ビジネススクール学生たちの進路は?キャリアアップ最新事情!
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ビジネススクールを出て、MBAホルダーとして転職をすることは、自身のキャリアアップのためのひとつの手段と言えるでしょう。ビジネススクールで、毎日毎日ハードな論文や課題などに取り組んでやっとつかんだMBAの学位です。転職を成功させてさらなるキャリアアップを目指すのは当然のことでしょう。
しかし、ビジネススクールのスタッフは、学生に対して卒業時ではなく入学の時点でMBA取得後の転職やキャリアを明確にしておくことを期待しているのをご存知でしょうか。そうすることによって、学生はMBA留学期間中のうちに、自分のMBA取得後のキャリアを考えた学習プランを立てることができると考えているからです。
ヨーロッパのトップビジネススクールのひとつであるフランスのHEC Parisは、転職によるキャリアアップを考えるMBA学生を「ハンター」と「冒険家」の二つのカテゴリーに分類することができるとしています。
目次
ハンターと冒険家
ハンター
「ハンター」は、ビジネススクールに入学する前からすでに明確なビジョンを持っており、キャリアアップを大きく意識した転職をすでに模索している人たちです。彼らは既に転職希望先を絞り込んでおり、在学中からターゲットとする会社に転職するためのネットワーク作りや能力開発、就職面接の準備、そしてインターンシップ参加などを積極的に行動しています。HEC Parisによると、彼らが目指す多くの転職先は、投資銀行や戦略経営コンサルティング会社であるとのことです。MBAの講義やケーススタディでも、自分がすでに投資銀行や戦略系コンサルティング会社にで働いているかのようなシュミレーションをしながら課題に取り組んでいます。目標を絞り、目標に向けて突き進む「ハンター」なのです。
冒険家
「冒険家」は、自分の能力や自分に出来る事は十分に理解していますが、MBA取得後に様々なキャリアパスを考えて、様々な転職先を模索している人たちです。HEC Parisによると、彼らはMBAを学んでいく中で自分に最適な仕事は何かということを自問自答しながら、様々な可能性を考えて転職活動を行っているとしています。転職に限らず、MBA取得には起業しようと考えている人たちも「冒険家」に属します。
自分は「ハンター」か「冒険家」か?
私がMBA留学中はどちらかと言うと「冒険家」に分類される方でした。投資銀行に入りたい、戦略コンサルティング会社に入りたい、と考えるよりはMBAを学んでいく中でどのような可能性が自分にあるのかを、自問自答しながらMBA取得後の転職やキャリアを考えていました。
実際に、「ハンター」よりも「冒険家」の学生の方が多いとHECParisは発表しています。どちらが良い悪いと言うものではありません。自分が目指す夢によってハンターになるか冒険家になるかは変わってくるはずです。
もし、自分がハンターに分類されると考えるのであれば、それに向かってネットワーク形成やインターンシップ情報などを積極的に調査して、ビジネススクール卒業後は希望する転職先にスムーズにコンタクトできるように準備することが大切ですね。
もし自分が「冒険家」に分類されると考えるのであれば、在学中にいろんな業界の人や起業家と話をする機会をつくって、自分にとってキャリアアップのためには、どのような会社に転職するか又は起業するかをよく考えていくことになるでしょう。
各企業はMBAホルダーをどう見ているか?
また、GMATを主催しているGMAC(Graduate Management Admission Council)の調査によると、各企業は、以前に比べより多くのMBAホルダーを獲得したいと考えていることが分かっているようです。調査対象企業のうちMBAホルダーを採用したのは、2011年は71%だったのに対し2013年は75%にアップしています。また採用したMBAホルダーの数は2012年平均11.4人だったのに対し、2013年は14.6人とのデータも出ています。
これはアメリカ国内の調査結果がため、日本では一概にはいうことはできません。しかしながら最近の日本の社会でも転職市場がより活発になってきており、転職35才限界説はもはや過去の言葉になりつつあります。今後、MBAの知識を持った学生がより重宝されていく事は間違いないでしょう。
コーネル大学のキャリアマネジメント・ディレクターによれば、MBAホルダーが採用されるポジションとしては、マネジメントコンサルティング、コーポレートファイナンス、そしてマーケティングマネージメントの分野で非常に多いとのデータが出ているとのことです。特にコンサルティングのポジションはMBAホルダーの独壇場であり、同ポジションへの転職を希望するMBAホルダーには大変有利であることがわかっています。
転職はアジアが狙い目
一昔前までは、多くの新興国出身のMBAホルダーは、アメリカ、欧州、オーストラリアなどのビジネススクールでMBA取得後、現地で転職をしてキャリアアップを目指すと言うのが主流でした。しかしながらその状況も今では変わりつつあります。彼らの多くは欧米でMBAでを学んだ後、すぐに自国に戻り、そこでの新たなキャリアアップを目指す傾向にあることがわかっています。
GMACの調査によると、アジア地域の多くの企業は、自社の販売市場拡大を狙って、多くのMBA学生を採用したいというデータが出ているようです。このように、アジアの地域においてもMBAの知識を持つ人材の需要がより高まっていることがわかります。
MBAを目指す多くの人たちは、ビジネススクール卒業後の転職やキャリアアップに大きな不安を持っていることでしょう。しかしながら、MBAの学位は、学生を裏切らないものと私は信じています。現在の社会では、マニュアル通りの仕事をしていても給料は増えない事は明確です。それに何か付加価値をつけて独自の商品を開発したり企画するような能力が求められているのです。 ビジネススクールは、まさに商品に付加価値をつけるための訓練を日々行う短期合宿所なのです。現在の自分の環境に不安を持っており、将来的に転職やキャリアアップを目指したいという人達にとって、MBAは非常に有効な選択肢のひとつと言えるでしょう。
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