MBAでノウハウ・知識を習得できると思ったら大間違い、日本人カウンセラーの話。
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MBAの日本人カウンセラーとして多くのMBA受験生さんの相談に乗らせて頂いている中で気づくことがあります。
それは、
「このスクールではどんなノウハウを学べるのか?」
「このスクールでの学んだ知識は、自分のキャリア構築にどこまで有効なのか?」
などと、MBAを提供するビジネススクールから「与えてもらうこと」ばかりを意識して、それらの発言が少し受け身であると感じることです。
私はMBAの日本人カウンセラーとして、気軽に日本語でMBA取得後のキャリア相談などに乗らせて頂く機会が多く、MBA受験生の方々もざっくばらんに話してくださるからこそ、きっと気付くのだと思います。
「高い学費を払っているのだから、与えてもらって当然ではないか。」
こんな声も聞こえてきそうです。
もちろん学費の対価として、ビジネススクールから「与えてもらって当然」といえばその通りです。実際にビジネススクールに通うことで学べるノウハウや知識は沢山あります。
でも、MBAプログラムを100%有効に活用するためには、MBA日本人カウンセラーとして、少しその思考を少し変えることをおススメします。
今回は、そんなMBA日本人カウンセラーが日々の業務で感じたお話です。
お金を支払う対価として獲得できる4つ
ビジネスでは、お金を支払う対価として獲得するものは大きく分けて4つの種類に分類されます。
それは、「モノ」「ノウハウ・知識」「代行」「場所・機会」です。
1.モノ
クルマや時計、食品などの実物。
2.ノウハウ・知識
セミナーやコンサルティング、大学の授業などの情報。
3.代行
ベビーシッター、タクシー、司法書士により会社設立業務など、自分ではできない、または手間がかかる仕事。
4.場所・機会
賃貸マンションや旅行、異業種交流会などで得られる新たな体験や出逢い。
さて、ビジネススクールにてMBAプログラムを履修することで得られるものは、これら4つのうち、どれになるでしょうか。
多くのMBA受験者は「ノウハウ・知識」だと答えます。
MBAを通じてマネジメントスキルを身に付けたい、
ファイナンスについてもっと詳しくなりたい、
リーダーとして組織をまとめるノウハウを習得したい、
など、ビジネススクールに対して、自分が今後更にキャリアアップするためのビジネスに関する「ノウハウ・知識」を求める傾向があります。
一方で、ビジネススクールは?というと、もちろん学生に対して「ノウハウ・知識」を提供するのですが、それ以上に重きを置いているのは、「場所・機会」です。
・MBAを始めなければ決して出逢うことのなかった多種多様なクラスメートや講師陣との出逢い
・そんなクラスメートとチームプレーで一つのプロジェクトに参加する機会
・一日中図書館にこもり世界中の論文を読み漁る経験
・講義の中で、教授からケースを紹介されてそれについて自分なりに考える機会
・大勢の多種多様なクラスメートの前でプレゼンテーションをする経験
・クラスメートや教授とティスカッションしてコテンパンにやられる経験
など。
これは紛れもなく「ノウハウ・知識」というよりは「場所・機会」です。
世界中の多くのビジネススクールは、「ノウハウ・知識」よりも、この「場所・機会」を学生により多く提供することで、彼ら彼女らのキャリアアップにつながると信じています。
にも関わらず、多くのMBA受験生は「場所・機会」よりも「ノウハウ・知識」ばかりに気を取られて、スクールのアドミニに対して堂々と「○〇のノウハウを身に付けたい」とだけ語りかけます。
私はMBA日本人カウンセラーとして、ここにMBA受験生とビジネススクールのアドミニとの考え方にギャップを感じることが多々あるんです。
MBAを通じてキャリアアップを成功させている学生の多くは、MBAから提供される「場所・機会」を利用して、今までと違う視点に気付いたり、勇気をもってプレゼンテーションする経験をしたり、クラスメートと喧嘩したり仲直りしたりしながら、成長していくんだと思います。
ビジネススクールが「ノウハウ・知識」だけを提供する場であったら、きっと卒業後にキャリアで成功する学生はとても少ないでしょう。そうではないからこそ、MBAは将来ビジネスで成功を目指す社会人の方々にとって魅力的であり、高い学費を支払う価値のあるプログラムであるのだと、イチMBA日本人カウンセラーの私は思っています。
まとめ
ビジネスの世界で、消費者がお金を支払った対価として受け取るものは以下の4つです。
モノ
ノウハウ・知識
代行
場所・機会
MBA受験生の多くは、ビジネススクールから「ノウハウ・知識」を提供されることを期待します。
一方で、ビジネススクール側は学生に対して「場所・機会」を提供することに重きをおいているよう思います。
ここに、私はMBA日本人カウンセラーとして、受験生とビジネススクールとの間に思考のギャップを感じるんです。
MBAでの体験を100%有効活用するためには、「ノウハウ・知識」だけではなく「場所・機会」を提供されているということをより意識していきたいですね。
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