(相談)MBA始めましたが退学しようと思っています
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世界ランキングトップ10に入るアメリカのMBAに昨年無事に合格し、9月からMBAを履修されているMBA Loungeの生徒さんからZoomにて切実なご相談を受けました。
ご相談内容の要点は以下の通りです。
・入学して数か月絶つが、英語力が無く授業についていくこともままならない。
・予習はしっかりとしているけれども、講義では予習をしたことをなぞらえているだけで、講義内容の半分くらいしか理解していない印象。
・このまま高い授業料を払い続けて本当に意味があるのか?損切りで辞めるなら早く辞めた方がいいのではないか。
アメリカのトップMBAに限らず、実はこのようなご相談を受けることは多いんです。MBAの内容自体が期待外れだったというわけではなく、想像以上にご自身の英語力が足りていないことを実感して、講義内容を吸収できていないというもどかしさ、更にはそれにより授業料が無駄になっているのでないか、という不安感ですね。
今回は、そんな悩めるMBA学生の方々に対するお話です。
目次
MBAは最初が一番大変
MBAに限らず仕事や習い事でもそうですが、最初が一番大変であり、要領を掴めば徐々にラクになっていくものです。当たり前の話ですが、皆さんこれを本質から理解している人は多くありません。
MBAでは、クラスメートはみんな自分よりも優秀そうに見えるものです。決して自分の専門分野ではない科目について彼らとディスカッションをしなければなりません。しかも全部英語で。留学であれば、慣れない土地で孤独感を持ちながらのスタートになります。
海外慣れしている学生であっても、通常最初は面食らって一気に緊張感が増します。ましてや海外慣れしていない人であれば尚更です。でも、皆さんの素晴らしいところは、数か月もすれば徐々に慣れてきて、周りの環境に適応する能力を持っているということです。それはスクールの科目であっても英語であっても同様です。
慣れるまでの期間は人それぞれですが、おおむね3カ月から6カ月くらいではないでしょうか。多くのMBA学生は最初の学期の科目成績が一番悪いものです。次の学期、その次の学期と徐々に慣れてくると同時に成績も上がっていく人がほとんどです。ですので、最初の学期であまりにも大変で面食らったとしても、焦る必要もなければ自己嫌悪に陥る必要は全くありません。
そもそも、MBAに入学している時点で、皆さんはバックグランド、英語力に問題ないと判断され、「あなたならやっていける」とスクール側お墨付きをもらっているんです。後は、自分を信じて頑張っていくだけです。
英語はやりながら向上させる
「いやいや、でも川尻さん、やっぱり英語力が課題でそもそも授業内容の50%しか理解できていないんです。」
それでも英語力がネックで無駄に授業を消費してしまっていると感じる人もいるでしょう。
でも、誤解を恐れずに言えば、きっとあなた一人だけが英語で苦戦しているわけではないですよ、ということです。
私がMBA時代、ペラペラの英語を話して他のクラスメートや教授と難なくハイレベルなビジネスコミュニケーションを取っているフランス人やチリ人、コロンビア人のクラスメートがいました。
内心、(彼らは凄いな、自分も早くあんな風になりたいな)と思っていたのですが、その裏で彼らと話をしてみると、実は「講義の英語レベルに中々ついていけず、今も苦戦しているんだ」という話を聞いてこともありました。
そんな感じで、一見英語に問題なさそうな雰囲気を出している人でも、実は結構英語で苦戦していたりするんです。そんな状況の中でみんな鍛えられながら英語とビジネススキルを徐々に向上させていくんです。
「講義が全部分かるくらいの英語力をつけてからMBAを検討します。」という人がいますが、それでは何年先になるか分かりません。そもそもMBAの英語の環境で徹底的に鍛えられなければ、講義が全部分かるくらいの英語力は身につかない、と考えた方がいいでしょう。
社会人で忙しいほど英語だけの学習に時間を割いている暇はありません。結局、英語力を身に付ける最適な手段は、「ビジネススクールが求める最低限の英語スコアをクリアしたら、後はMBAの英語の環境で鍛えられながら英語力をつけていく」ことです。
休学、退学するどうかはMBA取得目的による
「いやいやいや、でも川尻さん、やっぱり学費はずっと払い続けているわけで、実は今月末には次の学費の支払い期限なんです。本当にこのまま突っ走っても大丈夫でしょうか?」
確かに、MBAは英語学校ではありません。MBAの学びが吸収できずただ単にお金を垂れ流すように払い続けて、機械的に単位を取得して卒業しても意味がありません。
一旦休学や退学するのか、それとも卒業まで続けていくのか。この判断は、やはり原点に返って「MBA取得目的」によります。
あなたはなぜMBAを取得したいと思ったのでしょうか?
あなたの最終目標はなんですか?
将来、自分はどんな姿になっていたいのですか?
もしMBAを辞めて転職した方が自分の将来の夢を実現できる可能性が高いと思うのであれば、そうするべきです。時間とお金の無駄になってしまいます。
でも、もしMBAを取得することに大きな意味があるのであれば、このまま根性で続けるか、計画的に休学して後延ばしでMBA習得を目指すか、考えていくことになるでしょう。
今回のようにMBAで想定外のイベントが発生した場合、常にWhy MBA?の原点に戻られることをお勧めします。

まとめ
「入学して数か月絶つが、英語力が無く授業についていくこともままならない。」
「このまま高い授業料を払い続けて本当に意味があるのか?」
このようなご相談を受けることは多いんです。
・MBAは最初の学期が一番大変だということを理解しておきましょう。徐々になれてくるものです。
・英語はMBAでやりながら向上していくものです。最初はできないのが当たり前だと思って、英語とビジネススキルの両方の習得を目指していくようにしましょう。
・それでもどうしても、今のまま学費を払い続けることに疑問を感じるのであれば、Why MBAに立ち戻って、本当に自分が必要としているものは何か?今一度考えてみる時間をとりましょう。
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