MBA合格後にやるべきこと、やるべきでないこと。

2021/03/16

MBA受験を経て無事に志望するビジネススクールに合格。

MBA Loungeの出願サポートの受講生さんの多くは、長いMBA受験をやり抜き、素晴らしい結果を手にしています。そんな受講生さんをはじめ、ビジネススクールに合格された方々から頂く相談に多いのが、

「入学までに何をやっておくべきですか?」

この回答については、過去のブログやYoutubeなどでも取り上げたことがあるトピックですが、多くの人はMBA合格後に留学前の予習として、「やるべきこと」をやらなかったり、「やるべきでないこと」をやろうとしたりします。

今回は、MBAカウンセリングをしていて強く感じた「やるべきこと」と「やるべきでないこと」をそれぞれ一つづつご紹介します。

【やるべきこと】コーチングスキルの習得

なぜ「コーチングスキル」なのか、という前に、コーチングとは何かを説明します。

Wikipediaによると、以下のように記述されています。

『促進的アプローチ、指導的アプローチで、クライアントの学習や成長、変化を促し、相手の潜在能力を解放させ、最大限に力を発揮させること目指す能力開発法・育成方法論、クライアントを支援するための相談(コンサルテーション)の一形態。』

「クライアントの学習や成長、変化を促し、相手の潜在能力を解放させ、最大限に力を発揮させる」ことがMBAで好成績を修めることとどんな関係があるのか、と思う人もいるかもしれませんが、これが大アリなんです。

コーチングできる人がいないとまとまらない

MBAでは多くの科目でグループワークをします。講義で課題が出され、それをグループで一つのエッセイを提出したりプレゼンテーションを行ったりして、その出来不出来が評価となります。

グループメンバーは、教授が指定する場合もあれば学生同士で自由に決める場合がありますが、いずれにしても、講義外の時間を利用して、会議室やカフェなどで長時間に渡りグループで打ち合わせをすることになります。

そして、このグループワークがMBAでは鬼門なんです。

様々な個性のぶつかり合い

グループワークは決して毎回仲良く和気あいあいと行えるものではありません。特にMBAではダイバーシティの高い学生プロフィールとなりますので、メンバーは様々な国籍、バックグランド、文化、価値観を持っています。

相手の意見を聞かずに一方的に自分の意見を押し付ける人もいれば、全く話をしない人、時間を守らない人、英語力が低い人、専門知識が偏っている人、など様々です。

そのようなメンバー同士での打ち合わせ、更に頻繁に、長時間に、となれば喧嘩が起こらないわけはありません。

それをまとめることができるのが、「相手の潜在能力を解放させ、最大限に力を発揮させる」スキル、つまりコーチングスキルをもった人です。

コーチングでとにかく重要なのは、①人の意見を聞く。そして、②正しい質問を投げかける、ことです。様々な個性のぶつかり合うMBAのグループワーク。中にはイライラしながら話をぶつけているメンバーもいるかもしれません。

そんな時に相手の意見をしっかりと聞き、正しい質問を投げかけることでチームがまとまります。

【やるべきでないこと】テキストブックの予習

当社のMBA出願対策サポートの受講生さんには、講義で使うテキストブックを大学院に尋ねて事前予習として取り寄せようとする人がいたのですが、そこまでする必要はありません。

MBAでは、ビジネスの様々な分野を学びます。マーケティングがバックグランドの人は会計やファイナンスは素人同然です。逆に、ファイナンスのバックグランドの人はマーケティングは素人です。

そのため、どの講義であっても基礎から学ぶのがMBAです。大学院レベルのMBAだからといって、いきなり高度な内容に入るわけではありません。なので、テキストブックや講義資料などは講義が始まる1週間くらい前に予習すれば大丈夫です。

留学の場合、英語力が無いから心配、という人もいるかもしれませんが、出願の際にTOEFLやIELTSなどの試験を受けており合格最低基準のスコアを満たしていれば大きな問題はありません。講義で使うテキストブックはビジネス雑誌記事や新聞、論文に比べて大変簡単な英語で書かれています。

講義についていけるが心配なら

もしも、実際のMBA講義についていけるが心配なら、テキストブックや講義資料予習よりもやっておくべことがあります。それは、著名な企業の成り立ちや経営者の半生について書かれた書籍を多く読んでおくことです。

なぜなら、MBA講義のディスカッションでは常に事例を説明して意見を述べることが求められるからです。

例えば、経営戦略の講義で「Porter’s Five Force Analysis」というビジネスフレームワークを取り扱ったとします。

「Porter’s Five Force Analysis」が何か分からない?いえいえ、大丈夫です。講義の数日前にテキストブックを読んでおけばすぐに理解できます。

「Porter’s Five Force Analysis」を簡単に説明すると、経営学者のマイケル・ポーター教授が提唱したビジネスフレームワークで、自社の収益などに影響を及ぼす要因は以下の5つあるというものです。

・競合他社
・新規参入者
・売り手の交渉力
・買い手の交渉力
・代替品

このフレーム自体は無機質でテキストブックを読んで理解したところで、「ああ、そうか。」で終わってしまいます。これを様々な企業に当てはめてディスカッションするのがMBA講義です。

例えば、Uber社を例として、「Porter’s Five Force Analysis」についてディスカッションする場合
もしあなたが事前にUber社についての書籍を読んでいて、事業を拡大するにあたって法律がネックになっているということが分かっていれば、「新規参入者」は少なくなる、というディスカッションが可能になります。逆に、もしUber社について成り立ちの背景を知らない場合は、人の車を使って運用するだけなら誰でも新規参入できるだろう、という結論に達してしまうかもしれません。

このような企業や経営者に関する知識はあればあるだけ様々な科目で使うことができますし、引き出しの広さがビジネススキルに直結します。

もちろんビジネスフレームワークの知識を高めていくことも大変重要ですが、MBA留学前の予習としては、テキストブックや講義資料予習より、一般書籍などを通じて実社会の事例を多く知っておくことから始めるべきであると思います。

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