MBA受験では転職回数が多いと不利ですか?
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MBA受験にあたって、転職が多いと不利ですか?
MBA相談会ではこのような相談を受けることがあります。
転職が多いと「一貫性がない」「長続きしない」などマイナスのイメージを持たれるんじゃないか、と心配な人も多いようです。日本人の感覚からすると、確かにそのような気持ちになってしまうのはよく分かりますね。
では、実際のところMBA受験にあたり、転職回数が多いと不利なのでしょうか?
目次
転職理由を上手に語ることができるか
結論から言いますと、転職した理由を、エッセイ、インタビュー、その他の出願書類でどのくらい理路整然と語れるかによります。
最悪のケースは、同じレベルの職を転々として「環境を変えたかったから」とか「レベルアップした仕事を求めたから(実際はレベルアップしていない)」などと説得力の無い理由を述べることです。
このような理由を述べると、単純に
・根性がない
・飽きやすい
・計画性がない
・勤務先でトラブルを何度も起こしている
などと、ビジネススクール側も勝手な想像を膨らましてしまいます。
また、退社から次の会社への入社まで数か月のブランクがあるとビジネススクールへの説明も工夫が必要になります。
次の就職の当てもなく退職したとして、これもまた「計画性がない」と見なされる可能性が高くなってしまいます。
説得力のある転職理由とは
転職は転職でも、例えば以下のような転職であればビジネススクールに対して説得力のある話をしやすいです。
・転職ごとに役職、責任範囲、リーダー的役割、給料が上がっている
・同じ職種でも複数の業界を経験している
・同じ職種、業界でも海外経験が増えている
ビジネススクールの担当者がMBA受験生のCVを確認する際、転職によってレベルアップしているのかどうか、を確認しています。
転職がただ単にキャリアの横移動ではなく、上位へ移動している様子が分かると好印象を与えることができます。芸能人が売れるたびにより家賃の高いマンションに引っ越しをするようなイメージです。
CVを作成する際は、転職するたびに仕事内容がレベルアップしている、リーダー的な役割が増えている、という点を意識して作成をしていくようにしましょう。
転職は本来はプラスに働くもの
MBA Loungeの受講生さんには、25歳から40歳くらいまでの方が多いですが、多くの方はMBA受験時に1回か2回の転職経験がありますし、中には3回、4回の転職経験がある人もいます。
転職自体は、以下の理由からビジネススクールにとってはプラス要因にもなり得ます。
■複数の企業文化や職場環境に触れている
転職をすると、環境面も精神面も大きく変わることになります。
大企業からベンチャー企業へ転職した場合などは、意思決定の速度、会議形式、職場の雰囲気などもガラッと変わるケースも多いでしょう。複数の企業の仕事の仕方を身を持って経験していることは大きな強みとなります。
誤解を恐れずに言えば、新卒からずっと同じ会社に勤務されている方は、複数の企業文化や職場環境に触れることは制限されるかもしれません。もちろん出向という形で他社に配属されるケースもありますが、同じグループ会社だったり、あくまでも「出向社員」であり外部の人間という立場は変わらずと、完全に転職する場合と比較すると環境変化に制限があるかもしれません。
■あえて過酷な状況を選択して挑戦している
転職するということは、自ら変化を起こすということです。慣れ親しんだ環境を変えることは精神的にも、場合によっては一時的に経済的にも負担となります。
正にGet out of “Comfort zone(居心地の良い環境から自ら飛び出す)”経験です。
ビジネスパーソンとして成長していくには、このようなあえて過酷な状況に身を置く経験が必須だと思います。
ビジネススクール側も、もちろんそれを認識していますので転職によってビジネスパーソンとして成長する機会を得ている、と見なしてくれる可能性が高いです。
■計画性がある
説得力のある転職理由を持っている受験生は、向上心があり、かつ計画性があると見なされます。
計画性のあるビジネスパーソンは、中期的目標、長期的目標をしっかりと立てたうえで、次に起こすべき行動を考えているものです。それが転職という行動を引き起こしているわけで、キャリアゴールに向けて日々前進していることを行動で示していると言えます。
ビジネスパーソンとして、そしていち人間として、充実した人生をおくるには、計画性は大変重要です。説得力のある転職理由を持っている受験生は、その部分をビジネススクールにアピールできる機会と言えます。
まとめ
以上の通り、MBA受験において有利にすすめるためには、転職回数そのものよりも転職理由を説得力をもって話すことができるかどうかが重要です。
それによって転職は有利にも不利にも働くと言えますね。
「どのような根拠をもって転職をしたのか」
「転職したことによって自分はどう成長したのか」
これらを上手くMBA受験時のエッセイ、インタビュー、その他の出願書類でアピールをしていくことが、MBA受験成功の秘訣です。
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