AI時代のMBA出願対策:Why this school?
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MBA Loungeでは、MBA面接対策として模擬インタビューを実施しております。
そのなかで、「Why did you choose our school?」「What specifically attracted you to us?」、つまり「Why this school?」の質問に対して「もっと良い回答ができたのに!」と思うことも度々あります。これは、出願エッセイで回答する際にも同様です。
私、MBA Lounge川尻は、各国のビジネススクールの担当者と打ち合わせをする機会が頻繁にあり、それ故に、彼ら彼女らがMBA受験生の何を求めているのか、どのような回答を期待しているのか、がよく分かります。特に昨今では、各ビジネススクールは、受験生のAI(Artificial Intelligence)活用について目を光らせています。
今回の記事では、そんなAI時代のMBAエッセイ、面接対策での「Why this school?」についてお話をします。
目次
AI時代のMBA出願対策
まず、MBA Lounge川尻が思うに、AI時代のMBA受験における2つの考え方があります。一つ目は数字手的根拠に基づいた論理的な考え方、2つ目は社会的妥当性のある健全な考え方です。どちらも「論理的思考」と訳せそうなので、本記事では前者を「Rational thinking(数理的思考)」、後者を「Reasonable thinking(分別的思考)」と呼ぶことにします。
結論から申し上げますと、MBA受験生の多くが「Rational thinking(数理的思考)」のみで回答したがる一方で、多くのビジネススクールはそれに加え、より「Reasonable thinking(分別的思考)」での回答を期待しています。そのため、ビジネススクールのアドミニからしてみれば、受験生の回答がAIっぽいと思われてしまうんです。
Rational thinking(数理的思考)
「Rational thinking(数理的思考)」は、感情を排除し、論理や数字のみに基づいて答えを導き出す思考方法です。
例えば、Why this school?という質問に対して、当該スクールの卒業生の就職先、卒業後の年収などを調査したうえで、「このスクールの学生の経歴は自分に酷似している。そのため、このスクールに入学すると●●社の入社できる可能性が高くなり、結果、MBA後の年収●%アップが期待できる。さらにはスクールのランキングも高い。」などと結論づけて、それを自信満々に面接官に伝える受験生です。
これはこれで素晴らしいことです。スクールの下調べも万全で、自分ができることも理解しているように映ります。とても論理的な回答のように思います。
ただそこには人間味や感情がなく、あくまでも事実と数字に基づいて導きだした回答です。そして、AIはこのような回答が得意です。おそらくあなた以上に。
Reasonable thinking(分別的思考)
Reasonable thinking(分別的思考)は、知性よりも常識や良識に重きをおいた考え方です。
同じく、Why this school?という質問の回答を例に挙げるとすれば、そのスクールのカリキュラムやスクールのアドミニ、卒業生、在校生と話をしたうえで、「スクール文化が自分には居心地が良い、あの教授の授業を受けてみたい、カリキュラムは自分が求めているものに合う、学生のコミュニティが協力的で魅力がある、スクール所在の都市が住みやすい。」などの理由が考えられます。
「Rational thinking(数理的思考)」に比べ、なんとなく人間味がある感じはしませんか?
もちろん、このような回答はAIでも可能です。ただしAIには限界があります。アドミニや卒業生と話をしたのであれば、実際にいつ誰と話して何を感じたのか、キャンパス訪問をして自分が直感的に感じたことや、スクール文化が自分にあっていると思う理由、個人的にその都市が気に入った理由などはAIには決して真似はできません。
各ビジネススクールのアドミニの方々が私によく話せされるは、スクールのカリキュラムや卒業生の実績よりも、在学生や学校スタッフの人間的魅力や都市の住みやすさ、生活環境などです。
このように、私が各ビジネススクールのアドミニと頻繁に打ち合わせをする中で分かったことは、前者のように数字を示して自分の可能性やスクールの魅力を定量的に語るのも大切ですが、それ以上に、一般論ではなく、スクールの文化や雰囲気、ネットワーク、そして所在する都市が自分にとって魅力的な理由を定性的に語ることの方がより大切だということです。
誤解が無いように補足ですが、MBAの面接対策において、数字を使って「Rational thinking(数理的思考)」に説明することも大切です。でもそれだけでは不十分なんです。各ビジネススクールのアドミニの方々と話をしていると、MBA受験生に対して如何にReasonable thinking(分別的思考)を求めているのかが私にはよく分かります。
MBAは長期投資
MBAは卒業後数カ月以内に結果を求める短期投資ではなく、5年、10年、15年先を見据えた長期投資であることも忘れてはいけません。
株式投資でもこのReasonable thinking(分別的思考)とRational thinking(数理的思考)に近い考えを主張した書籍があります。
The Psychology of Mondy(サイコロジー・オブ・マネー:一生お金に困らない「富」のマインドセット(ダイヤモンド社)の著者であるモーガン・ハウセル氏は、同書の中で、株式投資において、知らない企業に投資した場合より、好きな企業へ投資した場合の方がリターンが多い理由を述べています。
同氏によれば、数理的分析に基づいて最大のリターンと考えた知らない企業に投資した場合、うまくいっている時はそれでいいが、潮目が変わる時が変わったときに損切りする可能性が高いとのこと。一方で、思い入れのある好きな企業に投資するということは計算上理にかなったことではないが、その企業を応援する気持ちえ持つ続け、長期的には優位に立てる可能性がある、とも述べています。
この話には賛否あるかもしれませんが、MBAのビジネススクールにも似たようなことは言えます。
スクールの文化が好き、キャンパスの雰囲気が好き、在校生・卒業生が素晴らしい人たちばかり、など、それが理由でビジネススクールを選定することは、もしかしたら理にかなってはいないかもしれません。それでも、MBA Loungeの受講生さんを見ていると、長期的にみればその後の人生の幸福度を上げる要因になっていると感じます。
ランキングのみ・就職率のみではなく、スクールカラーが好きという理由で進学先を選んだMBA Loungeの受講生さんたちは、MBAフェアには卒業生としてブースを手伝ったり、同校の志願者との面談を積極的に行ったり、同窓生とのコミュニティに積極的に参加したり、卒業後もスクールとのネットワークを楽しんでいらっしゃる方が多いです。その姿を見ていると実に楽しそうなんです。利害関係の無い本当の戦友と出会った、というような顔をしているんです。
ですから、MBAは長期投資であるということを忘れないようにしましょう。それを意識するだけでも、AIにはできない個性的な回答の土台を組み立てることができるはずです。
まとめ
・各ビジネススクールのアドミニの方々と打ち合わせをすると、近年は受験生のAI(Artificial Intelligence)活用について目を光らせていることが分かります。
・Reasonable thinking(分別的思考)はAIには真似ができないあなた独自の回答案の土台になりえます。MBA出願エッセイや面接でWhy this schoolの質問に回答する際は、Reasonable thinking(分別的思考)を意識するようにしましょう。
・MBAは長期投資です。それを意識したうえで、本当に自分にフィットしているビジネススクールを見つけることが人生の幸福度を上げる一つの方法です。
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