オーストラリア(豪州)MBA取得後に海外就職したときのお話

2015/05/29

オーストラリア留学やMBA留学に限ったことではありませんが、海外留学を考えている多くの学生さん達が不安に思っていることは、留学後の就職活動または転職活動では無いでしょうか。

「海外留学がしたい。」と思う気持ちはとても素晴らしいのですが、その先の就職や転職が心配で諦めてしまうのは、とてももったいないことです。

オーストラリアのクイーンズランド工科大学で、私は2008年12月にMBAを取得しました。MBA留学の最大の目的は、「海外就職をして国際的なビジネスマンとして活躍したい。」ということだったので、 MBA取得後は、日本に帰らずそのまま単身で台湾に渡りました。今ではこのようにMBA留学コンサルタントとして活動していますが、海外就職での経験はとても今の仕事に役に立っています。

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今回は、私がオーストラリアでMBA取得後に海外就職(台湾)した時のお話をもとに、海外留学した後の就職活動(特に海外での就職活動)についての私なりのノウハウをご紹介します。

オーストラリア(豪州)MBA取得後に海外就職したときのお話

ゆび矢印1.海外就職希望者はイエスマンであれ。

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あなたが海外就職を強く希望するのであれば、留学中は様々なパーティーやイベントに参加をして、人脈をコツコツと形成していくことが大切です。つまりパーティーやイベントの参加を断るのではなく、常に「行きます。」というイエスマンであることが大切なのです。
私はオーストラリアでMBA留学をしていたわけですが、その先の目標は海外就職、特に台湾での就職を夢見ていました。この夢を実現させるために、私はオーストラリア留学時代からコツコツと人脈を形成し、クラスメートがそのイベントやパーティーには必ず参加していました。私が在学していたクイーンズランド工科大学は、オーストラリア屈指のマンモス校で、多くの台湾人学生もいました。その中で、私は台湾人コミュニティーのイベントやパーティーに積極的に参加して、彼らとの人脈を形成し、彼らとの距離を近くすることを心がけていました。

そしてさらに大切な事は、自分が海外で就職したいと言う事を周りの友人知人にメッセージを送り続けることです。私の場合は、台湾人のイベントやコミュニティーに参加し、自分が台湾で就職したいということを常に多くの台湾人の友人知人に話していました。

実はその行動が決定的となり、その話を聞いたある友人が、台湾であなたの様な日本人を探しているとの話があり、台湾での就職に成功したのです。

海外就職を実現するために大切なことは、留学先で知り合った人との人脈を形成し、自分が海外就職したいことを多くの人に伝えておくことです。このような口コミからの海外就職の道は意外に多いんです。

ゆび矢印2.自分のストーリーを語れるようにしておこう。

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海外で就職活動していく中でも面接は避けて通ることができません。書類選考を通過し、いざ面接となったときは、自分の魅力を相手に最大限に伝えることが出来るように、しっかりと自分の棚卸しをしておくことが非常に重要です。

ここでのポイントは、自分が今までやってきたこと、出来ることをただ単に整理するのではなく、あたかも自分が自分のドキュメンタリー番組のナレーターになったつもりで、自分のストーリーを語ることができるように練習をしておくことです。
自分は今までこのような経験を持ち、このような成功や失敗をした、
あるターニングポイントでは、このように考え、実行したなど。

企業側は、あなたの話を聞いて頭の中であなたがどういった人物か一生懸命イメージしようとします。あなたと仕事をする、あなたと出張をする、そのような場面を頭の中に想像しようとしているのです。

それらに必要な情報をしっかりと相手に伝えるような気持ちで、自分のドキュメンタリー番組制作!と言う視点から自分を棚卸しし、自分のストーリーを作り上げていくのです。

私も台湾企業での面接の準備もそのようにして行いました。日本での学生時代、社会人時代、オーストラリアでのMBA留学時代、それぞれの成功談失敗談とそこから何を学んだのか、などをノートに細かく記入し、頭の中でしっかりと整理しました。

つまり自分の頭の中で、自分のドキュメンタリー番組のナレーターとして語れるぐらいに頭の中を整理しておいたのです。

海外就職の面接において、この位の準備ができておけば、面接官の質問にもスムーズに回答することができ、また面接官の心に響くような回答ができるでしょう。

ただし、ここで誤解がないように書いておきたいことですが、面接では相手の質問にストレートに答えることが最も重要です。頭の中で自分のストーリーができていたからといって、相手の質問に答えないような的外れな回答をしてしまっては面接官との印象も悪くなってしまうので気を付ける必要があります。

ゆび矢印3.「何でもできます。」は「何もできません。」ということ。

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海外就職におけるカバーレター、履歴書、面接の準備の話になるのですが、そこで「自分は何でも出来ます。」と言うアピールをするのは辞めた方がいいでしょう。「何でもできます。」と言うのは結局のところ、「何にもできません。」と言っているようなものです。
私がオーストラリアでMBA留学をしていたときは、MBAの中でも「起業家精神論」と「マーケティング」を中心に専門分野を鍛えました。

海外就職用に作成したカバーレター、履歴書、面接の準備などは、すべてこの起業実精神論とマーケティングに関しての自分の能力をアピールすることに集中しました。
逆に私は、ビジネスの分野の中でも、アカウンティングとファイナンスが弱いと感じていますので、それは素直に認めす、何かプロジェクトをする時は、アカウンティングやファイナンスの専門家が必要であることも認識していました。自分が得意な分野を徹底的に鍛え、自分が不得意である分野は素直に認める、そうすることで企業側に、自分の強みと弱みがしっかりと理解している人間だ、という印象を与えることができるのです。

ゆび矢印4.海外就職の可能性は今後ますます広がっていく。

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留学して海外で就職するということは、困難なように思えるかもしれませんが、今後海外での就職の可能性はどんどん広まっていくと思います。
海外市場でのあなたの最大の強みは、あなたが留学等で磨いた「専門分野」と「日本人であるという事実」です。日本国内の経済は縮小していく一方で、多くの日本企業が海外に進出しています。そんな中、日系企業であろうと現地企業であろうと、国際感覚を持った日本人ネイティブを必要としている枠は今後も増えていくと私は考えています。

ですから、海外留学後に海外就職をしたいと考えている方は、自分に自信を持って、計画的に海外就職を実現しましょう。私はオーストラリアのMBA留学後、夢である海外就職を実現することができました。私にでもできることは、あなたにも必ずできるはずです。

まとめ

私は、オーストラリアのMBA留学の後、海外就職に成功することができました。私の経験から、海外就職を希望する方々に送りたいメッセージは以下の4つです。ぜひあなたの夢をあきらめないで、海外留学と海外就職の夢を実現させて下さい。

赤やじるし1.海外就職希望者はイエスマンであれ。
赤やじるし2.自分のストーリーを語れるようにしておこう。
赤やじるし3.「何でも出来ます。」は「何でもできません。」ということ。
赤やじるし4.海外就職の可能性は今後ますます広がっていく。

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