30代、40代のMBA挑戦。最大限の効果を出すためのチェックリスト
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30代から40代にかけてMBAやEMBAに挑戦したいんです、という相談を受ける機会が増えています。
各ビジネススクールMBAのウェブサイトなどをみると、MBA学生の平均年齢が20代後半から30代前半(27歳~33歳くらい)が主ですので、特に30代後半から40代の方々からしてみれば、自分はもう遅いんじゃないか、と思ってしまうかもしれません。
一般的に日本人のMBA学生の平均年齢は他国の学生に比べて2~3歳ほど高めです。更には、MBA受験をする日本人受験生の年齢も徐々に上がってきているようにも思いますので、30代はもちろん、40代であってもMBAに挑戦すると決めたのであれば、それがベストタイミングであり、決して遅すぎるということはありません。
とはいえ、30代、40代のMBA挑戦では、その効果を最大限にするために注意しておくべき項目がいくつかあります。
そこで今回は、「30代、40代のMBA挑戦。最大限の効果を出すためのチェックリスト」として30代、40代でMBAに挑戦される方々へのメッセージです。
目次
既知のモノを違う視点で見る
30代、40代でMBA挑戦をする方々は、既に10年前後、またはそれ以上の実務経験を持っているはずです。
その場合、MBAの講義では、特に自分の専門分野の科目であれば「MBAに挑戦しても新しい事を学ぶことが殆どないのでは?」と感じてしまうかもしれません。
そう思ってしまっては、実は30代、40代でのMBA効果を最大限にすることはできません。
小中学校、そして大学までの教育では、「新しいことを学ぶ」ことが教育です。
しかし、大学院レベル、更にはMBAレベルで教育を受ける際に、大学生までの感覚で教育を受けるべきではありません。大学院以上のレベルでは「既知のモノを違う視点で見る」ことを訓練する場です。
30代、40代でMBAに挑戦する場合は、特に自分の専門分野に関しては今までに習得した知識やスキルを他のクラスメートに共有するだけではなく、既に知っているモノを新しい視点でみる訓練をすることも重要です。
例えば、実務でずっとマーケティングをやってきた人にしてみれば、MBAのマーケティングの講義は既に知っていることが多いかもしれません。でも、そこからも新しい視点でみることができるはずです。
マーケティングレポートをみて、今までの経験上「この戦略は即採用するべき」と判断しても、同じレポートをみたクラスメートのAさんは「採用するべきではない」という判断をするかもしれません。
Aさんは単純に間違った判断をしているのか?それとも自分には全く気付いていなかった新たな視点からの判断なのか?など。
30代、40代のMBA挑戦ではこのような視点で学ぶことでその効果をより高めることが可能になります。
定期的に自分をバージョンアップする
大ヒット書籍「LIFE SHIFT 100年時代の人生戦略」の著者であるロンドンビジネススクール(LBS)のアンドリュー・スコット、リンダ・グラットン両教授によれば、人生100年時代は、生涯通じて学び続けることの重要性を話しています。
両教授は著書の中で、「教育、仕事、引退」という3ステージの人生モデルが崩壊していると指摘をしています。
これまでは大学卒業までの20代前半で教育を終え、そこまでに学んだ知識やスキルを活かして引退の65歳まで乗り切ることができました。しかし、テクノロジーの進化が加速している今の時代では、20代の若者はもちろん、30代、40代の世代であっても、大学卒業までの知識やスキルで65歳まで逃げ切ることが困難である、ということです。
そのため、我々もコンピューターのように知識やスキルを定期的にバージョンアップしていく必要があります。
大学卒業から10年という節目の30代前半は正にバージョンアップにはベストタイミングと言えます。「今やらねばいつやるの?」という感じです。
30代後半から40代の人たちも、大学卒業以来自分の知識やスキルが更新できていない、という自覚があれば、なるべく早く自分のバージョンアップをする必要があり、それにはMBAはベストな選択肢の一つではないでしょうか。
30代、40代のMBA挑戦は、新しいモノを学ぶというよりも、古くなった知識やスキルをバージョンアップさせにいく、という気持ちで臨むと、その効果はより高くなると思います。
機械に代替えされないスキルを習得する
30代、40代の方々がMBAでの学びをより効果的にするためには、ただ単に知識を多く獲得するのはNGである、ということです。
今の時代、何か分からないことがあれば子供でもGoogleで数秒で調べることができます。
人よりも知識が豊富、記憶力がある、など、それはもちろん素晴らしい才能ですが、ビジネスの観点からみると、近い将来機械に代替されてしまう可能性が高い才能とも言えます。
30代、40代のビジネスパーソンがこれからの時代を生き抜いていくために必要なスキル、機械に代替される可能性の低いスキルの一つに「リーダーシップ」があります。
・人の気持ちを理解する
・人のモチベーションを高める
・人から尊敬される
・意見の異なる多くのメンバーをまとめてチームで結果を出す
このようなリーダーシップスキルは、機械では代替される可能性は低いです。イギリスの高等教育審査機関のQSのレポートによると、企業が求める社員のスキル1位が「リーダーシップ」でした。
そして、30代、40代のビジネスパーソンは、企業側からリーダーシップスキルを強く求められる年齢でもあるでしょう。
30代、40代のMBA挑戦は、リーダーシップスキルのような機械に代替えされないスキルを習得できれば、その効果はより高くなるはずです。
まとめ
30代から40代にかけてMBAやEMBAに挑戦する社会人は増加しています。これは、日本の将来を考えるととても素晴らしいことだと思います。
とは言え、大学院レベルでの学びは、大学までの学びとは違います。同じように先生から何かを教えてもらおう、というスタンスで臨めば、その成果は半減してしまうでしょう。
30代、40代でのMBA挑戦で最大限の効果を出すためには、以下の3つを意識して臨むようにしましょう。
・既知のモノを違う視点で見る
・定期的に自分をバージョンアップする
・機械に代替えされないスキルを習得する
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