HOME > アジアでMBA(シンガポール編)
アジアでキャリア構築を目指すビジネスパーソンにとって、シンガポールのビジネススクールでMBAを取得することは、選択肢の一つです。
シンガポールは小さい人口規模や都市国家という特徴により外需依存が極めて高く、貿易、金融をはじめとした多くの企業がシンガポールに集結しています。そのため、アジアビジネスの重要な拠点の一つの地域として、多くの優秀な人材が集まる都市となっています。
シンガポールのビジネススクール(NUS,NTU, SMU,INSEAD)でMBAを学ぶことで、アジアビジネスの中心地にどっぷりと浸かり、将来的にアジアでのキャリア構築に有利な立ち位置を獲得することができるでしょう。
特にシンガポールは地理的にもアジアの中心に位置するため、東アジア、東南アジアへの行き来もしやすく、アジア全土から数多くの学生が集まり、アジアの中でのダイバーシティを持つのもシンガポールのMBAプログラムの特徴に一つです。
MBAホルダー向けの求人も多く、アジアだけではなく欧米やオセアニアのビジネススクールでMBAを取得した人たちが就職のためアジアへ来るケースも多いです。現地での就職を目指してアジア、如いてはシンガポールでのMBA取得を目指す学生も増えています。
MBAを提供するシンガポールの主要ビジネススクールは、主に以下の4校です。(順不同)
目次
シンガポール国立大学(NUS)
シンガポール国立大学(NUS)は、100年以上の歴史を持つシンガポールの総合大学です。アジアでもトップクラスの名門校であり、東京大学や京都大学など数多くの世界の名門大学と提携をしています。2013年にはアメリカのイェール大学とも提携を開始し、シンガポールのキャンパス内にYale-NUS Collegeに開校しています。MBAプログラムとしては、フルタイムの場合は定員約120人で、毎年10~15人ほどの日本人学生が入学しています。
シンガポール国立大学は、選択科目が豊富です。マーケティングやファイナンスなどの主要な分野だけではなく、不動産やヘルスケアなど珍しい分野など多岐に渡ります。これらの選択科目から自分のキャリア設定に合うカリキュラムに自分でカスタマイズすることができるのも大きな魅力です。
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ナンヤン理工大学(NTU)
ナンヤン理工大学(NTU)は、アジアNo.1の工科大学として多くの人材を輩出している大学として有名ですが、ビジネススクールも負けず劣らずの実績を持っています。MBAランキングでも世界及びアジア上位校の常連校で、リーダーシップにフォーカスした実践的なプログラムが特徴です。
中でも、SPANと呼ばれるコンサルティングプロジェクトは、実践的なコンサル経験を通じてビジネススキルを養う絶好の場となっています。フルタイムプログラムは1年ですが、日本の早稲田大学、スイスのSt. Gallen, フランスのESSECとそれぞれDouble degreeプログラムを提供しています。
また、ナンヤン理工大学はミッドキャリア向けのフルタイムプログラムFellows MBAも提供しており、30代後半以上の学生にも人気となっています。
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シンガポール経営大学(SMU)
シンガポール経営大学(SMU)はアメリカのペンシルバニア大学ウォートン(Wharton)スクールをモデルとして2000年に設立されたシンガポールの国立大学です。シンガポールのビジネス街に位置する都市型キャンパスを擁し、非常に実践的で実業界との繋がりが強いことも特徴です。
SMUの特徴の一つは、フルタイムとパートタイムの学生の垣根が無いところと言えます。シンガポール現地で働くパートタイム学生が多く、選択科目ではほとんどの授業が夜間に開講するため、フルタイムの学生は多くのパートタイム学生と交流する場があります。インターンシップもほぼ必須となっているため、フルタイムの学生であっても、シンガポールで働きながら授業を受けるという生活スタイルになります。
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INSEAD
INSEADは、フランス、シンガポール、アブダビのキャンパスを持つグローバルなビジネススクールです。毎年発表されるFinancial times誌などのMBAランキングでもかなりの上位にランクしているため、競争率もそれだけ高いビジネススクールです。
世界70ヵ国以上から学生が集結する国際色豊かなビジネススクールでフルタイムMBAでは年間約1,000人、EMBAでは年間約190人が入学しています。このような大規模スクールにもかかわらず、学生一人一人へのキャリアサポートは充実しており、学生の満足度も高いです。
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シンガポールMBA受験
これらのシンガポールのビジネススクール4校(NUS,NTU, SMU,INSEAD)の受験に必要な項目は以下の通りです。ビジネススクールや年度によって必要項目は若干の変更はありますが、この辺が基本ですので、計画的に準備を進めていくようにしましょう。
・Interview(面接)
・Essays
・CV(職務経歴書)
・推薦状
・IELTS, TOEFLなどの英語試験
・GMAT, GREなどの学力試験
・GPA(学士課程の成績証明書)
シンガポールキャンパスツアー
MBA Loungeでは、MBA出願サポートの受講生さんを対象として毎年シンガポールのビジネススクールへのキャンパスツアーを開催しています。
2日間で全4校を訪問するようなスケジュールで、アドミニ、在校生から受験や学生生活に関して生の声を聞くことができる絶好の場となっております。
※過去のキャンパスツアーの様子
まとめ
シンガポールのMBAは、アジア地域全体でのキャリア構築を目指す人に人気のプログラムです。各スクールともにそれぞれ特徴がありますので、自分とのフィット感を見ながら、最適なプログラムを選んでいくようにしましょう。シンガポールのMBAに限ったことではありませんが、MBA受験においてスクールとのフィット感は大変重要な要素です。
GMATが高いから、経歴が素晴らしいからという理由だけで受験生に合格を出すスクールはありません。しっかりと自己分析を行い最適なビジネススクールを見つけていくようにしましょう。