MBAビジネススクールどうやって選ぶ?抑えておきたい4つのステップ
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MBAのビジネススクールをどうやって選んでいいか選び方が分からない、と私のところに相談に来られる方は最近とても多いです。世界中に何万と存在するビジネススクールの中から自分に適した一校を決めるのは確かに容易なことではありません。
そのため多くの人は、Financial TimesやQSが発表するMBAランキングを参考にしながら、自分の予算、GMATスコア、国際認証の有無、希望留学国などを考慮した上で、最終決定しています。
これもビジネススクールを選択する一つの方法ではあるのですが、ここは少しMBAらしく論理的に考えてみたいと思います。ビジネススクールをどうやって選んでいいのか分からない、という方は是非参考にして下さい。
MBAビジネススクールをどうやって選ぶか
マーケティングの神様と言われるフィリップ・コトラー氏らの著書『コトラー世界都市間競争マーケティングの未来』によると、企業が海外進出都市を決定する要因として「ハード要因」と「ソフト要因」があるとしています。まずはこれをご覧ください。
●ハードの誘致要因
・経済の安定性と成長性
・生産性
・コスト
・所有概念
・地域のサポート、サービスやネットワーク
・通信インフラ
・立地戦略
・インセンティブ制やプログラム
●ソフトの誘致要因
・ニッチの開発
・生活の質
・専門家や労働者の能力
・文化
・人間関係
・経営スタイル
・柔軟性やダイナミズム
・市場に関するプロ根性
・起業家精神
(出所:『コトラー世界都市間競争 マーケティングの未来』株式会社碩学舎、竹村正明監訳、p113-114)
これをビジネススクールの選択要因と置き換えてみると、、、、
●ハードの選択要因
・MBAランキング
・名声、有名度
・カリキュラム
・学費
・期間
・インターンシップなどの制度
・学生平均年齢、男女比
●ソフトの選択要因
・教育スタイル
・教授と学生間の人間関係
・ビジネススクールの経営スタイル
・滞在都市の生活の質
・滞在都市の物価
特にソフト面は実際にキャンパスを訪れたり、スクールの担当者や卒業生と話をしたりしなければ入手できない情報があります。MBAでは非常に大きな時間とお金の投資をするわけですから、ハードの選択要因だけにとらわれず、ソフトの選択要因についてもしっかりと考えて比較する必要があります。
絶対に入手するべき3つの情報源
MBA留学を目指す学生が入手する情報源は、以下の3つのカテゴリに分類することができます。
●パブリック・ソース(公共の情報源)
MBAランキング、雑誌、各ビジネススクール
のホームページ、卒業生や在校生のブログ
●パーソナル・ソース(個人ベースの情報源)
家族、友人、知り合い、同僚からの情報
●エクスペリエンシャル・ソース(経験による情報)
キャンパスビジット
できればそれぞれ3つのカテゴリ全てを使って最終的なビジネススクールを決定することが望ましいです。
抑えておきたい4つのステップ
MBAビジネススクールの具体的な絞り込みは以下の4のステップを踏むことで可能になります。
第1ステップ
自分が行きたいと思ったスクールやとりあえず自分の頭の中に思い浮かんだすべてのビジネススクールをリストアップしていきましょう。 10校から20校ぐらいのビジネススクールが思い浮かぶかもしれません。それはすべてをリストアップしていきましょう。
第2ステップ
リストアップしたスクールの中から、パブリック・ソース(公共の情報源)を基に絞り込みを行います。国際認証やランキング、学費や期間などのハードの選択要因やそのスクールのホームページや卒業生、在校生のブログなどを覗いてソフトの選択要因を考慮して絞り込みをしていきましょう。
第3ステップ
パーソナル・ソース(個人ベースの情報源)を利用してさらに絞り込みをかけていきます。多くの方の悩みは「周りにMBAを取得している人がいないのでなかなか相談することができない。」ということではないでしょうか。その場合は私にいつでも相談してみてくださいね。体験者の話は特にソフトの選択要因から判断するのに大いに役立ちます。
この段階ではだいたい3校~4校くらいに絞っておきたいところですね。実際多くの出願者は3校から4校ほど出願しています。そしてこの第3ステップで絞られたスクールに出願してしまいましょう。
第4ステップ
費用的にも時間的にも可能であれば、実際にキャンパスを訪問して出願するこの中から優先順位をつけていきます。出願した中で一校しか合格をもらえなかった場合は、そこに行くしかないのですが、例えば全て合格した場合は、優先順位をつけて即決する必要があります。なぜなら合格と同時に、スクール側は合格者を他校に逃さないために入学意思の返信に期限を求めてくるからです。もし時間を取れるのであれば、事前に実際に現地を訪れて優先順位をつけておくことをお勧めします。
このようにして、今回はちょっとコトラーの論理を参考にビジネススクールを選ぶ際のステップをご紹介しました。数カ月の語学留学であればここまでする必要ないかもしれませんが、MBA留学は、数百万円、場合によっては1,000万円を超える投資をすることにもなります。慎重に検討して準備しておくことが成功するMBA留学の秘訣ですね。
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