MBAは無駄!正直に言って役に立たない場合もあるのです。
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MBAは無駄!?今回はとてもショッキングなタイトルで始めさせていただきました。
MBAは本当に役に立つのですか。
MBAに大きな投資をして本当に見返りがあるのですか。
MBA留学をして役に立たない、なんてことがあったらどうしたら良いでしょうか。
上記のような質問を受けることがよくあります。特にMBA取得をなんとなく考えていて、まだビジネススクール選びもしていない、と言う段階の方からの相談が多かったりします。
私は当MBA Loungeサイトを通じて、MBAでのメリットや、MBA取得後の可能性をところどころで述べてきています。しかしながら、もちろん当たり前のことですが、MBAは万能で、すべてのひとに対して役に立つ、と言うものではありません。
今後のキャリア形成計画や今までのバックグラウンドによっては、MBAは投資ほどの見返りが期待できないことがある、というのは否定できません。
今回は、MBAは「万能ではない。」と言うことを踏まえ、MBA留学のマイナス面とどのようなときに、投資ほどの見返りが期待できないと言えるのか、について検証してみましょう。
MBAは無駄?!
●業界感覚が鈍る。
MBA留学は、ビジネスリートになるためのパスポートを取得しに行くようなものですが、その期間中は一旦、今まで自分が携わってきた業界を離れる事を意味します。
IT業界などは、変化のスピードが速い業界では、MBA留学中のブランクは大きなデメリットになります。 MBAを取得して元の業界に戻ったときには、留学以前と比べ業界が激しく変化し、社内の人間からレクチャーを受ける必要が出てくるでしょう。
そのためヨーロッパやオセアニア、アジアンの多くのビジネススクールではMBAプログラムの期間を2年ではなく、 1年から1年半ぐらいと短めに設定しています。
企業でポジションが上になればなるほど、社外の人間とのコミュニケーションを必要とする機会が多くなり、業界の変化に対して敏感さを求められます。そのため、1年から1年半の期間とは言え、いったんどっぷりつかっていた業界を離れるのはデメリットになります。
このような変化の激しい業界にいる人は、いったん業界を離れてMBAを取得する価値があるのでしょうか?目標を達成するには、MBAは本当に必要なのでしょうか?MBAがムダにならないのでしょうか?それらをしっかりと考える必要がありますよね。
●ビジネスのすべての能力を本当に鍛えられるのか。
MBAではSWOT分析やポーターのファイブフォース分析など経営判断に役立つツールを学び、それを使いこなせるようになるまで訓練されます。ケーススタディを通じて、このケースの場合にはどのようなツールを使って、どのような判断をすべきか、ということを論理的に考え、それを実行するための計画をチームで練るという訓練をします。これ非常に実社会で役に立つものです。
しかしながら、素晴らしい経営判断をして、それを実行するためのシステムを作り上げたとしても、それを人に説明するいわゆるプレゼン能力がなければいけません。複雑な問題を簡潔にわかりやすく丁寧に、人に伝える必要があるのです。
誤解が無いように言えば、各ビジネススクールのカリキュラムによっては、プレゼン能力を徹底的に鍛えるようなビジネススクールもあるでしょう。しかしながら全てのビジネススクールがそうとは限りません。ケーススタディを通して、切れ味鋭い事業計画を立てる訓練をしても、プレゼンの訓練の機会はそれほど多くないかもしれません。
正直申しますと、私はプレゼン能力が自分ではまだまだ低いと感じています。MBAで、多くの役立つ知識を身につけました。多くのプレゼンもこなしました。しかし、それでも自分自身のプレゼン能力に全く満足しておらず、 MBAを取得した今でも、プレゼン能力を高めるための訓練を続けていかなければならないと感じています。
プレゼンは一つの例です。MBAではすべてのビジネススキルを身に付けることができるわけではありません。
●MBAの実力を発揮できる機会が少ない日本企業。
MBAはビジネスエリートの切符、とよく言われていますが、それはどちらかと言うと、欧米やアジア各国での話です。個人的な意見として、日本では他の国々に比べ、MBAがそれほど重要視していないと感じます。誤解のないように補足しておくと、MBAを取得した直後から、MBAを発揮するような仕事は与えてもらえない、と言うことです。
多くの人は30歳前後でMBAを取得して、新天地でキャリア形成をスタートさせているかと思います。もちろん企業によりますが、30歳前後の若造に、会社の重要な経営判断や、経営戦略、マーケティング戦略を任せてもらえないのが通常です。
いくらMBAホルダーであるからといっても、入社したばかりの社員は、細かいデーター整理や雑用をされられるケースが多いのではないでしょうか。もちろん本当に実力のある人は、そこから這い上がって会社の重要なポジションを獲得し、会社の中枢に関わるような仕事をすることができますが、それには長い年月がかかります。
逆に、海外のベンチャー企業であれば、若い人の意見を積極的に採用し、会社の重要な判断や戦略を任されるケースも多いでしょう。そして、自分で起業した場合などは、MBAで学んだことを100%活用し活かすことができる究極のパターンです。
しかしながら、日本の企業、特に大企業に就職した場合は、 MBAで学んだ事を発揮帰する機会がなかなかあては与えられないのが現状です。
まとめ
自分にとってMBAは本当に役に立つのか、無駄になってしまうことはないのか、よく考えてみましょう。
MBAはキャリアアップの万能薬ではありません。1年から2年の間、実社会を離れるリスクがあります。MBAではすべてのビジネススキルを身に付けることができるわけではありません。
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