MBA受験に関する質問と回答 7選 一問一答
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MBA相談会では、毎回MBA受験に関するご相談を数多く頂きます。今回は、その中でもよく頂く質問7選とその回答を共有いたします。
回答には「一般的に」という言葉がよく出てくることを最初にお断りさせて頂きます。これは文字通り「一般的」であり、ビジネススクールによっては例外となるケースも多々あるためです。MBA受験は多くの場合交渉が可能であったり、受験生の経歴や他の受験生の状況によって条件が変わることがあるためです。
いずれにしても、MBA受験をこれから考える方々によっては役に立つ情報かと思いますので、是非ご覧ください。
目次
Q:社費or私費における合格への影響はありますか?
一般的に、MBA受験では社費の方が有利です。主な理由は二つ。
一つ目は、MBA社費留学生はMBA修了後に派遣先の会社に戻るので、卒業後に就職難民となる心配事がないということ。二つ目はMBAの社費留学生に選ばれたこと自体が一つのMBA受験における実績として評価されるということです。
とは言え、MBA受験ではビジネススクール側は「人間性」を重視しますし、私費留学生の方がモチベーションが高いと考えるところもあります。社費だから圧倒的に有利、私費だから圧倒的に不利ということは全くありません。社費、私費の前にMBA受験では「人間性」が見られていることを意識しましょう。
Q:スクールとの面談はいつ頃行うべきですか?
CV(職務経歴書)が完成したら積極的に参加していくようにしましょう。
ビジネススクールにとってはCVが名刺代わりとなりますので、面談前にCVを提出することでより有意義な面談にすることができます。
MBA受験において、特に最初のビジネススクールとの面談では、お互いがお互いを理解しあうことです。自分は何者なのか、をしっかりと話せるように準備をしておきましょう。具体的にはWhy MBA? Why now? Future Career goalです。
この時点で、相手側のビジネススクールについて理解している必要はありません。それをあなたに説明するのが彼らの役目です。重要なのは、あなたが自分自身を理解していることです。ビジネススクールと面談をして相手が何も学校について説明してくれなかったら困ってしまいますよね。逆の立場を考えてみるとよく分かると思います。
Q:英語スコアは高いほど有利ですか?
一般的にTOEFLやIELTSなどの英語試験スコアは、ビジネススクールが求めるスコアに達していればそれ以上スコアを上げる必要はありません。
もっと言うと、たとえ英語試験のスコアが良くてもエッセイやインタビューで英語力が疑われるようなことがあれば、別の英語試験への受験を要求されることもあります。重要なのはスコアそのものではなく、MBAの講義やグループワークについていけるだけの英語力が総合的にあるかどうか、です。
とりあえず、スクール側が求めるスコアをクリアしているのであれば、GMATやエッセイ対策など他のことに注力をしていくよういしましょう。
Q:早いラウンドで出願することで合格率の違いはありますか?
MBA受験では基本的には早く出願したほうが有利ではあります。各ビジネススクールのDiversityなどの観点で足切りされる可能性は少ないことが理由の一つです。
「早く」というのはラウンドがいくつあるのかにもよりますし、他のMBA受験生の出願状況によりますので一概には言えませんが、例えば第1、第2、第3、ファイナルとラウンドが4つある場合は、少なくとも第1ラウンドと第2ラウンドでの出願による合格率の違いや影響は限定的であると思われます。
GMATスコアやエッセイ、インタビュー準備状況によっては、焦って第1ラウンドに出す必要はないと思います。
Q:推薦者は誰を選出すればいいですか?
直近3年間のうち1年以上の関わりがあり、自分より役職が上で、あなたのことをよく知っている人物が適任です。
よくある誤解が「役職が上の方がいい」というもの。役職は自分より上であればよく、必ずしもより高い役職である必要はありません。最も重要なのは「あなたのことを正確に理解している人」です。直属の上司やよく一緒に出張にいく先輩など、より密に行動を共にしている人がベストです。
また、できれば直近3年以内で1年以上の関わりがあればベターです。(スクールによっては、必要条件であったりします。)どんなに密な関係性があった上司であってもそれが10年くらいであれば避けた方がいいです。
Q:キャンパス訪問は重要ですか?
キャンパス訪問を通じてアドミッションと密にコミュニケーションを取ることは重要ですが、単に仲が良くなれば合格しやすいというものではありません。
一番重要なことはキャンパス訪問をしたりセミナーに参加するなりをして「自分の足でしっかりと調査して他の受験生よりも多くの一次情報を入手する」ということです。それを意味のあるデータとしてエッセイやインタビューの回答に反映をさせてより説得力を増す必要があります。
Q:不合格になった際、来年度再出願の影響は?
不合格になった理由によります。そこを一年かけて改善していれば問題ありません。GMATスコア不足や英語試験スコア不足は分かりやすい例で、これはストレートに数字を改善できていれば来年度合格の可能性は上がります。(但し、スコアは相対的評価となりますので、翌年度の平均スコアが高ければよりスコアを上げていく必要があります。)
その他、リーダーシップやアカデミックへの適用能力が問題視されたのであれば、一年かけてその能力を上達されたことをエッセイやインタビューなどでアピールしていくことになります。
ただ最大の問題は、「不合格になった理由が分からない」ということになります。一般的にビジネススクールは不合格になった理由を教えてくれません。そこは自分なりに分析をして当たりを付けて対策を立てていく必要があります。
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