ビジネススクールはMBA受験生のどこに注目しているのか?徹底解説
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MBA出願では、GMAT/GREスコアやTOEFL/IELTSなどの英語試験スコアの他、インタビュー、エッセイ、CV(職務経歴書)などを提出し、様々な側面から審査を受けることになります。
これらの提出物をもとに、ビジネススクールは受験生をどのように審査するのでしょうか。
GMATなどのスコアが最重要なのか?
経歴が最も重要なのか?
もしくは、エッセイやインタビューで高いパフォーマンスを挙げることが最優先なのか?
大半の人にとって、MBA受験は初めての経験であり、ビジネススクールの審査官は受験生をどのような視点から審査しているのか不透明であると感じるかもしれません。
そこで今回は、欧州、アジア、オセアニア、と様々なビジネススクールを訪問し取材をしてきたMBA Loungeの川尻が、ビジネススクールが喉から欲しがる受験生の特徴をお話しします。
目次
ビジネススクールの存在理由
MBA受験対策でまず考えておきたいことは、ビジネススクールの存在理由です。
皆さんは、どのような目的でビジネススクールが存在していると思いますか?
MBAという学位を提供するため?
ビジネスに関する知識を提供するため?
世界中の様々な人と出会う場所を提供するため?
どれも正解と言えば正解ですが、これらを総括的に言えば、
「グローバルに活躍できる経営者やビジネスリーダーを育成するために存在している」と言えるでしょう。
つまり、MBA受験生はビジネススクールに対して、自分が将来的に「グローバルに活躍できる経営者やビジネスリーダーになる素質を持っている」ことを重点的にアピールする必要があるということです。
そして、MBA Lounge の川尻が欧米、アジア、オセアニアの各ビジネススクールを訪問しインタビューや取材を重ねてきた結果、ほぼ確信していることは、ビジネススクールはMBA受験において、ある2つの点を重点的にチェックしています。
その2つとは、
1.人間性が優れているか
2.魅力的なビジョンを持っているか
人間性が優れているか
世界中の各ビジネススクールでは、MBA受験生を審査するにあたり、人間性がどれほど優れているかを重視する傾向にあります。
MBA出願の項目であれば、「インタビュー」「エッセイ」が重要な事は言うまでもなく、CVの書き方一つでも人間性が出てきますし、出願前のMBAイベントなどで実際に受験生と交流をしていく中でも、その人間性を間違いなくチェックしています。
と言ってももちろん、GMATやTOEFLなどのスコアが低くてもいいと言うわけではありませんし、経歴が重要ではない、というわけではありません。
素晴らしい経歴や、高いテストスコアはある意味、MBA受験において前提条件であり、そこでやっと土俵に乗れると言えます。一方で、自分は経歴は素晴らしくないとか、テストスコアが高くないからと、悲観する必要はありません。そこはエッセイやインタビュー等で補填することも充分可能です。
魅力的なビジョンを持っているか
MBA受験生にとってアピールするべき重要な二つ目の項目は、自身が持っている将来のビジョンです。これらを表現する場は、「インタビュー」と「エッセイ」が主になるでしょう。
インタビューやエッセイで、自分がいかに情熱を持って自分のビジョンを語れるか、そして、そのビジョンにどれだけ共感してもらえるかが、重要になります。
これは、自分と言う商品をお客さんに売り込むためのセールスアピールです。
とても元気があり、生き生きとしていて、なぜかこの人の話し方は人を惹きつける魅力があるとか、この人は将来何かをやりそうだ、など、自分自身や将来のビジョンの魅力をアピールしなければなりません。
あなたは自分の将来のビジョンをどれだけ熱く語ることができますか?
過去の実績を振り返り、過去の栄光をアピールすることに加えて、未来に目を向けて、自分はどのようなビジョンを持っているのか、をアピールすることがビジネススクールの審査官の心をつかむ上で大変重要です。
人間性とビジョンが重視される理由
MBA受験において、各ビジネススクールはなぜ優れた人間性と魅力的なビジョンに重点を置くのか?なぜ受験生の地頭やIQ、テストスコアではないのか?
その理由は簡単です。
成功している世界中の経営者やビジネスリーダーたちを見ると、頭がいい悪いに関係なく、その多くが優れた人間性と魅力的なビジョンを持っているからです。そして、多くの場合、優れた人間性と魅力的なビジョンを持っているリーダーは、最強のチームを作る能力にたけています
多くの人が誤解をしていることでだと思うのですが、優秀なリーダーは万能である必要はありません。
ビジネスで成功を収めようと目標を掲げると、真っ先に資格取得に走る人がいますが、誤解を恐れずに言えば、それは結構な遠回りかもしれません。
経営者やリーダーとして成功を目指すのであれば、必ずしもビジネスに関する知識が豊富であったり、業界に明るかったり、プログラミングに詳しかったり、数字に強かったりする必要はありません。
多くの場合ビジネスはチームワークです。
自分がプログラムミングに疎ければ、プログランミングに強い人を見つけてきて仲間にすることです。
自分が数字に弱いのであれば、数字に強い人を見つけてきて仲間にすることです。
このように適任者を見つけてきて仲間にするために必要なものは、なんといってもその人の人間性であり、魅力的なビジョンです。
「この人にだったら協力してあげてもいい。」
「この人のビジョンは非常に魅力的だ。何かやりそうな気がする。」
などと思ってもらうことで、自分が不得意な分野を補ってくれる人を仲間に引け入れることができます。
優れた人間性と、魅力的なビジョン。この2つがあれば、本人が必ずしも優秀である必要はなく、それでも優秀なチームを形成することができます。
MBA受験において、ビジネススクールの入学審査官はそのような側面も重視していることを肝に銘じて出願準備をしていくようにしましょう。
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