MBA留学後、転職先を見つけるために必要なたった2つの要素
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MBA留学を考えている人が心配している多くのファクターに、MBA留学後の転職があります。その多くの人は、私費留学で、今勤めている会社を辞めてMBA留学に挑戦する人たちです。その後の転職が心配なるのも当然でしょう。
MBAを取得しても、その後に転職先がなく収入も減ってしまうようでは元も子もありません。だからといって、一大決心をしてやろうと決めたMBA留学を「転職が心配だから。」というので諦めてしまうのはもったいないことですよね。
私も私費留学でMBA留学をしたわけですが、その先の転職のことなど全く考えていなかったのが本当のところです。とは言っても、多くの人がそんな無謀なことができるわけではありません。今回は、MBA取得後に自分に合った転職先を見つけるためのたった二つのコツをご紹介します。
二要因理論(Herzberg’s motivation-hygiene theory)
自分にあった転職先を見つけるためには、アメリカの臨床心理学者、フレデリック・ハーズバーグ氏が提唱した二要因理論(Herzberg’s motivation-hygiene theory)を使うことができます。
ハーズバーグの二要因理論とは、従業員が仕事に対してどの位満足しているかの要因を研究したものですが、この理論を使って、MBA取得後に自分が本当にやりたい仕事、つまり理想的な転職先を選定するひとつの手助けとなります。
ハーズバーグによれば、この理論は衛生要因(Hygiene factors)と動機付け要因(Motivators)という2つの要因に分けることができる、としています。
衛生要因(Hygiene factors)には、報酬、社会的ステータス、職の安定、作業環境、会社の方針、管理方法などがこれに含まれます。一方で、動機付け要因(Motivators)には、仕事に対するやりがい、会社の評価、責任、自己成長などが含まれます。
さて、あなたはMBA取得後に転職を考えるとき、どちらの要因を重視するでしょうか?
実際に、MBAを履修している多くの人が期待することは、衛生要因である報酬や社会的ステータス向上であることが多いように思います。しかしながら、このハーズバーグの理論によると、報酬や社会的ステータスは、仕事に満足するための片一方の要因でしかありません。
どんなに給料が良くても、どんなに尊敬されるような仕事をしていても、自分自身に仕事に対するやりがいや自己成長の機会などがなければ、本当に満足する仕事とは言えません。「自分がその仕事に携わっていることで大勢の人の笑顔を見ることができる。」このような気持ちも非常に大切な要素なのです。
ハーズバーグの理論を見て分かることは、なるべくこの「衛生要因」と「動機付け要因」の2つの要因が満たされて初めて、満足できる毎日が楽しいと思える仕事に辿り着けるということになります。
この「衛生要因」と「動機付け要因」の両方とも無い場合は、毎日朝起きて仕事に行くのが嫌になってしまうでしょう。場合によっては鬱病を発症し、毎日が辛くなるかもしれません。
やりがいを感じる事はないが、そこそこの報酬をもらい、職場環境も悪くないところで働いている場合、つまり「衛生要因」が満たされているが「動機付け要因」が欠けている場合は、次第に自分のやっている仕事に魅力を感じることができなくなってしまうかもしれません。
私の海外就職の場合
わたしはMBAを取得した後、単身で台湾に渡り、台湾企業でプロジェクトマネージャーとして転職しました。私がその職を選んだ最大の理由は、自分自身とても台湾が好きで、台湾の人ために何か役に立ちたい、台湾文化に溶けこみたい、そして海外就職で自分自身を成長させたい、というものです。
給料は正直言ってMBA取得前よりも下がりました。つまり私の場合は、「動機付要因」だけ満たされていて「衛生要因」は十分に満たされていなかったといえます。
それでもその台湾の企業では、プロジェクトマネージャーとして、多くの案件に関わり、台湾人と交流し、台湾文化を満喫できました。自己成長することもできました。この台湾での生活は、毎日本当に楽しいものでした。
MBA取得後のキャリアを見据えて
ブログを読んでいる多くの方が、いま社会人をされているかと思います。現在のあなたの仕事はどうでしょうか。「衛生要因」と「動機付け要因」の両方が満たされていますか?
仕事というのは、人生の中でも大部分の時間や労力を費やさなければならないとても重要な要素です。仕事は生活費を稼ぐところ、と割り切って仕事をするのも悪いことではありませんが、やりがいのない仕事をしていても辛いのではないでしょうか。逆に、やりがいや自己成できる仕事であっても、給料が少なかったり、職が安定していなかったりするようでは毎日不安も募ってきます。
MBA留学前、または留学中から、この「衛生要因」と「動機付け要因」を意識して転職先を研究しておきましょう。MBA留学をして、大変大きな決断をするわけですから、人生を180度変えてしまうような転職ができるように、このハーズバーグの理論を参考にしてキャリアアップをしていくことが大切です。
まとめ
MBA留学を目指す多くの人たちが不安に思っていることは、MBA取得後の転職です。ハーズバーグの二要因理論を理解して転職先を見つけることができれば、毎日が楽しく満足できる仕事に就くことができるでしょう。
衛生要因(Hygiene factors):報酬、社会的ステータス、職の安定、作業環境、会社の方針、管理方法など動機付け要因(Motivators):仕事に対するやりがい、会社の評価、責任、自己成長など。
この両方の要因を満たすことができる転職ができるように、MBA取得後のキャリアもしっかりと見据えておきましょう。
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