MBAケーススタディ:孫正義から学ぶソフトバンクが成功し続ける理由

2019-08-14

MBAを目指す方々の取得後の進路として大きく2つに分かれます。

1.ビジネスを起業する人
2.大企業への転職を目指す人

この2つに求められるスキルは全く違います。起業家タイプの人が大企業に就職しても上手く実績は残せず、その逆もしかりです。

今回のMBAケーススタディでは、ソフトバンクグループの孫正義会長のビジョンにフォーカスし、主に「ビジネスを起業する人」には参考になるケースです。

壮大な夢を相手に語る

ソフトバンク社は1981年に孫正義によって設立され資本金1,000万円からスタートしました。それからたった40年弱で連結売上高9兆円にもなる日本を代表する大企業へと成長しました。

それを実現した孫正義を語る上で、「ビジョン」という言葉無し語ることはできません。
人よりも多くのそして遠くのビジョンを持ち続けている彼だからこそ、ソフトバンクをここまで大きくできたことは間違いないのです。

2012年の米国スプリント社買収(約1兆5709億円)、2016年の英国アーム社買収(約3兆3000億円)、中国アリババ社への投資などの海外企業との案件をはじめ、日本ではプロ野球事業に参入したり、ヤフージャパン株式会社を設立したりと、孫正義は実業家としての驚くほどのバイタリティと交渉力を持っていることは疑いようがありません。

そんな数々の相手との交渉ではいつも自らのビジョンを語るのが手法だと言います。理詰めで論理的に相手を説得するのではなく、壮大な夢を相手に語る。そうすることで相手の心に訴えかけ数々の買収や提携を成功させていているんです。

300年続く企業をつくる

会社内では、多くの幹部や社員が孫正義の並外れたビジョン力を目の当たりにしています。
300年続く企業を目指し「向こう300年のソフトバンクの売上高を作れ」と指示。300年計画のその長い長い売上表をクルクルと巻物のようにして持ち歩いていました。

「迷った時は、まずは思い切って300年先を考えろ。そこから遡って30年後を考えればいい。」

孫正義は常に300年先を見据えているんです。

人生50カ年計画

孫正義のビジョンを語る上で、有名なのが彼が19歳の時に作った「人生50カ年計画」です。

20代で名乗りを挙げる
30代で軍資金を貯める
40代でひと勝負かける
50代で事業を完成させる
60代で次の世代に継承する

孫正義は19歳の時に既に60代までの道筋を立て、粛々とそれを実行しています。今年彼は62歳となりますが、50代までの目標は確実に達成していますよね。

豆腐を数える

会社ができて間もない福岡の雑居ビルでミカン箱の上に乗って社員を鼓舞していた頃、
孫正義は既に大変大きなビジョンを持っていました。

「いつか豆腐を数えるように売上高を数えたい。1丁(兆)、2丁(兆)、3丁(兆)と。」

そんな壮大な夢を持つ孫正義は「大ボラ経営」なんて言われたりすることもありました。それでも彼は自分の信じた道を突き進み、本当に豆腐を数えるように売上高を数えるまで会社を成長させたんです。

会社を成長させる4つの役割

会社を作り成長させていくには、著名なマーケティングコンサルタントの神田昌典さんは著書「成功者の告白」(講談社文庫2006年)の中で、4つの役割を担う人であると言います。

起業家:アイデアを思いつく。
実務家:アイデアを実現させるために実行に移す。
管理者:成長した会社を管理する。
まとめ役:それぞれが仲良くできるようサポートする。

次々とアイデアを思いつき会社に持ち込んでいる孫正義は言うまでもなく「起業家」ですよね。

ソフトバンクには、宮内謙氏をはじめ、孫の右腕となる幹部がおり、会社をしっかりと支えています。2001年に孫がブロードバンドでNTTと戦っているときは、ソフトバンクの主要事業は宮内氏に任せ、2016年に孫が英国アーム社買収でIoTに注力しているときは、宮内氏は社内の携帯電話事業を取り仕切っていました。宮内氏がいるからこそ、孫は自分の壮大なビジョンに注力できたと言えます。冒頭のMBA取得後の進路として、「2.大企業への転職を目指す人」はこの宮内氏のようなスキルがとても重要になります。

また、ソフトバンクの社外取締役にはファーストリテイリング社の柳井正会長がおり、あるときは孫の背中を後押ししたり、あるときは暴走を止めたり、とソフトバンクにはなくてはならない存在となっています。

柳井会長はこう言っています。

「だいたい孫さんは気が多すぎてワキが甘いんですよ。あれを買いたい、これを買いたいとね。一度始めたことをやりきらないことばかりだった。だから僕の社外取締役としての役割は、孫さんの耳の痛いことを言うことだと思ったんだ。ワキを締めてもらおういうことだね。」
(出典:孫正義300年王国への野望 著:杉本貴司 日本経済新聞出版社 2017年 355ページ)

孫正義は日本を代表するカリスマ経営者ですが、彼の壮大なビジョンと熱意だけでは決してソフトバンクがここまで大きくなることはありませんででした。彼を取り巻く実務家、管理者、そしてまとめ役がいるからこそ、ビジョンを実現させ、それを継続させていくことができているんです。

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