MBA取得後は海外就職を!マクロ環境分析で人生を変える。

2016/02/05

MBA取得後に海外就職を考える人は多くいます。私のクライアントさんでも、MBA取得後をするために今の会社を辞め、その後はそのまま現地で海外就職を考えている人が何人かいらっしゃいます。

特に留学で日本の枠をはみ出て生活をして、世界各国の人々と交流したりビジネスの話をしたりすると、海外就職を夢見ることはある意味当然かもしれません。特に海外でMBAを取得したいと考える積極的で自己向上心の高い人たちにとっては、海外就職は自分の価値を高める最大のチャンスと言えるでしょう。

私自身、 MBA取得後に台湾へ単独で渡り海外就職に成功しました。今回は私の経験も含め、海外就職とはどういったものか、そして海外就職を実現させるためのフレームワークとしてあるマクロ環境分析についてご紹介します。

MBA取得後は海外就職を勝ち取ろう。マクロ環境分析で人生を変える。

あなたがMBA取得後に海外就職を考えるのであれば、ビジネススクールを選定する段階で、将来どの国で海外就職したいかを何か国か候補を挙げておきましょう。そして海外就職をしたい国のビジネススクールを検討するようにしましょう。やっぱり就職したい国のビジネススクールに行くことが一番手っ取り早いです。ビジネススクールでMBAをやっているときに入ってくる情報量も多いだけではなく、人脈形成にも非常に役立ちますので圧倒的に有利です。

自分の海外就職の候補となる国がどのような影響を与えるのかマクロ的環境を見て分析できるツールがあります。それが、PESTEL(ペステル)フレームワークです。

このPESTEL(ペステル)フレームワークは、もともと、国や地域単位のマクロ的な環境において、企業が成功または失敗する影響はどのような力によって決定するのかと考察するものです。

しかし企業を自分に置き換えて考えると、自分の海外就職攻略の糸口がこのフレームワークを使って分析することができるんです。

PESTEL(ペステル)フレームワークは、以下の6つの要素から成り立っています。

ゆび矢印●Political(政治)
政治的安定、税制、貿易、社会福祉など

ゆび矢印●Economic(経済)
ビジネスサイクル、金利、インフレ、失業率、可処分所得など

ゆび矢印●Social(社会)
人口分布、ライフスタイル、消費者心理、教育レベル、ライフワークバランスなど

ゆび矢印●Technological(テクノロジー)
政府の関心、政府による投入資金、イノベーションのスピード、新技術など

ゆび矢印●Environmental(エコ・グリーン活動)
エコへの関心、エネルギー消費など

ゆび矢印●Legal(法律)
競争に関する法律、労働に関する法律、消費に関する法律、健康に関する法律など

以上6つの項目をそれぞれ自分が海外就職したいと考える候補国に当てはめていくんです。

PESTEL

ここでひとつ例を挙げてみましょう。海外就職に関わることでといえば、法律(Legal)の労働に関する法律が影響を与える項目として大きいと言えます。ビザが取りやすい国はどこなのか、ということを考えてみる見ることができます

たとえば、アメリカの場合、現地の学校を卒業すると1年間アメリカに滞在できるビザが発行されます。オーストラリアの場合、オーストラリア移民局が指定する学部の修士号を持っていると、永住権取得のためのポイントが加算されます。台湾では、国内または海外の大学院を出ていると就職に有利に働きます。このように、自分が将来海外就職したいと考える国の労働の法律を見ることで少しでも有利な国での海外就職を検討することができます。

但し、ここで注意するべき点は、各国の労働基準の法律というのは毎年と言っていいほどよくコロコロ変わります。常に最新の情報を仕入れ、それに対応した戦略を取ることが大切です。

テクノロジー(Technological)に対する「政府の関心」や「投入資金」というのもひとつの重要な要素です。自分が将来携わりたい業界は、その国で関心がどのくらい高いのかというのを考えてみる必要があります。例えばフィンランドやスウェーデンなどの北欧各国では、林業がとても盛んです。もし自分が林業に関わりたいと思うのであれば、これらの国のビジネススクールを選んだ方がきっと有利でしょう。そこで学んだ経験というのは、MBA取得後に何かしらの形で現地企業への就職のチャンスを生むかもしれません。

経済(Economic)の項目についても、例えば失業率が高い国では外国人の就職は比較的困難になると言えます。政治(Political)にも関わってくることですが、失業率が高ければ開学人労働者よりも自国民の雇用確保のために政府が動くからです。

社会(Social)の項目では、例えば人口分布は大きな要素です。日本人やアジア人居住者が多い国や都市では必然的に日本人を雇用したがる現地企業も多くなるでしょう。日系企業が多数進出している地域では日本人の現地採用を考えている企業も多いはずです。

エコ・グリーン活動(Environmental)の項目は、海外就職に関して言えば影響は少ない項目と言えます。参考までに、ビジネスレベルでは、エコ・グリーン活動やエネルギー消費は無視できない項目です。先進国を中心として環境問題を意識した商品開発やビジネスモデルの構築は今や必須であり、エコ・グリーン活動やエネルギー消費問題に関心が高い国ではそのような商品開発能力やビジネスモデル構築能力を持っている人材を必要としていると言えます。

まとめ

このようにPESTEL(ペステル)フレームワークを使って、MBA取得後に海外就職を有利に進める戦略を立てることができます。特に海外就職では「法律」、「経済」、「社会」が比較的大きな影響を与える項目と言えるでしょう。海外就職したい国のこれらの3つの項目をよく確認したうえで、成功する就職戦略を立てていきましょう。

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