MBA留学先に悩んだら。国別、地域別プログラム解説。

2021/08/03

「MBA留学先はどこにしようか悩んでいます。」

「MBAには、国別、地域別にどのような特徴があるの分からず、どこから手をつけていいのか分かりません。」

MBA受験生の皆さんから、このような相談を受けることがあります。

MBAプログラムは、アメリカ、ヨーロッパ、アジア、オセアニアなど様々な国や地域で提供されていますが、どこの国や地域のMBAプログラムに留学するべきかは、その留学目的によります。

そこで今回は、特にMBA受験生さんからの相談が多い地域別、国別にそれぞれの特徴を紹介します。

北米のMBAプログラム

北米のMBA留学先としては、アメリカとカナダが挙げられます。

アメリカは大学の数も大変多いので代表校を上げろと言われても難しいところですが、トップ校でいうと以下の通り。
Harvard Business School
University of Pennsylvania: Wharton
Stanford Graduate School of Business
MIT: Sloan
Columbia Business School
Northwestern University: Kellogg
University of California at Berkeley: Haas
Yale School of Management
Duke University: Fuqua
University of Chicago: Booth
Cornell University: Johnson
University of Southern California: Marshall
など。他にも多くあります。

特にアメリカは、学費が高騰しており、資金的余裕がなければハードルは高いものの、アメリカのMBA留学は相変わらず高い人気を誇ります。

カナダの代表的なスクールは以下の通りとなります。
University of Toronto: Rotman
McGill University: Desautels
Western University: Ivey
Queen’s University: Smith

カナダはその生活環境の良さから将来的な移住を目指してカナダにMBA留学される方も多いです。

■北米ビジネス中心のカリキュラム
北米、特にアメリカのビジネススクールの場合、学生比率がアメリカ人が比較的多めのこと、且つ、国として世界一の経済大国であることから、MBA取得後もアメリカに滞在して就職またはビジネスを始めることを想定した講義が行われます。

講義で取り扱うケーススタディもアメリカ企業が多めとなりがちです。

■期間は2年間のプログラムが多い
アメリカのMarshall、StanfordやカナダのIveyなどどちらかというと、ミッドキャリア向けの1年間のプログラムもありますが、北米のビジネススクールの多くは2年間のプログラムです。1年目で必須科目等のビジネスに関する基礎を習得し、2年目でより専門的な選択科目を履修したり、インターンシップなどで職業訓練を積むことになります。交換留学生などで、アジアやヨーロッパの地域などに留学しする制度も充実しています。

ヨーロッパのMBAプログラム

ヨーロッパのビジネススクールは、イギリスを始め、スペイン、フランス、オランダ、スイスなどがMBAの留学先として人気があります。

主なビジネススクールは以下の通りです。

イギリス
London Business School
University of Cambridge: Judge
University of Oxford: Saïd
Alliance Manchester Business School
Warwick Business School
Imperial College Business School
Durham University Business School

スペイン
Iese Business School
Esade Business School
IE Business School
Eada Business School Barcelona

フランス
Insead
HEC Paris
Essec Business School

オランダ
Rotterdam School of Management, Erasmus University
Nyenrode Business University

スイス
IMD Business School
University of St Gallen

ヨーロッパのMBAの特徴を一言で言うとダイバーシティーあふれるインターナショナルなビジネスに重きを置いていることです。アメリカでは、卒業生のほとんどがアメリカにそのまま残ることを想定した講義が多いのに対し、ヨーロッパでは、卒業後は世界各国に散らばることを想定した講義と言う形で進められていると言えます。

■ヨーロッパの多くが1年制プログラム
イギリスのビジネススクールのほとんどが1年生のプログラムを提供しています。社会人がMBA取得のために学校に戻りビジネスのブランクを最小限にとどめるため、1年で終了し実社会へ戻すと言う考え方がイギリスでは定着しています。

GMAT不要のスクールが多い
特に、イギリスMBAプログラムは、GMATを入学条件に設けていないビジネススクールが多いのが特徴です。これは、GMATスコアではなくインタビュー、エッセイ、経歴などその人自身の考え方やを重視していると言う見方ができます。

ヨーロッパのビジネススクールでは、アメリカに比べ学生の平均年齢が比較的高めで30代前半位です。実務経験を10年以上積んできた出願者を評価するにあたり、ここでもよりGMATよりも経歴や考え方を重視していると言う見方もできます。

アジアのMBAプログラム

アジアMBAプログラムとしては、シンガポール、中国、香港、台湾などがあります。
アジア各国の代表的なスクールは以下の通りです。

シンガポール
National University of Singapore Business School
Nanyang Business School, NTU Singapore
Singapore Management University: Lee Kong Chian

中国
Ceibs
Fudan University School of Management
Shanghai Jiao Tong University: Antai

香港
HKUST Business School
HKU Business School
CUHK Business School

台湾
National Taiwan University (NTU) : GMBA
National Chengchi University (NCCU) IMBA

■アジアビジネスにフォーカス
アジアのMBAプログラムはアジアビジネスにフォーカスしています。これは、多くの日本人にとって、MBA後のキャリアに直結しやすいと言えます。
もちろん人によりますが、世界中でビジネスが成長している地域はアジアで、多くの企業や優秀な人材がアジアに集まっています。

そのため、アジア各国にはMBAホルダー向け求人も比較的多いとされ、MBAのキャリアに直結しやすいのがアジアMBAの魅力です。

■コストが抑えられる
北米やヨーロッパなどのMBAプログラムに比べ学費が若干抑えられているのも特徴です。

北米やヨーロッパのトップビジネススクールでは学費は日本円で1,000万円を軽く超えるところもあります。一方で、アジアでは、北米やヨーロッパのトップスクールと引けを取らないランキングや名声を持っているスクールであっても、その学費は約500~800万円ほどとコストパフォーマンスの良いプログラムが多いのも特徴です。

オセアニアのMBAプログラム

オセアニア地域のMBAプログラムとしては、オーストラリアに代表的なスクールが集まっています。

オーストラリア
AGSM at UNSW Business School
Melbourne Business School
UQ Business School
QUT Business School

■アジアとヨーロッパ、アカデミックと実践が融合
オーストラリアのMBAは、アジアと欧米が融合したようなプログラムが魅力的です。特にアジアとヨーロッパからの学生が多く、インターナショナルなネットワーク形成に非常に有利です。

また、カリキュラムはイギリスに近く比較的アカデミックな要素が多い一方で、パートタイムの学生も多いことからビジネスにより近い実践的な訓練も多く含まれます。

まとめ

世界のMBAプログラムは、地域別に北米、ヨーロッパ、アジア、オセアニアの4つの地域に分けることができます。

ビジネススクールを選ぶ際は、スクールのカリキュラムも重要ですが、そのビジネススクールの国や地域もMBA後のキャリアに関係する重要な要素です。じっくりと時間をかけて、いろいろなビジネススクールを比較検討していくようにしましょう。

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