MBAランキング2021(FT, Economist)HarvardやWhartonがない理由

2021-02-23

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MBAランキングは、MBA出願を考えている世界中の受験生が気になる指標です。

先日、フィナンシャル・タイムズ誌「Financial Times」のGlobal MBA Ranking 2021とエコノミスト誌「The Economist」のWhich MBA? 2021にて、最新版のMBAランキングが発表されました。

後述しますが、これらの最新版MBAランキングでは、Harvard, Wharton, Columbiaなどのアメリカの主要ビジネススクールがランキングから外れています。この理由も説明しながら、今後、MBA出願をされる方々がこれらのMBAランキングをどのように活用していくべきかお話をします。

2021年最新版MBAランキング

まず、2021年度版として発表されたフィナンシャル・タイムズ誌「Financial Times」とエコノミスト誌「The Economist」のMBAランキングについて、それぞれトップ30は以下の通りです。

■フィナンシャル・タイムズ誌「Financial Times」のMBAランキング 2021
1. INSEAD (France / Singapore)
2. London Business School (UK)
3. University of Chicago: Booth (US)
4. IESE Business School (Spain)
4. Yale School of Management (US)
6. Northwestern University: Kellogg (US)
7. CEIBS (China)
7. HEC Paris (France)
9. Duke University: Fuqua (US)
10. Dartmouth College: Tuck (US)
11. University of Virginia: Darden (US)
12. SDA Bocconi (Italy)
13. New York University: Stern (US)
14. National University of Singapore (Singapore)
15. Cornell University: Johnson (US)
16. University of Cambridge: Judge (UK)
17. University of Oxford: Saïd (UK)
17. Georgetown University: McDonough (US)
19. IMD Business School (Switzerland)
20. ESADE (Spain)
21. University of Michigan: Ross (US)
22. HKUST Business School (Hong Kong)
23. Indian School of Business (India)
24. University of Southern California: Marshall (US)
25. Washington University: Olin (US)
26. University of North Carolina: Kenan-Flagler (US)
27. Carnegie Mellon: Tepper (US)
28. University of Washington: Foster (US)
29. HKU Business School (Hong Kong)
30. Alliance Manchester Business School (UK)

■エコノミスト誌「The Economist」のMBAランキング 2021
1. IESE Business School (Spain)
2. HEC Paris Business School (France)
3. University of Michigan – Ross (United States)
4. New York University – Stern (United States)
5. Georgia Institute of Technology – Scheller (United States)
6. SDA Bocconi (Italy)
7. EDHEC Business School (France)
8. University of Washington – Foster (United States)
9. Carnegie Mellon University – Tepper (United States)
10. IMD (Switzerland)
11. University of Minnesota – Carlson (United States)
12. University of Florida – Warrington (United States)
13. Indiana University – Kelley (United States)
14. University of Georgia – Terry (United States)
15. Hult International Business School (United States)
16. University of North Carolina – Kenan-Flagler (United States)
17. University of Warwick (United Kingdom)
18. Vanderbilt University – Owen (United States)
19. University of Wisconsin-Madison (United States)
20. ESADE Business School (Spain)
21. York University – Schulich (Canada)
22. EMLYON (France)
23. Arizona State University – Carey (United States)
24. University of Notre Dame – Mendoza (United States)
25. University of Rochester – Simon (United States)
26. University of Mannheim – Mannheim (Germany)
27. Georgetown University (United States)
28. Pennsylvania State University – Smeal (United States)
29. The Ohio State University – Fisher (United States)
30. University of Pittsburgh – Katz (United States)

ランキング上位常連校のボイコット

これらのMBAランキングを見てウェブ上で話題になっているのが、毎年MBAランキング上位の常連であるアメリカのHarvard、Pennsylvania: Wharton、StanfordやColumbiaなどの今年のFinancial Timesのランキングから外れていることです。The Economistのランキングでも、M7ビジネススクールと呼ばれるアメリカ私立の7ビジネススクール(Harvard, Stanford, Chicago Booth, Wharton, MIT Sloan, Kellogg, Columbia)がランキングに入っていません。
これら、彼らが今年のMBAランキングをボイコットしたことによるものです。

彼らは今回のランキングへの参加を見送った最有力な理由は「コロナの影響」です。2020年のパンデミックの中で、多くのビジネススクールは、プログラム運用や就職サポート活動などの制限を余儀なくされました。各ランキング運用期間にレポートする期限もあることから、データの正確性を懸念した参加を見送ったのではないかと考えられます。

特にThe EconomistのMBAランキングでは、2019年にトップ25に入ったスクールのうち、15校が今回のランキングに不参加となっています。

特にこれらのMBAランキングの結果は、MBA受験生のスクール選びに大きな影響力をもたらしますので、コロナ禍でのランキング参加には慎重にならざるを得ないでしょう。2020年4月の段階で、GMAT試験を運用するGMACやMBA国際認証組織であるAACSB とEFMDは全てのランキングを停止した方がいいという声明を出しています。

MBAランキングは世界全てのスクールのランキングではない

MBAランキングでは大体1位~100位までが発表されますので、中にはこれらのランキングは世界全てのビジネススクールのトップ100だと勘違いされる方もいますが、そうではありません。

各ランキング発表機関の一定の基準をクリアし、期限までに各機関へレポートをすることでランキング参加となります。

最新版2021年のフィナンシャル・タイムズ誌「Financial Times」のGlobal MBA Rankingのランキング参加校は143校、 エコノミスト誌「The Economist」のWhich MBA?への参加校は165校(順位は90位まで発表)でした。

MBAランキングとスクール選び

出願するビジネススクールを選ぶ際に非常に多くの人たちがMBAランキングを考慮します。そのため、アメリカを中心として多くのビジネススクールでは、毎年ランキングを上げるために日々努力を重ね、品質の向上に努めます。

ランキングが高いビジネススクールほど競争率が高くなり、基本的にはGMATも高いスコアを取得する必要があります。ランキングが高いほど出願者にとって魅力的なスクールとなりますので、各スクールは本当に必死なんです。(今回Harvard, Wharton, Columbiaがランキングから外れていると言っても、それで応募者数が減る言うまでもないと思いますが。)

一方で「MBAランキングではなく、自分に合ったスクール、自分のやりたいことができるスクールを選ぶべき。」という声もあります。

確かにそれも一理あると言えます。ただ単にビジネススクールのブランドが欲しいだけであれば、ランキング重視でもいいですが、自分の将来のキャリアゴール実現のために習得しなければならないスキルやネットワークがあるのであれば、ランキングばかりに拘る必要はありません。

しかしながら、ランキング上位を目指して毎年参加しているスクールは、やはり努力しています。カリキュラムの質、ダイバーシティ、キャリア支援などの質を上げるべくスクール運用を行っておりますので結果的に学生の満足度が比較的高いと予想されます。

よほど、学びたい特定の大学や教授、居住したい都市が無い限りは、まずはMBAランキングを参考にある程度候補となるビジネススクールを選んでいくのが、効率の良いスクール選びではないでしょうか。

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