GPA(大学時代の成績)が低くてMBA出願できるか心配なあなたへ。
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GPA(大学時代の成績)がすごく低いんです。それでもMBA出願はできるんでしょうか?
GPAに関するこんな相談をよく受けます。
GPAとは、Grade Point Averageの略で要は大学時代の成績表のことです。
大学時代は遊んでばかりだったのでGPAがとても低くて、そもそもMBA出願ができないんじゃないか、できても落ちるんじゃないか、と心配している方々って結構多いんですね。
まず、外国人でも知っているような日本の一流大学卒業の方々。
心配しないでください。ビジネススクール審査官は、有名大学であればそれだけ競争率が激しく簡単に好成績を取れないことは理解しています。ある程度その点は考慮してくれるでしょう。
ではそれらの大学以外の方々はどうするのか?
今出来ることは、GPA以外の項目で得点を稼いでいくことしかありません。過去のGPAなんて今から危惧しても変えることが出来ませんから。
今回の記事では、GPA(大学時代の成績)が低くて心配なあなたへ向けて、GPA以外の項目で得点を稼ぐコツを4つご紹介します。
目次
実務経験は2~3年よりも5~6年あった方がよい。
GPAが低いのなら、その分実務経験でカバーするようにしましょう。
多くのビジネススクールは実務経験を最低2年~3年を求めています。とはいうものの、学生の平均実務経験年数は6年前後のビジネススクールが多いです。
会社、少なくとも自分の部署がどのように回って利益を出しているのか、や社会人として社内外の人間とのコミュニケーションを一通り理解するには、2、3年ではちょっと物足りない気がしますね。6年くらいじっくりと経験しておいた方がMBAで吸収できることが多いです。
そして、ビジネススクールの審査官もそう感じています。GPAが低く、さらに実務経験も他の学生に比べ少ないとなるとちょっと「う~ん。」と思われる可能性が高いです。私がMBA出願したときも、実務経験はちょうど6年でした。
MBAの下準備のつもりで5年から6年くらいの実務経験をもって出願した方が得策でしょう。
社会人の成績表は今からでも変えられる。
GPAが大学時代の成績なら英文履歴書と推薦状は社会人時代の成績といえます。
英文履歴書も上司からの推薦状も、もちろん事実しか書くことはできませんが、いろいろなテクニックを使って自分の良さを最大限にアウトプットすることは可能です。GPAが低いのであれば、なお更ここでうまく自分の長所をアウトプットしてカバーしていくことが大切になります。
コツのとしては、実績はなくべく数字を多様し具体的に書く、ということです。あなたがビジネスマンとして活躍している姿を読み手がイメージしやすい内容を考える必要があります。
上司からの推薦状についても、如何に自分がMBAを学ぶ人間として適切である、ということを理解してもらえるように普段の行動を意識することが大切です。
「MBAを学ぶのに適切な人間」とはすべての分野において優秀な社員である、というわけではありません。逆にすべてに優秀ならMBAを学ぶ必要がないでしょう。そうではなくて、自分に足りないものを正しく理解しており、それをカバーするための向上心が人一倍ある、ということです。
GPAは今から変えることは不可能ですが、社会人の成績表は今から変えていくことは可能です。
そのためにも、今のうちから普段から上司に対しては自分の情熱や向上心を示しておくようにしましょう。
エッセイ準備は慎重に。
GPAが低いのなら、エッセイで取りこぼしはできません。
私の経験から、出願者が最初に書いたエッセイの約80%は、エッセイの質問に対してストレートに答えていないと感じています。MBA出願用エッセイでよく聞かれると言われる3大質問は、
「なぜMBAなのか。」
「なぜこのスクールなのか。」
「なぜ今なのか。」
です。
一見、簡単そうな質問ですがなぜストレートに答えることができないでしょうか。原因は二つあります。
一つ目の原因は、英語力です。外国語である限り、日本語ほど幅広い表現ができず言いたい事を100%きっちりと伝えることができないのが原因です。
二つ目の原因は、自分がなぜかを頭の中で整理できていないからです。
MBAは大きな投資になるますから、「なんとなくMBA出願をしてみた。」という人は少ないはずです。多くの方は自らMBA留学という選択をして出願するところまでたどり着いているのですから、上記の「3つのなぜ」に対してストレートに答えることができるコンテンツをもっているはずです。それをうまくアウトプットしていくことで、低いGPAをカバーできるはずです。
インタビュー準備必勝法
GPAが低いのなら、インタビューで一発逆転を狙いましょう。
インタビューの重要度は年々増してきています。
エッセイももちろん重要ですが、文章からでは読み取ることができないその人の雰囲気やMBAに対する情熱、そして英語のスピーキング力も審査しています。
また、とっさの質問に対してスムーズな回答ができるかどうか、というところもしっかりと見ています。
インタビューで成功するコツは、エッセイの内容をベースに頭の中をしっかりと整理しておくことです。
3大質問である
「なぜMBAなのか。」
「なぜこのスクールなのか。」
「なぜ今なのか。」
のほか、リーダーシップを発揮した経験、成功談、失敗談など自分の過去を思い出してとっさに答えられるようにしておきましょう。
まとめ
GPAは過去のものであり、今更心配しても変えることは不可能です。
もしGPAが低くて心配しているのであれば、今出来ること、今変えられることに集中していくことが大切です。
要はアウトプットの仕方を工夫して自分の良さを最大限にアピールしていくことなんです。
もちろんGPAが高いことに越したことはありませんが、多くのビジネススクールでは過去のGPAよりも直近の実務経験や実績を重視するでしょう。
後ろを振り返らず、前を向いて今変えられることを変えることを意識していきましょう。
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