GMATスコア低いのに合格しているのはなぜですか?
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GMATのスコアが平均より高いのに不合格になる人がいたり、平均より低いのに合格している人がいたり、一体これはどういう訳ですか?
MBA出願相談を受けていると、GMATスコアに対してこんな質問を頂くことが多々あります。GMATスコアとMBAビジネススクールの合否は、どう説明できるのでしょうか。
今回は、そんなGMATスコアとMBA合否に関する件について解説しましょう。
周りに良い影響をもたらす人は合格する
GMATスコアが低くても、周りに良い影響をもたらす人はビジネススクールのアドミニに好印象を与えます。
MBAプログラムの講義や課題のグループワークは、クラスメートと協力しながら進めていくチームワークです。同じ年に入学したクラスメートと、一致団結して様々なケーススタディーについて議論をしたり、スクールのMBA学生として社会にインパクトを与えるような活動をしたり、考え方を持ってもらうことを各ビジネススクールは期待しているのです。GMATスコアだけではもちろん、そのようなことは分かりません。
そういう理由で、How do you contribute to our community?などコミュニティへの貢献に関するエッセイ設問でもよく出てくるのです。
MBAプログラムで学ぶ学生たちの活動や成果を通じて、ビジネススクールとしても社会的に良い評判を獲得したいと言うのも本音です。
卒業に与えられたカリキュラムだけではなく、率先して、その他の活動、例えば、企業研究会、女性の社会進出活動などのような活動を行い、積極的にリーダーシップをとってするような人はビジネススクールとしては欲しい存在の1つになります。そうすることで、ビジネススクールの存在意義も上がり、外部から魅力のあるビジネススクールとして映るわけです。
とは言っても、このような活動したいといっても簡単にできるものではありません。自分なりになぜそのような活動をしたいのか計画を立て、周りを巻き込み、組織やコミュニティーとして立ち上げるだけの気力も必要です。その活動がいかに魅力的かを他人に説明するプレゼン力も必要です。
学校や会社などで、何か新しいことをやろうとして率先して頑張ってる人が皆さんの周りに1人ぐらいはいるかもしれません。要はそのような人材がビジネススクールは求めているのです。
そのように積極的に行動する人は、高みの見物をして、「あの人、また何か変なことを始めるらしいぞ。」と冷やかな目で見ていませんよね?そのような人冷めた人は、まずビジネススクールには歓迎されません。
自分の属する組織をより良く変えていこう、と積極的にイベントや活動を企画して、周りを巻き込み、良い影響与えてくれる人は、ビジネススクールとしてはとても貴重な存在です。
これはGMATスコアが高い低いは全く関係ありませんよね。そのようなところをビジネススクールは見ているわけです
人間的に魅力のない人は不合格になる
GMATスコアが高くても、人間的に魅力のない人はビジネススクールとしても合格させることを躊躇します。人間的に魅力がない人とはどんな人でしょうか?
例えば、他人との交流も趣味もなく、ただ仕事だけをやってきた仕事人間は、人間的な魅力が半減するでしょう。GMATスコアではそこは測ることができません。
MBA出願のCV(実務経歴書)の中では職歴、学歴のほかに、スポーツや趣味、課外活動などを書く欄があります。ビジネススクール用のCVであれば、何といっても職歴が重要だろう、ということで、その他の情報の部分をおろそかにしてしまう人が散見されます。しかし、それは逆に人間的魅力を伝える機会を逸してしまっていることを意味します。
ではなぜ人間的魅力がMBAの学生に必要なのでしょうか?
ビジネスの知識が豊富で、頭が良ければ学校にも評判にも貢献するだろうし、決してマイナスではない。確かにそうだかもしれません。
しかし、ビジネススクールの最大のミッションは、優秀な経営者、ビジネスリーダーを世の中に排出することです。会社の組織とは、役職が下であれば下であるほど専門知識が重要になります。社員、主任、係長などは実際に現場でビジネスを執行するなど、専門知識がとても重要になるのです。
一方で、役職が上であればあるほど専門知識よりも人間性の方が重要になってきます。もちろん、役職が上であっても専門知識も重要なことは言うまでもないですが、かと言って、決して部下よりも高い専門知識を持っている必要はありません。高い専門知識を持っている部下たちに、気持ちよく仕事をしてもらうための職場づくりをすることの方がより重要な上の役職の役目です。
社員が仕事に対してやる気を出し、会社のために頑張りたいとモチベーションを上げる大きなキッカケは、往々にして、社長や管理職の人柄や考え方だったりします。役職が上であればあるほど、自分の専門知識を生かすよりも、専門知識のある人をうまく後いかにうまく動かすかと言うことの方が重要なんです。
ビジネススクールはそれも十分に承知しています。ですので、ビジネススクールが合格者を選定する基準としては、人柄がとても重要になってくるのです。そして、それは決してGMATスコアが高ければ良いとか、低いと悪いと言う議論にはなりえません。
それでは、ビジネススクールは受験者の人間性をどのようなところから判断するのでしょうか。
それはインタビュー、エッセイ、推薦状等の項目です。合格にはこれらの項目がとても重要になるのです。もちろん、それに加えさらに高いGMATスコアを持っていれば最高です。大きなボーナスとなります。
ついでに申し上げておくと、GMATの受験回数は、12ヶ月で5回、生涯で8回と受験回数制限があるわけですが、スコアをキャンセルせずに、すべてのスコアを開示した上で、GMATスコアがが少しずつ上がっていく過程も提示することも、その受験生の粘り強さを表現する一つの道具になります。低いスコアから始まり、努力を重ねることでスコアが伸びたというGMATスコアのヒストリーもビジネススクールに響く1つの大きな材料となります。
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