MBA留学で費用対効果を最大限にするための2つのスキル
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MBA留学相談会でよく頂く相談の一つは、「MBA留学による費用対効果」です。
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そりゃそうですよね。
MBAは海外のトップスクールですと、学費だけでも500万円から高いところは1,000万円を超えるスクールもありますし、それにプラスして現地での生活費も必要になります。
費用対効果を考慮してMBA留学を慎重に検討するのはごく自然のことです。
ただ、MBA留学の費用対効果を考えるにあたって、「ビジネススクールが私に何を与えてくれるのかな」というスタンスではダメです。
そのようなスタンスでは、きっとMBA留学の費用対効果を最大限にすることはできません。
そこで今回は、MBA留学で費用対効果を最大限にするための重要なお話をします。
目次
スキルを2つに分けて考える
MBA留学で費用対効果を最大限にするためには、Closed skill(閉じられたスキル)と Open skill(開かれたスキル)の2つのスキルの違いを理解して、これら2つのスキルをバランス良く習得することを心掛けることです。
私の言うClosed skill(閉じられたスキル)とは、決められたルールに乗っ取って、決まったやり方を繰り返すことで身に付けることができるスキルです。例えば、
・語学
・会計処理
・貿易実務
・歴史などの暗記
・基本的な運動技能 など。
私の言うOpen skill(開かれたスキル)とは、決められたルールがない環境で、その環境に応じて判断するスキルです。例えば、
・データを基にした経営判断
・カウンセリング
・コーチング
・ディベート など。
Closed skillもOpen skillの習得も、MBAのカリキュラムに含まれています。これらをバランス良く身に付けていくことが、MBA留学の費用対効果を最大限にするコツです。
Closed skillはどうやって習得するのか?
Closed skillを習得するには、テキストブックや様々な書籍を読み込んで、それらの情報をもとに、プレゼンテーションをしたりレポート書いたり、という形でアウトプットすることです。
ビジネススクールで使用される各講義のテキストブックは、基本的に理解しやすい英語で書かれており、TOEFL、IELTSなど入学時に必要とされる英語試験の最低スコアをクリアしていれば、比較的スラスラ読めるはずです。
しかしながら、テキストブックに書かれてる内容は「広く浅く」なので、各テーマの専門書籍などを更に読み込む必要があります。そして、それをプレゼンテーションやレポートという形でアウトプットすることで更に知識を深めることができます。
それこそ、朝から晩まで図書館に籠ってテキストや論文を読み漁る。そんな日々を過ごすことで習得できるのが、Closed skillです。
ビジネスフレームワークや経営理論などをしっかりと理解して、すぐに頭の引き出しから出せる状態にしておくことがClosed skillを習得した、と言えると思います。
Open skillはどうやって習得するのか?
Open skillを習得する方法。それは簡単に言えば、あらゆる分野に関して多くの経験をすることです。
自分とバックグランドが違う人と交流したり、
文化や言語が異なる国や都市で生活をしたり旅行したり、
企業文化が全く異なる会社で働いたり、
ビジネスとは一見関係のない芸術や音楽を趣味にしたり。
とにかく、今までの人生で経験したことがないことを、数多く経験することです。このような経験をすることで、創造性が磨かれルールのない環境下において最適な判断をするセンスが磨かれます。
私がMBA学生時代に「Creative thinking」の講義で教授に教えてもらった手法に、「ある業界の常識を別の業界で試してみる」というものがあります。同じように、ある国の常識を別の国に当てはめたり、ある会社の常識を他の会社に当てはめたりすることで、より創造性の高い提案ができるようになります。
スティーブ・ジョブズは、カリグラフィー(書道)にも興味を持っていたことでマックパソコンのデザインを考えているときに、様々な書体を取り込むことを思いつきました。
ミシガン州立大学の研究によると、ノーベル賞を受賞した科学者は一般的な科学者に比べて、専門分野以外の音楽、美術、演劇などを趣味としている確率が高かったという結果を出しています。
このように、自分の専門分野は深く、そして専門分野以外は幅広く学ぶことでより創造性の高いセンスを磨くことになります。
MBAでは、講義以外の活動を通じてより幅広い分野に興味を持ち、自分とは違う世界に住んでいる人たちと交流を深めることでOpen skillを習得することができるようになります。
バランスよく習得することが重要
上記のようなClosed skillとOpen skillの話をすると、多くの方はOpen skillの方に注力をしがちです。つまり、書籍の読み込みなどで習得するClosed skillならわざわざMBA留学しなくても習得できる、それよりも様々な人間との交流に注力した方がいいのではないか、と。
確かにそれも一理あります。MBA留学で知り合う人たちは、今までの自分とは別世界に住んでいた人達というケースも多いですから、そんな人達との交流は今後の人生に大きな影響を与えるものです。
しかしながら、思うことがあります。
「テキストや論文の読み込みなどは日本でもできる」
「MBAの本は本屋に行けば手に入れることができる。」
このようなことを言う人達も多いですが、実際にそれを実行出来ている社会人はほとんどいません。つまり、毎日朝から晩まで図書館に籠り、テキストや論文を読み込んで、自ら論文を作成するという行為です。
一日中たっぷりと学業に専念する。そして、大学生時代を思い出して図書館に一日中籠ってみる。これは、MBA留学でフルタイムの学生としての時間の使い方をしなければ中々できないことです。スクールを卒業して、すぐに就職することを考えれば、このような時間の使い方ができるビジネスパーソン人生最後のチャンスとも言えます。
ですので、MBA留学での費用対効果を最大限にしたいのであれば、Closed skillとOpen skillをバランス良く習得することを意識して、MBA留学の日々を過ごすことが重要だと思います。
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