MBA受験が上手くいっていない40%の人:日本人カウンセラー視点
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MBA Loungeの多くの受講生さんは、毎年トップスクールのMBAプログラムに合格しています。加えて、定期的に開催しているMBA個別相談会では、MBA Loungeの受講生さん以外の相談に乗させて頂くことも多々あります。
そんなMBA個別相談会で皆さんのお話を日本人のMBAカウンセラーとして聞いていると、ふと気付くことがあります。
それは、MBA受験が結局上手くいっていない人は、MBA受験生の全体の約40%ほどではないかと、いう仮説です。
これは日本人のMBAカウンセラーとしての私の勝手な仮説ですが、MBA受験が結局上手くいっていない人は、2つのタイプに分かれます。
目次
楽観的過ぎる人たち
一つ目のタイプは、MBA受験に関して楽観的過ぎる人たちです。自身のMBA出願プランやその後のキャリアプランにおいて楽観的過ぎる、悪い言い方をすれば、考えが甘すぎる人たちです。
私の感覚では、MBA受験生のうち10%がこのタイプの人たちです。
「楽観的」は、ポジティブになることであり、自分を固く信じることであり、プラスのイメージしかありません。私もどちらかと言えば楽観的なタイプです。しかしながら楽観的「過ぎ」ではいけません。
MBA受験に関して楽観的過ぎるというのは、例えば、TOEFL, IELTSなどの英語試験やGMAT, GREなどの試験スコアが中々出なくても、「ポジティブな思考があればなんとかなる。」「自分に自信を持てば何とかなる。」と強く信じているだけで、実際に行動や改善などの具体的なアクションを起こしていない人たちです。
楽観的だけれども、楽観的「過ぎ」ない人たちは、低い点数を出すとそこで危機感を持ち、PDCAを回し、有効的な投資を検討したり学習方法を改善するなど何らかのアクションを起こします。
しかしながら、楽観的過ぎる人たちは、「自分を信じてさえいれば必ず道は開ける。」とだけ考え行動を起こしません。
高い目標を持って、自分を信じ、夢を持ち続けることは、成功には必要不可欠の要素です。しかしながら、それを裏付ける努力をしていなければ、「タダの夢見る人」になってしまいます。
悲観的過ぎる人たち
MBA受験において楽観的過ぎる人が10%ほどいる一方で、逆に悲観的過ぎる人たちがいます。
素晴らしい経歴や実績、そして実力を持っているにもかかわらず、自分には目標が高すぎると思い込み、自らの意思で高い目標を持たないケースです。私の感覚では、このように悲観的過ぎる人はMBA受験生全体の30%位のイメージです。
このようなMBA受験に関して悲観的過ぎる方々とお話をすると、キャリアも人間性も魅力的なのに、なぜか自分に自信を持てず、あと一歩を踏み出せずにいる人たちです。このような人たちも、結局自分に自信を持てないので、アクションを起こすこともありません。人生の素晴らしい機会を逸してしまっており、とてももったいないと感じることがあります。
勇気を持って、あと一歩踏み出しさえすれば成功に大きく近づくのにもかかわらず、結局踏み出せず、毎年、毎年、今の生活の繰り返しと言うパターンです。
両方のタイプに共通すること
このように、MBA出願に関して楽観的過ぎる人10%と、悲観的過ぎる人30%の合わせて40%の人たちの共通点は、行動を起こさないことです。
楽観的なのはとても良いことです。自分を信じてポジティブでいなければ、できることもできません。楽観的だからこそ、自分が成功しているイメージをすることができ、現実とのキャップを把握することができるはずです。
悲観的なのもとても良いことです。自ら危機感を生み出して油断をすることはありません。どうしたら失敗してしまうのか、がよく分かっている人たちです。
しかしながら、いずれの楽観的、悲観的からもたらされた思考を有効活用するためには、現実とのギャップを埋めるためのアクションを起こさなければ何の意味もありません。
上手くいくのは「ほどほど」な人たち
MBA受験を上手く進めていくことができる人たちは、「ほどほどに」楽観的、又は「ほどほどに」悲観的な人たちです。
ほどほどに楽観的な人たちは、自分の成功イメージを明確にして、それを達成するために一生懸命努力し、行動を起こします。ほどほどに悲観的な人たちは、「もしかしたらダメかも」という危機感を常に持ち、そのリスクを最小限にするべく行動を起こす人たちです。
MBA Loungeの受講生さんには、楽観的でも悲観的でもいいので、ほどほどにしましょうと言うことを常日頃から話しています。
もしあなたがMBAやその後のキャリアで成功したいと思うのであれば、このことを頭の片隅に置いて、頑張っていくようにしましょう。
これはビジネスの世界でも同じことが言えます。社長が楽観的過ぎて何でもかんでもガンガン行くタイプであれば、側近の幹部たちが社長の暴走を止めなければ、会社は倒産してしまいます。
一方で、社長が悲観的過ぎれば、そもそも何のリスクも取らず会社としては発展の機会を逸してしまいます。
はやり、ほどほどがいいのです。
マイクロソフト創始者のビル・ゲイツは、「我々次第で会社がつぶれる可能性さえあるということを、常に念頭に置きながら毎日会社に来ている。」と言っています。だからこそ、長期間に渡り業界をリードしているのだと思うのです。
ユニクロの柳井正さんも、「商売とは成功したと思った時点でダメになります。」と言っています。そのような危機感を持っているからこそ、成功しても気を緩めることなく、経営基盤をどんどん強化していっていると思うのです。
もしあなたがMBAやその後のキャリアで成功したいと思うのであれば、このことを頭の片隅に置いて、頑張っていくようにしましょう。
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