欧州MBAのススメ:真の国際派ビジネスマンになりたい人へ

2014/11/07

欧州(ヨーロッパ)諸国のMBAは、各国が独自の教育システムを持っています。そのため、欧州内の国によってMBAコースの特徴も変わってきますので、目的意識をもっていれば、自分の経歴やキャリア目標にあったプログラムが見つけやすいもの特徴です。欧州MBAの取得を目指すのであれば、自己分析をしっかりと行ったうえで、学生層、生活環境などランキング以外の様々な角度からスクールを吟味して自分にとって、ベストなスクールを探しましょう。

欧州のMBAの特徴

ゆび矢印●期間が短い。
欧州のMBAは、基本的には、1年間のプログラムが多く、アメリカのビジネススクールに比べて短期間で修了することが可能です。期間が短いのは単純にアメリカの半分の内容を学ぶからではありません。欧州(ヨーロッパ)のビジネススールでは、ビジネスの基礎は既に理解して入学していることが前提となり、基礎を飛ばしていきなりアドバンスの科目に入るためです。

それではなぜ欧州(ヨーロッパ)のMBAは通常一年のコースが多いのでしょうか。多くの欧州ビジネススクールの担当者は、「一年という期間は、経営に関する知識を学ぶのには最低限必要な期間であり、かつビジネスキャリアを中断できる最長の期間である。」と考えているためです。

ビジネスのあらゆる分野の基礎固めをするためには最低でも一年の期間は必要です。一年以下のコースでは、さすがにインプット期間としては不十分であり最低でも一年は必要と多くのビジネススクールは考えています。しかしながら学生にとっても最も重要な事はなるべくビジネスの世界につかりビジネスのスピード感を失わないことでしょう。一年以上キャリアを離れる事は業界によっては戻ったときには浦島太郎状態になってしまうこともあるため、なるべく一年でビジネスの現場に戻れるようなプログラムを組んでいるのです。

ゆび矢印●グローバルなMBAプログラムが多い。
欧州(ヨーロッパ)のMBAの特徴は、グローバルなMBAプログラムが多いという事です。欧州(ヨーロッパ) MBA名門校であるスペインのESADEビジネススクールやスイスのザンクトガレン大学ビジネススクールではMBA学生の90%以上がInternational studentであるとのことです。それに比べて、アメリカのMBAでの平均International studentの数は約30%です。
欧州(ヨーロッパ)のMBAで学ぶ事は、多くの国の学生との交流の機会を持つことができ、グローバルな視点でビジネスを唱えるスキルを身につけることができるということです。
欧州(ヨーロッパ)のビジネススクールは、アメリカと比べて交換留学が大変盛んです。多くの欧州のビジネススクールでは、約3ヶ月に渡って、アメリカ、アジア、オセアニアなどのビジネススクールとの交換留学ができるシステムを整えています。この交換留学制度を通して、学生たちはMBA期間において多くの文化や言語に触れ、まさに国際的に活躍するビジネスプロフェッショナルになるための地盤固めをしているのです。

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ゆび矢印●英語プラスの言語能力を求められる。
欧州(ヨーロッパ)のMBAは、在籍中に、3か国語話者になる能力が求められることがあります。英語はもちろんのこと、母国語、そして現地の言葉の3カ国語をマスターしなければ卒業できないというところもあります。たとえば、フランスで著名なINSEADは、言語、国籍が多様でキャンパスはフランスとシンガポールにあります。10ヶ月という非常に短期間のプログラムで、入学時に英語ともう一か国の言語に精通している必要があり、さらに卒業までにもう一か国の言語が基礎レベルに達していること要求されます。

ゆび矢印●GMATスコアを重視しない。
このように書いてしまうと誤解を生じる恐れがありますが、ロッテルダム・スクール・オブ・マネジメント、ESADEビジネススクール、ザンクトガレン大学ビジネススクールなど、いくつかの欧州(ヨーロッパ)のMBA審査官の人たちとの取材の中で、共通していた事は、「GMATスコアは審査の全てでは無い。それ以上にエッセイやインタビュー、そして推薦状を通して学生の人柄やMBAに対する思いを見ることに重きを置いている。」いると回答しています。

GMATは、学生がプレッシャーの中でこいかに集中力を持続できるかを見ている試験に過ぎず、学生を審査する一部分の項目に過ぎません。それでも多くの学生は、どうしてもエッセイやインタビューそして推薦状よりは、GMATの方が重要なのではないかと勘違いしてしまいます。エッセイ、インタビュー、推薦文は定性的で、一方GMATは定量的なため、結果が分かりやすいGMATが重要だと、MBA受験生は、勘違いしてしまうんですね。

ゆび矢印●実務経験を重視している。
ジェネラリスト欧州(ヨーロッパ)のMBAは、アメリカのMBAと違って期間が1年と短いため、入学してすぐにアドバンスの授業に入ります。そのため最低限の社会人経験を持っていることがアメリカのMBA以上に強く求められます。

欧州(ヨーロッパ)のMBAに出願する学生の実務経験平均年数は約6年から7年と言われています。 私がMBA を目指す社会人の皆様の相談を聞いていると、実務経験が足りずに困っている、と言う声を聞くことがあります。しかし、私は決して焦ってMBAを取得しようとする必要ないと思っています。

30歳までにMBAを取得したいと考える方が多いのですが、欧州(ヨーロッパ)のビジネススクール学生の平均年齢は31歳から32歳位がのところが多いです。焦って早くビジネススクールに入学しようと考えるのではなく、その基礎固めとして、特に欧州の場合は、6年から7年位じっくり実務経験を積んでおいた方が、ビジネススクールに入学した時、吸収できるものが多いのではないのでしょうか。

取材レポート:ザンクトガレン大学ビジネススクール(スイス)

スイスのザンクトガレン大学ビジネススクール(University of St.Gallen)のリクルートメントマネージャーVinzent Ehrat氏がMBA Loungeの取材に応じてくれました。

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         (画像)リクルートメントマネージャーVinzent Ehrat氏

ザンクトガレン大学ビジネススクールは、チューリッヒから東に車で約一時間位のところに位置するザンクトガレン市にあります。オーストリアとドイツの国境に近く、ドイツ語話者が多いエリアでもあります。

【在学生基本情報】
点矢印画像平均年齢:30歳
点矢印画像平均実務経験:6年
点矢印画像国籍:28か国
(欧州51%、アジア26%、北米14%、南米7%、オーストラリア2%)
点矢印画像男女比:男性72%:女性28%

ザンクトガレン大学ビジネススクールは、以下の2点が大きな特徴です。
赤やじるし産業界との強いネットワーク
Microsoft, Syngenta, Unilever, Hiltiなどの世界的にも著名な企業とcorporate projectパートナーとして連携しており、同校にてワンディ・リーダーシップ研修などを行っています。これらの著名な企業への就職の道も開けており、 MBA取得後に転職を考えている学生たちにとってはくスクールによるこれらの支援はとても強力なものになるでしょう。

赤やじるし交換留学制度
ザンクトガレン大学ビジネススクールは、シンガポールのナンヤン・ビジネススクールと日本の早稲田大学との交換留学制度を設けています。アジアを舞台に活躍したいと考える学生たちにとって、シンガポールの名門校であるナンヤン・ビジネススクールで学ぶ事はとても貴重な体験となるでしょう。

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     (画像)Vinzent Ehrat氏と撮影。

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