MBA2校合格!進学先はMBAランキングで選ぶ?or フィット感で選ぶ?
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MBA合格が、この時期に当社の受講生さんから続出しています。
今までの頑張りの成果が報われた瞬間ですね。もちろんこれからがスタートですので喜んでいる場合ではありません。より気を引き締めて粛々と次の準備をしていきましょう。
そんな中、受講生さんから多いご相談は、「複数校合格したが、どのスクールに進学するべきか。」というものです。
進学先の選定には、全体の費用、MBAランキング、スクールとのフィット感など様々な要素で決定すると思います。
目次
贅沢な悩みだけれども、、、、
もちろん、多くの受講生さんは出願前にある程度スクールの優先順位を決めているのですが、結果を見てみるとその優先順位が変わるケースもあります。
例えば、志望度1位のA校に合格したが、スカラーシップは出なかった。
志望度2位のB校も合格して、スカラーシップが学費の40%出た。
というケースも多々あります。
または、志望度同一の2校に合格した。一方はMBAランキングが高く、もう一方は自分とフィットしている感がある。どちらにしようか、というケース。
「美人投票」になっていないか?
ランキングで進学先を選ぶのは、「美人投票(Beauty contest)」に参加しているのと同じです。
「美人投票」というのはジョン・メイナード・ケインズが提唱した金融経済学用語で、
「100枚の写真の中から最も美人だと思う人に投票してもらい、最も投票が多かった人に投票した人達に賞品を与える新聞投票」に見立てることができるとし、この場合「投票者は自分自身が美人と思う人へ投票するのではなく、平均的に美人と思われる人へ投票するようになる」としました。(Wikipediaより)
要するに、MBAランキングで進学先を選ぶということは、「自分がいいと思っているスクールではなく、みんながいいと思っているスクールを選ぶ」ということです。
私は別にMBAランキングで選ぶことは否定しませんので、
「MBAは知名度がなんぼ。転職先に響くスクール名じゃないと意味がない。」と考える人はランキングで選んでも何ら問題ありません。
自分のビジネススキルに加えてスクールのブランドも味方につけて、自分の市場価値を上げるのも立派な戦略です。
但し、当たり前ですがMBAランキングが高ければ高いほど、それが自分のキャリア設計により有利というわけではありません。各ビジネススクールにはそれぞれの特徴がありますので、その特徴が自分の将来の目標に最適などうかを見極めることも非常に重要です。
将来自分が目指すキャリアによってランキングを重要視するのかしないのかを決めるのがベストです。
MBAランキングを重要視したほうがいい職業
政治家、弁護士、経営コンサルタントなど、お客さんに対して(誤解を恐れずに言えば)自分のイメージで仕事をするキャリアを目指すのであれば、より高いランキングのスクールに行った方がいいかもしれません。
誤解を恐れずに言えば、政治家、弁護士、経営コンサルタントは、商品価値を高めるうえで、実力はさることながらその経歴も大変重要になってきます。その場合は、確かにMBAランキングやスクールの知名度を考慮した進学先を検討することが大切になってきます。
フィット感を重要視した方がいい職業
一方でMBAランキングよりもスクールとのフィット感をより重視したほうがいいのは、自ら事業会社を起業する場合や、ある程度絞り込んだ事業会社への転職を検討している場合です。
起業する場合であれば、ビジネスプランに合わせて、国・都市、スクールの強み、学生プロフィールなどを調査のうえ、一番適したスクールを選ぶのが賢明です。
ある程度絞り込んだ事業会社への転職を検討している場合は、その会社が求める人材に合わせたキャリア設計をしていくことになります。この場合もやはり、国・都市、スクールの強み、学生プロフィールなどを調査のうえ、自分に一番フィットしていると感じるスクールを選ぶのがよいでしょう。
MBAランキングの注意点
ここまでビジネススクール選びの基準について、色々と書きましたが、最後にMBAランキングの注意点を説明します。
MBAランキングが高いビジネススクールは、やはりランキングを高める努力をしているので、必然的に比較的高い学生満足度が期待できます。
それは、キャリアサポートであったり、学生や教授陣のダイバーシティであったり、スクールの設備であったり。このようなMBA学生にとって重要な項目をおろそかにしているビジネススクールは、ランキングの上位には上がってきません。いくら入学前にビジネススクールを調査しても実際に入ってみないと分からない、なんていうことも多々あります。自分にフィットしていると思ったのも期待と違った、ということもあり得ます。
そういう意味でランキングが高いということは、ある程度の満足度が得られるスクールであると言えるでしょう。
一方で、ご存じの方も多いかと思いますが、MBAランキングは毎年変動します。ランキングが高いから入学したのに入学したとたんMBAランキングが下がっていった、なんていうこともよくあります。それが原因で「このスクールにしなければよかった。」なんて思いたくないですよね?
そういう意味では、MBAランキングだけを見て進学先を決定するのはリスクがあります。
自分のキャリアプランと照らし合わせて、MBAランキングも一部参考にしながらフィット感で選ぶというのが一番賢明な選択ではないでしょうか。
是非参考にしてください。
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