MBAは役に立つのか?意味ないのか?留学から12年経って思うこと。

2021/12/10

「MBAは本当に役にたつのでしょうか?」
「MBAってお金も時間もかかるし、意味ないってことはないですか。」

MBA取得を考えている人は、きっと一度は本当に役に立つのかor意味ないのか、そんなことを考えたことがあるかもしれません。

特にMBA留学となれば大きな金額の投資となり、費用対効果を必然的に考えてしまうものです。これらが万一意味ないことになってしまっては身も蓋もありませんからね。

このような、MBAは本当に役にたつのか立たないのか議論、MBAは意味ない議論は、物理学者のアルベルト・アインシュタインの教育に関するこの名言を聞けば、もしかしたらそのヒントを得ることができるかもしれません。

アインシュタインの教育に関する名言。それは、

「教育とは、学校で学んだことを一切忘れてもなお、覚えているもの。」

なるほど、確かにこれこそが究極に役立つモノであると言えます。

例えば、私はMBAを取得してもう12年以上経ちますので、学校で学んだことの殆どは忘れていると思います。それでもハッキリと鮮明に覚えているもの、役に立っているものがあります。意味ないということはない、と思うのです。

今回は、上述のアインシュタインの名言から、12年以上にMBA取得をしても尚、覚えており、確実にビジネスに役にたったモノ2つをお伝えします。

クラスメートから学ぶソフトスキル

講義で学んだことは忘れても、MBA留学で出逢ったクラスメートから学んだことは忘れません。

私は、MBA取得から12年以上経った今でも、クラスメート一人ひとりの顔はハッキリと覚えていますし、彼ら彼女らから学んだことは忘れることはありません。なぜなら、MBAクラスメートからの学びは身体に染み付いているからです。もちろん、MBAは意味ないものだったと思う余地もありません。

クラスメートと言っても、彼ら彼女らと知り合って「貴重なネットワークが手に入った」というそんな浅いモノではありません。そもそも、多くのクラスメートとは業界も違いますし、国も違いますし、ビジネスで関わる可能性はそれほど高くありません。

そうではなく、彼ら彼女らかの学びです。

MBA取得から12年経っても覚えているのは、例えば、

1)夜遅くまで課題に必死になって取り組んでいるA君の真面目な姿勢、
2)ディスカッションで妥協しないCさんの粘り強さ、
3)グループワークで喧嘩をしてそれでもフォローしてくれたF君の真摯な態度、
4)帰り道たまたま一緒になって聞いたDさんの夢、など。

学校で学んだことは忘れても、このようなクラスメートとのコミュニケーションは忘れることはなく、今でも役に立っているんです。

これら一つひとつが自分のロールモデルとなっています。
1)苦しいときでも、A君を見習って課題に必死に取り組む姿勢を身に付けました。
2)Cさんをみて、嫌になっても逃げない粘り強さを手に入れました。
3)喧嘩して気まずい雰囲気になってもF君を見習って真摯に接するコミュニケーション力を身に付けました。
4)そして、Dさんが夢に向かって頑張る姿を見て、自分も夢をあきらめない強さを手に入れました。

頭では理解できても、実際は中々身に付けることができないスキルです。私はMBA留学を通じて、上司でも先輩でもない、自分の同じ立場のクラスメートから学び、本当に身体で身に付けることができたものだと思っています。

身体に染み込むハードスキル

役に立つ

「MBAで学ぶ内容は本屋さんで関連書籍を読めば学ぶことはできる。だからわざわざMBA留学をして学ぶのは意味ない。」と言われることがあります。

はい、確かに書店に行って本をかき集めれば、MBAで学ぶ内容をすべて揃えることができるかもしれません。でも、実際はそれでビジネススキルを身に付けることができるほど世の中は甘くありません。実際にやってみれば分かります。

そこには情報があるだけで、それを実践で使えるところまで身に付けるのは至難の業です。

誤解を恐れずに言うと、「MBAで学ぶ内容は本屋さんで関連書籍を読めば学ぶことはできる」という議論は、「英会話をネイティブレベルに身に付けたいならニューヨークタイムズ紙を10年分を繰り返し読んで、10年分のBBCニュースでリスニングを繰り返し鍛えれば、いつかはそれ想定のレベルに達しますよ。」と言われているように思えてしまいます。

確かにそうかもしれませんが、実際にそれができる人はどのくらいいるのでしょうか?

ご存知の通り、MBAは実践的なプログラムのため、グループワークやプレゼンテーション、現地企業訪問などのプロジェクトが盛んです。そこで求められるアクションは、アウトプットです。

プログラムでは、科目ごと、プロジェクトごとに違う人間にアウトプットすることが求められます。

時には失敗して悔しい思いや恥をかいたりすることがあります。時には成功してうれし泣きをすることもあります。

MBAの講義の内容自体はすぐに忘れてしまっても、これらのアウトプットを毎回毎回繰り返すことで、ビジネススキルを身体に染み込ませることができるんです。

MBAの講義では、様々なビジネスフレームワークや理論を学びますが、全てを覚える必要はありません。自分なりに実社会で使えそうなビジネスフレームワークや理論に絞って、それを自分のビジネスツールとして、グループワークやプロジェクトで使えば決して無駄ではないのです。それを何回も何回も繰り返すことで身体に染み込ませるというイメージです。

私はこのような形で自分にあったビジネスフレームワークを身体に染み込ませることで12年間経っても忘れることなく、実践で使用することができていると感じています。

まとめ

アインシュタインの言葉、「教育とは、学校で学んだことを一切忘れてもなお、覚えているもの。」を聞いたとき、私にとっての教育とは、MBAで得たこれら2つであると思いました。

■クラスメートから学ぶソフトスキル
■身体に染み込むハードスキル

私にとってはこれら2つでしたが、もちろんこれらは人によって違うはずです。それは自分にとって何なのかは、MBA取得後10年経って分かるものかもしれません。

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