オンキャンパス(対面型)MBA、オンラインMBA、EMBAで価値が変わりますか?
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海外MBA受験や海外MBA留学に関する相談会でよく頂くご質問があります。
「オンキャンパス(対面型)のMBAとオンラインMBAとでは価値が変わりますか?」
「オンラインMBAだと企業からの評価は低いですか?」
「MBAとEMBAとではどちらの価値が高いですか?」
MBAにも様々な種類や呼び方があります。
オンキャンパス(対面型)MBA、
フルタイムMBA、
パートタイムMBA、
オンラインMBA、
EMBA(Executive MBA)
今回の記事では、それぞれの海外MBA学位の価値や企業からの評価についてのお話をいたします。
目次
結論:企業が学生何を期待いるのか、による
それぞれの海外MBA学位の価値や企業からの評価について、結論から申し上げますと、「採用する企業が学生に何を期待しているのかによる」です。
巷で話題となるMBAランキングは、基本的にはオンキャンパス(対面型)のフルタイムMBAを指す場合が多いです。そのため、名声を意識する受験生は現地に留学してフルタイムのMBAを目指す方が多いですし、採用する企業側もその点を重視してきました。
しかし、最近では学び方も多様化し必ずしも「学生に戻って現地で1年から2年の期間を勉強に集中する」わけではなくなってきています。
オンキャンパスにはオンキャンパスの良さがあり、オンラインにはオンラインの良さがあります。そして、企業側も「どんな人材が欲しいのか?」によって求職者を品定めします。必ずしもMBAならオンキャンパス(対面型)MBAのフルタイム、というわけではありません。
もちろん、どのMBAであってもビジネスを体系的に学び、相応の知識やリーダーシップ力、コミュニケーション力を習得していることが前提です。
この前提を踏まえたうえで、具体的に企業は各種MBAプログラムをどう見ているのかを解説します。
オンキャンパスMBA学生に企業が求めるもの
オンキャンパス(対面型)MBAは、現地に留学して現地のキャンパスで対面で学ぶMBAプログラムです。オンキャンパス(対面型)MBAは、フルタイムMBAとパートタイムMBAに分けられます。
フルタイムMBAは、現地国にて学生ビザを取得して学生の身分としてMBAを受講する全日制のプログラムです。履修期間は1年から2年くらいのプログラムが多いです。国によっては現地でインターンやアルバイトが可能です。
パートタイムMBAは駐在員や移住者など何らかの形で現地に滞在している人が夜間や週末に通うプログラムです。履修期間は1.5年から4年くらいです。パートタイムMBAの学生には学生ビザが発行されないので、その国・地域への滞在手段がない人はパートタイムMBAを受講することができません。
MBAで習得できる多方面におけるビジネス知識やリーダーシップ、コミュニケーション力に加え、求人企業が現地での対面型MBAの学生に求めるのは、主に以下の3つです。
「たくましさ」
「国際感覚」
「語学力」
勉学からプライベートまで異文化の地で1年から2年、もしくはそれ以上の期間を過ごすことで得られる経験はオンラインとは違います。企業側も上述の3つの財産「たくましさ」「国際感覚」「語学力」を高く評価します。
一人で海外を飛び回り交渉をまとめてもらいたい、
様々な国の取引先や顧客との商談をリードしてもらいたい、
などを求める企業にとっては、現地でMBAを学んだ学生を求める傾向にあります。
オンラインMBA学生に企業が期待するもの
オンラインMBAは、文字通りオンラインで受講するプログラムです。例えばスクールが欧州にあったとしても日本で働きながら夜間や週末にオンラインで受講する形になります。履修期間は1.5年から2年くらいのプログラムが多いです。また、スクールによっては履修中に数回現地で学ぶ機会があります。
MBAで習得できる多方面におけるビジネス知識やリーダーシップ、コミュニケーション力に加え、求人企業がオンラインMBAの学生に求めるのは、主に以下の3つです。
「タイムマネジメント力」
「向上心」
「オンライン力」
勉学、仕事、プライベートの3つをバランス良くこなすことは決して簡単ではありません。これを遂行するために求められる「タイムマネジメント力」は評価に値するでしょう。
また何と言ってもフルタイムで働く社会人でありながら、自らのビジネス力向上のために費用を捻出し、プライベートの時間を割いてまで学ぶ向上心を持つ人材は大変貴重です。MBAを学ぶ重要性が分かっていても多くの人は「やりたい、やりたい」だけで終わってしまいます。そんな中自らのお金と時間をかけて実際に行動に移すにはよほどの向上心がなければできないことです。「向上心」を持つ人材を求める企業には、オンラインMBAの学生が魅力的に映るはずです。
そして「オンライン力」。利便性やスピード感が重要なビジネスの世界ではオンラインでモノゴトを進める機会も増えてきています。それでもチームで問題が生じたときは、相手を説得したりメンバーの仲裁に入るには、対面で話すのが一番です。そんな状況でもオンラインMBAでは「直接対面で話す」ことができないがゆえに、複雑な案件もオンラインで完結させる能力が求めれられ、実際にそのスキルを習得することができます。そんな人材を求める企業にとって、オンラインで学んだ人材を評価するでしょう。
EMBA学生に企業が求めるもの
EMBAはExecutive MBAの略で、シニアマネージャー向けのMBAプログラムです。上記の各種プログラムの学生の平均年齢が27歳から35歳くらいに対し、EMBAの学生平均年齢は35歳から40歳くらいです。現役バリバリで働いているシニアレベルの学生を対象としているため、パートタイムとなり、スクールによっては授業は毎週末、または数カ月に一度渡航して対面講義があるなど、カリキュラムはスクールによって様々です。
求人企業がEMBAの学生に求めるのは、主に以下の2つです。
「より高度なリーダーシップ力」
「人脈」
EMBAを履修する学生の多くは、各企業で現役バリバリのシニアレベルのマネージャーたちです。そんな百戦錬磨のマネージャーたちと一緒にディスカッションしたりグループワークをしたりすることは、自分のレベル、特にリーダーシップ力をもう一段も二段も引き上げるには絶好の機会です。即戦力でリーダーシップを発揮するポジションを求める企業にとっては、EMBAで鍛え上げられた人材は魅力的に映るはずです。
また、EMBAでは高度な人脈構築にも大変有利です。EMBAでは様々な国・地域の様々な業界のシニアレベルのマネージャーと密なコミュニケーションをとってグループワークを行います。ハードなEMBAの課題に対して共に苦しみ、共に喜ぶ体験は、中々できるものではありません。このような経験をした仲間同士の絆は大変強固です。企業にとって、世界中の様々な業界のシニアレベルのビジネスパーソンとの人脈をもった人材は大変魅力的です。
まとめ
どのMBAプログラムであっても、多方面におけるビジネス知識やリーダーシップ、コミュニケーション力を習得することは可能です。そしてそれらの履修形態により、オンキャンパス(対面型)MBA、オンラインMBA、EMBAの学位について、企業が評価する価値はそれぞれです。どのプログラムが優れている、劣っているという議論は意味をなさないと思います。
それぞれどんな価値を持つのかは、採用する企業が何を求めているのかによります。
もしあなたが、どのMBAプログラムで履修をするべきか悩んでいるのであれば、まずは自分の将来のキャリアを明確にして、自分はどんなスキルを習得していきたいのか、どんな側面で会社に貢献をしていきたいのか、を考えてみては如何でしょうか。
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