MBA受験のインタビューで原稿読みをすると起こること3つ

2023/02/07

インタビュー

MBA LoungeのMBA出願対策サポートでは、外国人講師との模擬インタビューのサービスがあります。

受講生さんへは、事前に受験校にあわせた「想定質問集」をお配りし、その後MBA Loungeの外国人講師と私川尻の二人がインタビューアー(面接官)となってZoomで模擬のインタビューを行います。

そんな模擬インタビューで、たまに気になることがあります。

それは、事前にお配りした「想定質問集」の回答を英語で全部書き出してインタビューで原稿読みする人がたまにいるということ。

Zoomでインタビューを行う場合、対面のインタビューと違ってカンニングペーパーを手元に置いておくことが可能です。それを利用して予め用意した原稿を読む人は、目線がカメラからズレていたり、話し方そのものが棒読みだったりで、「話している」ではなく明らかに何を「読んでいる」のがインタビューアーに伝わってしまいます。

特に自分の英語に自信がない人はこれをやってしまいがちですね。それがインタビューアーに伝わるとマイナスになることは何となく想像はつくかと思います。

インタビューアーの立場からしてみれば、こちらは相手のことを知りたいと思って色々と質問をするのに、相手はこちらの目を見ずに明らかに棒読みだったりすると、全く気持ちが伝わってこないですし。

そこで今回は、「MBA受験のインタビューで原稿読みをすると起こってしまうこと3つ」をお伝えします。

より難しい質問を尋ねられる


一つ目、そして最も重要なポイントなのですが、「用意していた原稿をそのまま読んでいる」と認識されると、インタビューアーは、より高度な質問を投げかけるようになります。

彼らは短いインタビュー時間の中で、MBA受験生をあらゆる角度から審査しようとします。にもかかわらず、予め用意していた原稿を読んでいるような回答しか返ってこなければ、気持ちが籠っていないように感じますし、受験生の本当の想いや考え方が伝わってこないと認識します。

そこで、インタビューアーがとる策としてはただ一つ。

それは、「絶対に用意していないであろう高度な質問に投げかけること」です。

そこでアドリブで上手く回答することができればいいですが、それができなかった場合は、それが本当の受験生の姿と認識される危険性があります。

回答が質問と微妙にズレてくる

予め用意していた原稿を読もうとすると、インタビューアーの質問と実際の回答にズレが発生する可能性が高くなります。

これは、皆さんも何となく想像はできるかと思います。

実際にあった例でお話をしましょう。

受講生のAさんは、MBA Loungeから配布された「想定質問集」をじっくりと読み込むのですが、その中の質問に一つには、「Tell us a time when you felt cultural difference?」がありました。Aさんはしっかりとこの質問に対して英文で書き起こし、模擬インタビュー時には、その原稿を手元に置いて質問に備えました。

とは言え、実際の模擬インタビューではドンピシャでその質問が中々出てこない中、「Tell us your three interesting stories when you were backpacking?」という質問が出ました。

半分焦っていたAさんは、「同じ海外繋がりでいけるぞ」とばかりに用意をしていた「Tell us a time when you felt cultural difference?」の回答をします。

模擬インタビューのフィードバックセッションに入って、講師からこの質問に対する回答のズレを指摘される羽目になりました。

これは一つの例ですが、このように質問と回答のズレが発生するのはかなりの頻度で起こり得ます。そもそも用意していた質問をそのまま尋ねられる可能性はかなり低いと思っていた方が賢明かもしれません。

もちろん、MBA Loungeの「想定質問集」は大変重要なアイテムで、インタビュー対策には必要不可欠なツールです。重要なことは、そこからエッセンスを抜き出し、本番のインタビューではベースの考えやネタとなるエピソードを元に、臨機応変に対応することです。

クラスへの貢献が期待できない、と思われる

貢献

ビジネススクールでの本番のインタビューでは、スクールの入学担当者と教授の2名で参加するケースも多々あります。特に教授は、「もしこの人が自分の講義に出席をしていたら、どんな講義になるのだろう」と想像ながらインタビューをします。

例え流暢とは言えない英語であっても、相手の目を見て、元気にジェスチャーを交えながら、会話をしてくれれば、インタビューアーである教授も「この人がクラスにいてくれたら、講義も盛り上がるだろうな。」と感じるはずです。

一方で、どんなに完璧な英語であっても、何を読むように機械的に言葉を発しているだけの人は「たぶんこの人は、講義中もこんな感じなんだろうな。」と思われる可能性があります。

ビジネススクールは、英語の学校ではありません。審査されているのは英語力ではありません。

もちろん一定の英語力がないと話になりませんが、不完全な英語であっても自分の想いを多く伝えることが、インタビュー成功の大きなカギとなります。

まとめ

MBA受験では、インタビューは非常に重要なイベントになります。
ここでしくじってしまうと今まで頑張って来たCVもエッセイも、そしてGMATも台無しになってしまいかねません。

特にインタビュー対策として回答を原稿読みすると以下の3つのことが起こってしまいます。

1. より難しい質問を尋ねられる
2. 回答が質問と微妙にズレてくる
3. クラスへの貢献が期待できない、と思われる

MBA受験のインタビューでは、これまでに散々行ってきたであろう自己分析をもとに、しっかりと自分の棚卸をして、アドリブで回答できるくらいにしておきたいところです。

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