相談:育児の真っ最中の子育て世代ですがMBAに行くべきですか?
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MBA相談会では、MBA受験、MBA留学のタイミングについてのご相談も少なくありません。
On-campusにしろ、Onlineにしろ、MBA受験を考えていらっしゃる方の年齢層は30代の方々で、この世代はちょうど出産や育児の真っ最中という、いわゆる子育て世代のケースが多いです。
先日も30代後半子育て世代の男性の方から、以下のようなご相談を頂きました。
「EMBAのタイミングについてのご相談です。EMBAには前から興味を持っており、来年入学を目指して今年からEMBA受験を検討しています。
私の志望するEMBAは日本で働きながら2、3ヵ月に1回、1週間ほど現地にいくプログラムですので、仕事を続けながらEMBAを受講する予定です。将来的には転職をしてできれば海外に家族で移住したいと思っています。
一方で、子供が2人(3歳と0歳)おりまだ幼いので、2、3ヵ月に1回、1週間ほどの渡航とは言え、私のEMBA挑戦に妻が難色を示しています。(費用もそれなりにかかりますし。)
そのため、子供がもう少し大きくなるまでEMBA受験時期を遅らせようか迷っています。
いずれにしても、EMBAを通じて、転職を成功させて就職して家族で移住したいと考えているので、EMBAに挑戦したいという気持ちは変わりありません。」
(一部加筆修正、省略あり)
今回は、こちらの子育て世代のMBA留学についてMBA Lounge川尻の意見として回答いたします。
目次
家族を最優先するべき
私としては、キャリアと家族を天稟にかけた場合、家族を最優先するべきであると考えます。子育て世代は、配偶者や子供がいるから、仕事に集中できて、健康にも気を遣うようにもなり、毎日楽しく過ごしていくことができているのだと思います。
育児の負担もできれば夫婦で50:50にすることが理想的です。ご家族によりますが、もし現在奥様が育児の負担が大きいのであれば、パートタイムとは言え旦那さんがEMBAに挑戦することで奥様の負担が更に大きくなってしまう恐れがあります。
奥様がそれでも本気で「家族や将来のキャリアのためにEMBAを頑張って」と後押ししてくれるならいいですが、3歳と0歳の子供がいる状況でEMBA挑戦に難色を示しているようなら、少なくとも2人のお子さんが幼稚園に通うタイミングでEMBAに入学した方がいいと思います。
要は全て奥様の意見に従いましょう、ということです。
奥様を無理やり説得させて、EMBAを強行してもきっといいことはありません。「この人は私の意見を聞いてくれなかった。」という思いをずっと持ち続けてしまうかもしれません。
言い方は正しいかは分かりませんが、奥様の意見に従うことで奥様やご家族に対する誠意を示すべきだと思います。自分のキャリアの成功は自分ひとりだけでは決してできないものです。自分のキャリアが順調なのは、ご家族の支えがあってのものですので、自分ひとりで決断するべきではありません。
今、転職の準備ができているのか
今回の子育て世代の相談者さんは、EMBAを通じて転職、できれば海外での転職を目指されていらっしゃるとのことです。
実際にパートタイムのEMBAを通じて転職を成功させる人は多いですし、EMBAが転職に大きく貢献することは間違いありません。転職のタイミングも必ずしもEMBA修了後ではなく、EMBA受講中になるケースも大変多いです。
世界中のシニアレベルのクラスメートと交流している中で、ある日突然クラスメートから「私の会社のシンガポール支社であなたのようなプロフィールの人を欲しがっているよ」なんて話もあるかもしれません。
そんなとき、フットワーク軽くすぐに転職できる準備ができているかどうかも、EMBAを通じて転職を成功させる重要なカギとなります。
「今は家族の事情があってすぐにシンガポールに行くのは難しいです。」なんてことがあればそんな話も流れてしまうかもしれません。
EMBAを通じて転職を成功させたい、と考えている場合は、いい話があったらフットワーク軽く動ける準備が整っていることが重要です。
子供の成長は今しか見れない
パートタイムEMBAなので通常時はご家族と過ごすこととなる今回の相談者さんには当てはまらないのですが、家族を残して単身でMBA留学を考えていらっしゃる子育て世代の方々に向けてのお話です。
言うまでもなく子供の成長は大人の成長とは訳が違います。特に小学生低学年くらいまでの子供と一緒に過ごしていると、毎週のようにその成長を感じることができます。
私にも幼い息子がいるのですが、「パパとお風呂に入りたい」「パパと一緒に寝たい」「パパと一緒に公園に行きたい」と毎日のように言ってくれます。このように言ってくれるのは人生で今だけです。もう少し大きくなったら絶対にそんなことは言ってくれなくなります。
この大変貴重な時間を自らの意思で放棄するのは、私個人的には大変もったいないことだと思います。
子供も幼いながら親と一緒にお風呂に入ったり一緒に遊びに行ったりした記憶は大人になっても残り続けるでしょう。
幼いお子さんを持つ人はこのような貴重な時間を大切にした方がいいと思います。もちろん、ご家族の事情によりますが、できるのであれば、少なくともMBA留学は単身ではなくともに家族で渡航するのがいいかもしれません。
どうしても費用的に難しい場合は、全ての期間は難しくても例えば半年だけ来てもらう、単身で留学してなるべく頻繁に帰国する、など少しでも子供と接する時間を長くするのがいいと思います。言うのは簡単ですが、実際に行うのは難しいことは十分承知です。でも、それをいかにして実現するのか、頭がちぎれるほど考える価値はあると思います。
そして、MBAを取得してキャリアアップをして、更に家族をラクにしてあげる。そんな形で子育て世代をスタートさせることができれば、それが理想です。

まとめ
・MBA受験、MBA留学を検討されている方の多くは30代で、子育て世代は育児とキャリア形成ともに大事な時期です。
・あくまでもMBA Lounge川尻の意見ですが、「家族を優先させる」べきです。家族があってこそ、キャリア形成をすることができるものだと思います。家族がMBA挑戦を後押ししてくれるなら腹をくくって挑戦しましょう。そうでない場合は、じっくりと話あってお互いが納得できる形としましょう。
・EMBAなどパートタイムの場合は、EMBA履修中に転職の機会が訪れることもあります。その際にすぐに転職できる準備ができている必要があります。家族の事情で動けないことになればそのチャンスを見逃してしまいます。EMBA入学の時期もそれにあわせて決定していきましょう。
・子供の成長は、親にとって大きな活力となります。子供の成長に合わせてMBAの挑戦時期も考えていくようにしましょう。
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