):フルタイムMBA学生の女性比率
女性管理職(1%):スクールのアドバーサリーボードメンバーの女性比率
教授陣のダイバーシティ(4%):citizenshipなどを考慮した教授陣のダイバーシティ
学生のダイバーシティ(4%):citizenshipなどを考慮したMBA学生のダイバーシティ
ボードメンバーのダイバーシティ(2%):citizenshipなどを考慮したボードメンバーのダイバーシティ
国際的流動性(6%):学生のMBA前と取得後3年後のcitizenshipや勤務している国
インターナショナルコース経験(3%):交換留学、海外研修、海外インターンシップの参加度
言語(1%):MBA修了までに求められる習得言語数
教授陣の博士号(5%):教授陣の博士号取得率
学生の博士号(5%):過去3年間に博士号を取得した学生数
FTリサーチランク(10%):教授陣の論文発行数など
(出所:https://www.ft.com/content/1bf3c442-0064-11e8-9650-9c0ad2d7c5b5)
ランキングは実績主義
以上の評価基準を見て分かる通り、卒業生の給料関連が全体の40%(加重平均給料額:20%、給料増加額:20%)を占め、ランキングに大きく影響することが分かります。
次に重要な要素となるのは、インターナショナル関連で、全体の20%を占めていることが分かります。(教授陣のダイバーシティ:4%、学生のダイバーシティ:4%、ボードメンバーのダイバーシティ:2%、国際的流動性:6%、インターナショナルコース経験:3%、言語:1%)
今のグローバル時代、様々な国籍、業種、文化を持つ人たちと如何にうまくやっているのかが、ビジネススクールに求められていることが分かりますね。
スクールが求める学生像
この評価基準をみれば、ビジネススクールがどのような学生を求めているのかが、少しは明確になってきます。
要するに、
将来稼いでくれる学生
です。
出願対策では、エッセイ、インタビューでは、特にこの点についてアピールしていくことが重要になってきます。
ビジネススクールは投資家のようなものです。スクールの施設、教授、各種サービスを提供して、高収入を得るビジネスパーソンになってもらいたいと考えているんです。そうすることでスクールのランキングも上がり、名声もあがるからです。
一方、学生は資金調達をする企業のようなものです。
企業が投資家から資金を調達するには、事業計画書を作成してプレゼンしなければいけませんよね?
それと同じでMBA出願生は、ビジネススクールに対してMBA取得後のキャリアプランをエッセイやインタビューで明確にプレゼンして、「如何に自分は将来稼ぐビジネスパーソンになるのか」を示さなければならない、といえますね。
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